「しゃぶ葉」の肉が「薄すぎる」というのが話題になっていますね。
つまり、店側の品質管理が甘かったということになると思います。
ただ今後は、簡単に言えばどの店でも”均一”の厚さで提供して、
厚く”見える”ように改善していけば良いだけなので、
対処も早くしやすいと言えると思います。
これを塾に置き換えると、そう簡単にはいきません。
「教育」という”目には見えない”サービスを、
どの生徒に対しても”均一的”に提供するのは難しいです。
というより実際に無理です。
ということで、
今回は「教育サービスの難しさ」について語ってみたいと思います。
これは塾の「永遠の課題」とも呼べるテーマではないでしょうか。
【教育は”目には見えない”サービス】
特に個別指導塾の場合、生徒数が段々増えてくると、
どうしても1人だけでは授業を見切れない状況になります。
そこでアルバイト講師を雇って、授業を担当してもらいます。
アルバイト講師は最初に研修を受けます。
研修を通して、教え方に対して一貫性を持たせるのが目的です。
どんな講師でも均一のサービスが提供できるようにするわけです。
ただ当然ながら、教育というのは肉と違って、
”目には見えない”サービスです。
だから実際の現場では、どうしても講師それぞれの経験や個性が出ます。
それが担当した生徒に合う場合は良いのですが、実際はそうとは限りません。
合わないと、生徒や保護者からクレームが入ることもあります。
最悪の場合、退塾にも繋がってしまいます。
また、肉のように目に見えるものではないので、
一朝一夕に改善するというのも難しいです。
ここは本当に難しいところです。
私自身の教え方が正解という意味ではありません。
あくまでその生徒が満足するサービスが提供できているか
という問題です。
Q. では、生徒が満足するような教育サービスを提供するには
どうしたら良いのでしょうか?
教育に正解はないと思いますが、
個人的には「生徒を読む力」だと考えます。
簡単に言えば、
生徒の性格などから最適な教え方を決めるということです。
つまり画一的な教え方ではなく、
その生徒に合った方法を柔軟に変化させることです。
講師に経験や性格があるように、生徒にも同じく経験や性格があります。
そこを自分の経験や性格という視点からではなく、
生徒の視点から冷静に分析することです。
生徒のことが分かると、自ずとどのような教え方が合っているのかも
分かってきます。
ただ、これはある程度経験が必要になるので難しいです。
私自身も大学生講師の頃は、自分のやり方が全て正解だと
信じる傾向が強かったので、結構失敗していました。
×「自分の成績が上がった勉強法は、他の生徒にも当てはまる」
当たり前ですが、人それぞれ経験や性格が違います。
だからこのような論理が成立するはずがないのも当たり前で、
冷静に考えれば分かることなはずなのですが、
なぜか講師というのは、自分が正しいと思いがちです。
子供の頃から勉強が出来てきた人というのは、
基本プライドが高いのかもしれません。
実際に今まで色々な講師を見てきましたが、私も含めて
自分の非を認められなかったり、自分が間違えているとは思えない、
というより思いたくない人が多いような気がします。
だから柔軟に教え方を変えることが難しいわけです。
このことに気づいたのは、個別指導を多くやり始めてからです。
集団授業では、画一的に教えることが求められます。
簡単に言えば、10割の生徒のうち8割が理解できる教え方を選択するわけです。
逆に言えば、残りの2割の生徒は理解できなくても仕方ないということです。
集団授業はクラス全体としてカリキュラムが組まれています。
つまり全体の進度が優先されるので、自然にこうなってしまいます。
つまり、授業について来れない2割の生徒は置いていかざるを得ません。
これが個別指導だと真逆になります。
個別指導は、その2割の生徒を理解させるために存在しているようなものです。
だから個別指導塾には集団授業では理解できなかったような、
基本的に勉強が苦手な生徒が集まりがちです。
このことも、集団授業のような教え方が通じないことをよく表しています。
ただ、講師としてはこの画一的でない教え方をするというのが
腕の見せ所であり、やり甲斐を感じる面白いところです。
どうしたら理解してもらえるか、同じ単元でも生徒によって教え方を
変えるのはとても難しいですが、面白いです。
ここは個別指導の講師の醍醐味だと思っています。
だから今は塾も個別指導が中心の授業にシフトしています。
需要としても個別指導の方が増えてきている印象です。
また、個別指導の方が生徒との関わり合いも深くなるので、
そのような意味でも個別指導の方が今は楽しいです。
心の繋がりも”目には見えない”ものですが、
教育というサービスの大事な要素になっていると思います。
目に見えないものを”心の目で見える”ように繋ぐという感じでしょうか。
実際にサービスを提供する側の講師である私自身も、
個別の生徒の方が印象深く、思い入れも強いです。
退塾後も交流が続いているのも個別指導の生徒の方が多いです。
ということで、今回は以上です。
長々書いた割にまとめ方が見つからなかったので、
かなり強引にまとめました(笑)
ほとんどストレス発散のために自己満足で書いている独り言なので、
ご容赦いただければ幸いです。