夫からの愛情を受け取れない、そんな自分を責めてしまうこと、ありませんか?
たとえば、夫がキスをしてきたり、ハグをしてきたり、
セックスを求めてきたり。
自分のことを愛してくれているのだろうし、
触れたいと思ってくれているのに、
その気持ちを受け取れず、イヤだと思ってしまう自分はなんてひどい人間なんだろう・・・
と、自分を責めてしまう。
セックスやスキンシップという出来事でなくても
休みの日に「たまにはゴロゴロ過ごして、身体を休めたいなあ」と思っていると
夫に「せっかくの休みだから、久しぶりに一緒に買い物行って、食事しようよ!」と誘われてしまう。
夫は、休日を自分と一緒に楽しく過ごすことを、大事に思ってくれているんだ。
でも、それよりも一人でゴロゴロ過ごしたいと思う私は、自分勝手なんだろうな・・・
だからといって、無理して出かけても楽しくないし、
そうすると、楽しめない自分をさらに責めてしまったり、ということも起こります。
「自分の気持ちばかりでなく、相手の気持ちも考えよう」
「思ってくれてる相手の気持ちを、ありがたく受け取ることが大事」
と、言われたことがあると思いますし、
自分でもそんなふうに、自分に言い聞かせている方もいらっしゃると思います。
でも、ちょっと考えてみましょう。
相手が良かれと思っていたら、相手に悪気がなかったら、
そして、それが愛から出ているものならば
自分が欲しくないものでも、受け取らなくてはいけない。
本当にそうでしょうか?
たとえば、猫は飼い主への愛情表現の一つとして
獲物をゲットしたら枕元に置いてくれることがあります。
獲物というのは、家猫の場合はぬいぐるみやおもちゃだったりするのですが
外に出歩く猫の場合だと、小鳥やねずみ、なんとなんと、ヘビなどの場合もあるそうです。
猫にとっては、最高の愛情表現なのだと思いますが、正直、ありがた迷惑ですよね^^;
相手には、相手の思い、感情、価値観があり、それに基づいて行動しているのですが、
同じように、自分にも自分の思い、感情、価値観があります。
どちらも、同じように大事です。
相手の思いばかりを優先して、
自分の思いを「持ってはいけない」「感じてはいけない」と決めてしまうのは
ちょっと違うかな、というところです。
人が、相手に対して働きかける言葉や行動のことを「ストローク」と言います。
私たちは、子どものころに
「欲しくないストロークを拒否してはいけない」と学んでいることが多いです。
でも、本当はこれは間違いなんです。
正しくは「欲しくないストロークは拒否してもいい」んですね。
つまり、自分が受け取りたくないもの、いらないもの、
そして、本当に欲しいストロークは何なのか、
これをきちんと伝えることが、とっても大事なんです。
相手も、ただただ自分の自己満足ではなく、本当は相手に心から喜んでほしいと願っているはずです。
自分がよかれと思って頑張っていたことが、ほんとは全部裏目に出ていた・・・
なんてことを、後になって、本当に関係が壊れてからわかるより、
まだまだ修復可能なときにわかって、軌道修正できた方が嬉しいはずです。
猫には伝わらなくても、
人間には、言葉で伝えることができます。
本当に望むものを、お互いに与え合うことができれば
お互いがハッピーになれますよね^^
そんな夫婦関係を作っていきましょう。
セックスレスがきっかけで、ギクシャクした夫婦関係を変えるヒントはこちらでもお話しています。
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