★質問・感想:ご質問(2015年10月分) | 中野瑞樹『5400日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian

中野瑞樹『5400日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian

元東大教員 体を張るフルーツ研究家
Mizuki Nakano Official Blog
”Let's pass cleaner batons to the next generation by eating fruit!”

旧ブログから移動に伴い、「★ご質問」の10月に頂いたコメントも移動させて頂きました。

●エビ
こんにちは、はじめまして。
マツコの知らない世界で、先生のフルーツ談義、楽しく観させていただきました。
私もフルーツが大好きなのと、自分の身で食べ物など実験することが時々あるので、とても興味深かったです。
皮膚の黄色化のことで、ちょっと思ったことがあってコメントさせていただきました。

以前、ビタミンEが抗酸化作用があり、カボチャやアーモンドの含有量が多いことから、数週間、カボチャとアーモンドメインの生活をしたことがありました。
メインにしただけで、間食や飲み物までは徹底していなかったのですが、身体に現れた変化で、先生と同様に全身が黄色っぽくなるという現象がおこりました。
私は看護師なのですが、当時勤務していた病院の医師に、ひどい黄疸じゃないかと心配されるほどでした。
肝臓はじめ健康にはまったく問題なかったので、カボチャ生活のせいだと思い、皮膚の黄色化について色々調べてみました。

身体が黄色くなる原因はいくつかあるようで、先生の言っていた柑皮症も頭には浮かんだものの、蜜柑食べてるわけではなかったので、納得いく他の原因を探しました。
カロチンの摂取過多によっても、肌が黄色っぽくなる可能性があるようだったので、まさにカロチンの塊のカボチャのせいかと思い、その後カロチン系の食べ物をやめてみましたが、黄色い身体のままでした。
そのあと、糖質の摂取過多による、皮膚蛋白の糖化という現象があることを知りました。
これが自分には一番納得できました。
体内の糖質が過剰になると、たんぱく質を崩壊し、その結果、体表の色が黄色っぽくなるそうです。
その後、糖質を一切経ったら、もとの肌色にもどりました。

そんなわけで、先生の皮膚の黄色化は、もしかしたらフルーツのみの生活による、糖質メインの生活による糖化のせいかもしれない、とひそかに思ってしまい、失礼かとも思ったのですがどうしても伝えたくてコメントさせていただきました。

先生のご活躍、今後も期待しています。

October 05 [Mon], 2015, 19:05

○中野瑞樹
エビさん
柑皮症は、ミカンやカボチャに限らず、ニンジンやトマトなど、カロテノイドを含む食品を食べるとなることがあります。ただし個人差が大きいようです。

糖化について、拙ブログ、2-1.フルーツの誤解と真実 の「フルーツと糖化(老化)」をご覧ください


●まさし
中野先生
はじめましてです!
マツコさんの番組を観て以来、フルーツに関する書籍やインターネット記事を色々拝見しました。自分も健康体を目指して、半フルーツ生活を二週間前より始めました。
そこで起こったトラブルなのですが、柑橘類を食べた時に歯がしみるようになってしまいました。なので、今だけ柑橘類を減らして続けているのですが、先生も同じような経験をしていないか、また解決方法など知っていましたら、教えていただきたいです。
二週間続けてみて体調が優れているので、もう少ししたら他の人にもオススメしてみようかとも思います。
応援しているのでこれからもフルーツ普及活動頑張って下さい!^_^

October 08 [Thu], 2015, 13:44


○中野瑞樹
まさしさん
ありがとうございます。
フルーツを食べ慣れていない方、いきなり多くのフルーツを取り始めると、体に反応が出ることがあります。
決して無理をしないよう、徐々に量を増やされることがオススメです。

●p
はじめまして、マツコの知らない世界で中野先生を知り、ブログを拝見させて頂きました。
さっそくですが、果物の農薬についての質問です。
果物の皮には栄養素がたくさん含まれていることは知っていたのですが、水洗いだけで農薬が取れているのか、不安に感じてしまいます。
先生が皮ごと食べる際に気をつけていることなどありましたら、ぜひ教えて下さい。
October 15 [Thu], 2015, 9:11

○中野瑞樹
Pさん
私の本でも書いていますし、セミナーでも話しておりますが、残留農薬は、私にとって大事な研究テーマの一つです。
詳しく説明するには長くなるので、
結論だけいえば、
・国産フルーツであれば水洗いすれば問題なし。特に市場を通しているもの
・輸入フルーツも多くは、水洗いすれば問題なし。ただし、輸入柑橘類の多くは防かび剤が残留しており、しかも他の農薬と比べても量が多いので、私は輸入柑橘の皮を食べません。

●よねはら
初めまして。マツコの知らない世界で中野さんのことを知り、ブログを拝見させて頂きました。私はフルーツモーニングを10年続けている40歳の男性です。

質問ですが、フルータリアンはフルーツの酸で歯や歯茎がぼろぼろになると聞いていたのですが、中野さんの現在の歯や歯茎の状態はどうでしょうか?

また、フルーツを食べ過ぎると、過剰な酸を中和するためにカルシウムが失われ、骨粗鬆症のリスクが高まると言われますが、中野さんの現在の骨密度は正常でしょうか?

先にP様が果物の皮について質問されてますが、中野さんはどんな果物を皮ごとたべているでしょうか?私はぶどう・温州みかん・りんご・柿・桃は皮ごと食べてます。

以上回答宜しくお願いします。

October 25 [Sun], 2015, 7:13

○中野瑞樹
よねはらさん
よく言われていますが、歯が溶ける、ぼろぼろになるということはありません。
歯や歯茎については、別途ブログで詳しく書かせて頂きます。少々お待ちください。

骨密度についても、現在のところは問題ありません。
温州ミカンの機能性表示(骨の健康)が9月に消費者庁に受理されました。温州みかんと三ヶ日町の研究にあるよう(温州ミカンで骨密度が上昇)に、骨密度を下げるというのも誤解だと考えています。
骨密度についても、新ためてブログなどに書かせて頂く予定です。

皮について、
①ほぼ必ず食べるもの
②③以外はほとんど皮ごと食べます。

②食べたり食べなかったり
ナシ:固かったり、不味かったりすると食べない
ブドウ:固かったり、不味かったりすると食べない

③食べない
バナナ:まずいため
アボカド:固いため
輸入柑橘類:防かび剤が残留しているため