年始のひとコマ | 星の輝き、月の光

星の輝き、月の光

「イケメンですね」(韓国版)の二次小説です。
ドラマの直後からのお話になります。

午前八時。

大きな窓から入り込んだ朝陽が寝室の中を明るく照らしている。


「あれ?カーテン閉め忘れたのか?」


眩しさにうっすらと目を開けた俺はまだ眠いと主張している身体を動かし、何時だろう?とベッドサイドの時計へと手を伸ばした。


・・・・・・・・


「うわっ!」


時計を見てしばし考え何故カーテンが全開だったのか思い出し、一気に眠気の覚めた俺は慌てて隣ですやすやと小さな寝息を立てているミニョを起こす。


「ミニョ、悪い!・・・寝過ごした・・・」


「・・・う~ん・・・」


ごそごそと動き出し、ゆっくりと上半身を起こしたミニョは暫くそのままボーっとしていたが、突然身体をビクッと震わせ小さな叫び声と共に布団の中にもぐり込んだ。


「ミニョ、悪い、寝過ごした。」


俺は同じ言葉を繰り返し、布団の中を覗き込みミニョへと声をかける。

ミニョは布団の中でうずくまったまま返事をしない。




昨夜は歌謡祭に出演し、マンションへ帰って来たのは午前三時。

一緒に初日の出を見ようと約束したミニョは寝ずに俺の帰りを待っていた。


「オッパは少し眠って下さい、私は起きていて太陽が昇る頃になったらオッパを起こしますから。」


「ミニョだって寝てないんだろ、どうせあと数時間だ、俺も起きてるよ。」


それ程眠くない俺はネクタイを緩めながらそう言い、取り敢えずシャワーを浴びることにした。




リビングのソファーに並んで座り、暇つぶしに深夜番組を見るがどの局も似たような内容で飽きてくる。

暫くするとミニョの頭は俺の肩へと傾いてきた。

スース―と規則的な呼吸が聞こえてくる。

このまま寝かせてやりたいとも思うが俺一人で起きていてもつまらない。


チュッ


わざと音を立て軽いキスをすると吃驚して目を開けるミニョ。

その反応が楽しくて可愛くて、俺は口元に笑みを浮かべると再びミニョの唇を塞いだ。

しかしキスだけでは済まなくなることは判りきっている。


「ミニョ・・・欲しい・・・」


口づけは徐々に深いものへと変わっていき、首筋へと舌を這わせ、耳元で囁く。


「んっ・・・でも、オッパ・・・疲れて・・・あっ・・・」


服の裾から手を忍び込ませ、柔らかな膨らみに触れるとピクッと小さく跳ねるミニョの身体。


確かに疲れてはいるが眠気など微塵もない、俺の身体はミニョを求めている。

それ以上は有無を言わせずミニョの身体を抱き上げ寝室へと向かった。


「俺がちゃんと起こしてやるから。」


窓にかかるカーテンを開け、空が明るくなるのが判るようにし、日の出前に目覚ましをセットしてからミニョを抱いた。




そして数時間後。

眠ってしまった俺は無意識に目覚ましを止めていたらしく、目が覚めた時には太陽はすっかり昇ってしまっていた。


楽しみにしていた日の出を見ることができなかったことを怒っているのか、ミニョは布団にもぐったまま顔を見せない。


初日の出を一緒に見ようと俺の帰りを寝ずに待っていてくれたのに。

抱いてしまえばきっと眠ってしまうであろうことも判っていたのに。


「ごめん、ミニョ・・・」


欲望を抑えることができなかった俺が沈んだ声で謝ると、布団の中から顔だけ出したミニョは不思議そうな顔をして俺を見た。


「どうして謝ってるんですか?」


「どうしてって・・・日の出が見られなかったことを怒ってるんじゃないのか?」


「いいえ、オッパはお仕事で疲れてたんだし、私も起きられませんでしたから。それに来年一緒に見ればいいです。それよりも・・・あの、えーっと・・・」


布団から出ている顔だけを動かし何やら探している様子のミニョ。


そういえばミニョも俺と同様、何も着ていなかったよな、と、ベッドの下に落ちている二人の服(下着も含む)をチラリと見て俺はクッと小さく笑った。


今日は一日ゆっくりできる。慌てて起きる必要はなくなった。


「服ならまだ必要ないぞ。」


「えっ?」


柔らかな身体を抱き寄せると、何か言いたげなミニョの口を素早く唇で塞ぐ。


服がいらない理由なんて判ってるよな?


俺の身体の下で小さな抵抗を試みるミニョに言葉を発する隙も与えず角度を変え深いキスを繰り返す。

貪るような口づけにミニョの身体から力が抜けていくのを感じた俺は、何も言わずに敏感な首筋へと唇を滑らせた。




。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆



明けましておめでとうございます・・・というには遅いですね(^▽^;)



更新頻度の低い私が、新年のご挨拶だけでは申し訳ないと思い短い話を考えてみたんですが・・・かえって更新が遅くなってしまいました(笑)




ピグのトークで「お庭の水が全部5になってるー」と教えて下さった方がいて、さっそく見に行ってみたら・・・ハハハ、確かに。

広くない庭に、作物もあまり植えていないとはいえ皆さんお手伝いに来て下さったんだなぁ、と感謝しております。

ギフトもたくさんありがとうございました。びっくりしました(ノ゚ο゚)ノ


お部屋の方も来て下さった方、ギフトを下さった方、トークを残して下さった方、ありがとうございました。


メッセを下さった方、ありがとうございました。


順番にご挨拶に伺いますので待ってて下さいね。





ピグのお部屋とお庭も模様替えをしなくては・・・

まず、クリスマスツリーを片付けて(まだ飾ったままなんです)

でもこれってポチッと押すだけで片付くんだから楽ですよね。年末の掃除もこれくらい簡単にできたら・・・


某書き手さんのとこの可愛い魔女っ娘ミニョちゃんにぜひ今年の年末はお手伝いに来て欲しい!

ああ、でもテギョンが許してくれませんよね~・・・残念。




さて、今年のブログ目標は・・・


1・本編でのアメ限!

2.本編の完結?

3.面白い話を書く!


てとこでしょうか。

出来るかな~f^_^;




今年もゆっくり、のんびり、マイペースでやっていきたいと思います。


手の空いている時、ちょっとした息抜きにでも覗いていただければ嬉しいです。



本年もどうぞよろしくお願いします。

                                   ― らん ―




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