花材を活かす 暮らしの楽しみ方
いけばなやフラワーアレンジをした後に増やせる花材。
学んだ後に育てることができる植物は、まだあります。実は、バラ。バラは挿し木で増やすことができます。
以前、ローズガーデンにもあこがれて、自宅の花壇をバラでいっぱいにしたい!とワクワクしながら、いけばなやフラワーアレンジでバラを使ったとき、切り落とした茎も大切に持ち帰りしばらく育てていました。私の場合、草取りをしながらバラのとげに気づかずに傷だらけになってしまったのと、バラのとげで草が抜きにくかったので断念して、挿し木をするのをやめました。その時に覚悟を決めて、育てる場所に余裕をもってバラは育てるものなんだと思いました。
生花のフラワーアレンジ講座の方で、見事にバラの鉢植えとして上手に育てている方もいます。植物を育てるのが好きな方には、お勧めです。
植物が身近にあると毎日は、楽しくなります。
最近は、水栽培で部屋で楽しめるものへと移行しました。部屋に緑の植物があると落ち着きます。部屋のあちこちに置きたいところですが、生き物なのでそうはいきません。家の中でも緑の植物が育つところとそうでないところがあります。その場所を少しずつ探しながら置いてみました。我が家の中の落ち着く場所は、薄日のさす台所のガスコンロの近くです。ここなら毎日様子が見れます。火も使うので少し暖かい場所でもあります。さらに毎日立つ台所は、私にとって、とっておきのパワースポットのような場所にもなっています。不思議と台所に立つことは嫌いじゃありません
以前、室内用の大きな鉢植えをいただいて何度か育ててみましたが、鉢植えだと置き場に困ったり、水やりや乾燥、葉の日照不足など季節ごとの管理が必要になってきて、室内で上手く育てることができなかった経験があります。その点、水栽培は違いました。とてもお手軽で扱いやすさが魅力です。
逆にいつでもいけばなやフラワーアレンジが自宅の花材で出来たら?なんて思ったことはありませんか?
私個人の場合ですが、草取りを年がら年中するよりも雑草に覆われそうなところに
「宿根草を植えて草取りに追われる時間を減らしたい!」
と思い、いけばなやフラワーアレンジにも使えそうな宿根草をあちこちに植えています。
場所が合えばそのまま根付いて毎年顔を出してくれるもの。
場所が合いすぎて広がりすぎてしまい、毎年間引きしないといけないもの。
場所が合わずにいつの間にか消滅してしまったもの。
いろいろありました。
その中でお気に入りのものは、草取りついでに移植して増やしたりもします。
球根などもそうです。植えた私自身は、どこに何を植えたのか?忘れてしまっていることがほとんどですが、ありがたいことに季節になるとあちこちで顔を出してくれるようになりました。
2019年10月下旬の秋の芸術祭の時も花材代の足しに我が家の宿根草たちが活躍してくれました。今年は宿根草でしたが、1年草で植えたものが活躍するときもあります。
<今年の秋の芸術祭の助っ人たち>
ハーブゼラニウム
宿根サルビア
ランタナ
玉シダ・写真右下に見えるヘデラ