Chapter 1602: ケーブルと夏 | Jet Stream

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BIRTHDAY

インフルの後遺症がなかなか治らない。喉がガラガラした状態がかれこれ2週間近く続いてるし、あと夕方に強力な眠気が襲ってくる。倦怠感が残ってるという見方をすることもできなくもない。今あちこちで散発的に流行ってる型って気温湿度が上がってる中でも流行できるわけなんだから、症状の面でも結構タチの悪いやつなのかもしれない。

奥さんも症状はインフルとしては表面化しなかったものの体調は低空飛行だし、娘は今日の明け方にスポットで熱がポンと上がったんだそうな。それで奥さんは午前3時から4時間半の間起きる羽目になって、ますます体調が不安定になっていくばかり。

あと義母も微熱と咳が続いてるもののインフルもプレミオも陰性というめんどくさい診断が出ていて、こちらも大変らしい。

今後コレに夏バテが加わってずっと体調が崩れかけのままいくってわけにもいかないですからね。どーにかならぬモノか。

 

さて、今回はこの2回半のコラムで続いてきたその体調が崩れるって話題じゃなく、テレビの受診…もとい受信について。つまり久々に引っ越しに関連する話題のひとつですね。

最近の家って壁にテレビの地デジ用アンテナが仕込まれてるところが多いですよね。で、当たり前だが引っ越すときの家具の配置を考えるときにテレビは当然そのアンテナの口に近い場所になるモノですよね。

そこで気付いちゃったんですヨ、引っ越した当日に。

 

この家の屋根にはテレビアンテナが立ってないってことを。

つまりそのままではテレビをつけられないってことです。春に引っ越してきた自分の家って20年モノの中古物件なんだが、前に住んでた方はどうもケーブルテレビを使っていた模様であることは、引っ越した後にベランダを改めて見直したときに初めて気づいた。そこらへんちゃんと前の方からディレクションを受けてなかった。

というかコレまで住んでたマンションはマンション全体でケーブルテレビの契約をしてたのもあって、ケーブルテレビを個別で契約したりとかいう概念が自分の中にはないまま今までの人生を過ごしてきたので、こんな凡ミスをしちゃった、ってわけです。

てっきり壁のアンテナの口につなぎさえすればテレビが映るとばかり思ってましたヨ、本当に。


でまあ、ケーブルテレビの契約とやらをしないとテレビを観る時間が増えつつある娘のストレスがたまってしまうので、家庭環境的によろしくないってことで前の家の方が締結していたと思しきケーブルテレビ業者のHPを調べてみる。

で、ここでまた問題が。どうもケーブルテレビの契約ってネットと抱き合わせになってることが多いらしく、月々の利用料がテレビのみの場合とネット込みの場合でほぼ同じ、そしてその料金が家に引き入れている光回線の利用料ともほぼ同じという実に悩ましい料金体系となっていた。

自分も奥さんも在宅ワーカーなので、家のネット回線については引っ越し前にちゃんと調べていて、コレまで結んでいた光回線の契約の引っ越し作業については抜かりなくやれていたので、引っ越し後のウィークデーにお仕事ができなくなるなんていう事態にはならなくて済んでいたところだった。


逆に言うとケーブルテレビだけを契約すると光回線と合わせて毎月1万を超える固定費の支払いを余儀なくされるということだが、ネットの抱き合わせもどうにもシャクなところ。せっかく引っ越し手続きした直後なのに。

というかそもそもこんなテレビごときでカネを払うのも…ってことで、この数か月の間はテレビを映すためにこんなやつを使ってたんです。

室内アンテナですね。家の窓際に置くと電波を受信できればテレビを映せるってやつ。

一応我が家の場合、公共放送とじゃぱんテレビ、そして首都テレビの3局だけは映ったんだが、まあ小さい子にはさしあたりこの3局だけで一旦はOKだったんです。

自分や奥さんは小さい子の世話などであまりガンガンテレビを流せない事情もあってテレビを観る習慣はすっかり減ってたし。

難点といえば、間違えてアンテナを蹴飛ばしたり、あと雨戸を閉めたりしたらテレビの電波がシャットアウトされて映らなくなるというところなんだけども。毎週録画してる朝にやってる幼児番組なんて、親子そろって寝坊した日には録画できずに終わってしまったこともあった。

まあそれでも間に合ってたことは間に合ってたんですヨ。何なら娘が小学校に入るくらいまではコレでいけちゃうんでないの…?とも思っていた。

 

…思っていたんですヨ。

 

ところがそーもいかない状況になってるのが先月発覚しまして。

それは、1階の部屋でエアコンがついてなかった部屋があって、そこで奥さんと娘が寝てることから暑くなる前にここにも設置工事をせねば、という検討のときの話。

エアコンの機種選定のときに「工事の条件」というのが出されたんだが、その条件に「エアコンのドレーンを通す用の穴がもともと開いている場合、その穴に別のケーブル等が通っていないこと」というのがあった。

繰り返しになるが中古物件のため前の住人の方のかつてつけていたエアコンが使用していたドレーンの穴はある。ただこの穴には光回線用のケーブルが通っていたんです。

どうも前の方は家が建ってしばらく経ってから光回線の契約をしたようで、しかもその回線の引き込みのときにケッチぃ引き込み方をしたらしく、エアコンのドレーンの穴の隙間からその回線を入れてきたみたいなんですね。そしてその回線がそのまま残されてて、先述の光回線の引っ越しをしたときもこの回線をインフラとして再利用していた。

 

別に前住んでた方のネットライフにケチつけるつもりはないんだが、ただコレではエアコンの工事ができない。

そこでケーブルテレビに白羽の矢が立ったんです。

ちょっと業者さん風なお話になるが、ケーブルテレビの回線ってテレビの回線とネットの回線が同居した、同軸ケーブルという回線を使って各世帯に引き込まれてるんですね。だからケーブルテレビを契約するとネットもタダ同然の価格で抱き合わせができるってわけ。

その同軸ケーブルを使ってネットを使うのであれば、光回線は必要なくなる。そして光回線をエアコン工事の前に撤去すれば晴れて快適な夏の睡眠を奥さんと娘は享受できるようになる、と。

 

同軸ケーブルの難点としてはネットが低速なケースが多いことで、先述の通り在宅勤務の多い自分や奥さんは特にリモート会議のときは問題ないのかと心配になったが、どうやら自分の住んでる地域は高速帯域にも対応した同軸ケーブルを採用してるらしく、その問題もクリアってことでこのほどケーブルテレビの契約が決まった。

 

で、昨日工事を実施しBS含め各チャンネルが雨戸を閉めててもちゃんと映るようになったってわけです。ネットも一応動いてはいる模様。業務使用になってからも問題なく動くかがひとつのポイントとは思うけども。業者の置いていったルーターにブリッジ機能がないのが個人的には不満だが、まあ仕方がない。


で、テレビもバリエーション広く映るなら映るで結構ありがたいんですよね。午前中はメジャーリーグの試合を惰性で観ることはコレまでもあって、実際今朝方は観たし、あとちょっとお高級な旅番組だとか、そして酒場放〇記とかも考えてみたら主にBSでやってる番組ですからね。


とりあえず地震雷火事オヤジが原因でケーブルが飛んでしまったとき用に、室内アンテナは取ってはおくけれども、思いがけず快適なテレビとネットのライフが訪れた、ってことでこの夏を過ごしていきましょう…ってわけです、ハイ。