今回はアニメの感想を書いてみようかと思います。
ブログの流れ的にはコミックス版で感想書いた方が良いかなーと思っていたのですが、私、夏目はアニメから入ったので…これに関しては、アニメの感想を一話ずつ書く方向で。(と宣言して自分の退路を絶つ作戦)
ハチクロ感想の続きも合間で書きます。(と宣言して以下略)
さて夏目友人帳、アニメ再開は四年半ぶりです。待ってた…ほんとに待ってた…!
オープニングが始まった瞬間に、いきなりもう懐かしくて嬉しくて!
もちろん、初めて聞く曲で初めて見るオープニングムービーなんだけどさ、いつものバス停の風景、優しい絵柄、スタッフクレジットのフォントに至るまで大好きな夏目友人帳で、
あーーおかえりーーーー!夏目おかえりーーーーー!
ってなってたところにあの、今まで出会った妖たちが次々出てくるカットですよ。感無量ですよね…(まだ本編が始まってない)
で、既に泣きそうになりながらの本編。さすがの素晴らしさでした。
今回のエピソードは、祖母であるレイコさんとの関係、ニャンコ先生との関係、田沼くんとの関係、藤原夫妻との関係、親戚の人たちとの関係、そして妖との関係が、30分の短い時間の中にものすごく濃く描かれていて、でもそれが、決してただのおさらいじゃないんだよね。
今までのエピソードをふまえた上で、それぞれとの関係が次の段階に入ろうとしている、その片鱗が見えるというか。
監督さんの雑誌インタビューでもそういう話は出ていたけれど、ああ、こういうことか、と思いました。
しかし、ニャンコ先生が新聞広げてる姿のおっさん臭さね…。でもやっぱりさりげなく優しいし、藤原家の屋根の上に乗ってる斑のかっこよさったら!
ここからネタバレです。
レイコさんと夏目くん
夏目くんはレイコさんのことをどう思っているんだろう。というのは折に触れて気になっているところで、今回のエピソードはそこらへんにも焦点が当たっています。
夏目くんとレイコさんは、鏡映しのような、似ているのに対照的な存在で、見ていると、時々つい同一視してしまう部分もあるのだけど(冒頭、夏目くんが見る夢はそういう意味で示唆的だなぁと思った)。今回のエピソードで、本人はレイコさんのこと「理解したい他人」「自分ではない、大切な人」として捉えているのだなぁ、と思えてちょっとはっとしました。
例えば、親戚の人がレイコさんのこと、「変わり者」「気を病んでた」とか言うわけですよ。
同じように妖怪が見える夏目くんは、それを自分と重ねて傷ついたりするんじゃないかと思いきや…そういう傷つき方は、どうもしていない風なんだよね。
自分自身も「周りを怖がらせて遊んだりして」とか言われているのに、そこは鉄壁の笑顔の仮面でさらっと流し(それはそれで哀しいんだけど)、むしろ一番グサっときているのは、どうやらレイコさんが誰にも理解されていないらしい、あまりよく思われていない、という部分であるようで。
自分のためじゃなく、大事な祖母のために、そしてレイコさんに親しみを覚えている妖たちのために苦しんで哀しんで傷ついている夏目くんは、やっぱり夏目くんだなぁ、と。
そして、レイコさんに対して「何もしてやれない」と言う夏目くん。
既に亡くなってしまっている人に対しての気持ちって、どうしたって一方通行で…それは本当にどうしようもなくて、現実にも痛感することだけど。
でも夏目くんの周囲には、レイコさんとの思い出を昨日のことのように覚えている妖たちがいるわけで、そんな彼らと一緒にレイコさんを理解することができたなら、その輪の中にはきっとレイコさんも存在しているんじゃないのかな。
レイコさんの、強がった笑顔じゃない、本当の笑顔は、ぜひとも見てみたいです。
田沼くんと夏目くん
田沼くんヒーローですか。夏目くんのピンチにどこでも参上してくれる感じですか。ありがとう田沼くん。
「今の、きいてたのか…?」って…夏目くんなにその顔!?そんな顔見たことないよ??鉄壁の外ヅラの直後だけにその顔はずるいよ…!
ばれたくない、聞かれたくないことなんていくらでもあっただろうに、これは今までのそれとは全然違って、自分の心の内をどこまで見せていいのかわからない、っていう戸惑いなんだろうな…。
そして、そこで「いや、聞いてくれ」って言えた夏目くんの成長がもうね。
本当に、田沼くんがいてくれてよかった。
夏目くんと藤原夫妻
カヤツボを追って突然飛び出し、帰って来た夏目くんを藤原夫妻が出迎える場面。この回屈指の名シーンですね。
ご飯をすっぽかされてしまった塔子さんが玄関でおかんむりで、
「急にジョギングがしたくなって」
夏目くんも言い訳する気があるんだかないんだかわかんないし、
「だったらそう言ってからお出掛けしてちょうだい」
ねえ、塔子さん、あの、そこじゃなくない!?
塔子さんの愛、大きすぎて時々雑だよね…そこが塔子さんの愛らしいとこなんですけど。
でも、せっかく用意したものを食べてもらえなかったことなんか全然引きずらずに、この後ちゃんとご飯食べさせてあげたんだろうなーとか思うと、女神だな…。
そしてそこに滋さん登場ですよ。
「いってきますとただいまはきちんと言いなさい」
うーん。これね。滋さん、夏目くんが何故そんなことをしたのか、っていうのは問いたださないんだよね。(塔子さんもだけど)
仮家のエピソードも経てきていることだし、滋さんは、夏目くんに何かあるのは知っている。そして、それを隠したがっているのも。それを、夏目くんが自分から話さない限りは無理に聞きだす気はなくて、でも、同じ家に暮らす家族として、彼のために言うべきことは伝えて叱ってくれてる。この距離感が、すごく独特で絶妙。親子ではない、他人であることを尊重した上で、責任と愛情を持って受け入れてくれる大人…「うるさく言うつもりはないが」っていう前置きにも、それが現れている気がする。
夏目くんから見ると、愛にあふれた揺らがない大人なんだろうけど、藤原夫妻は二人とも、子供を育てたことがない人なんだよね。
それがいきなり、難しい年頃の、…年頃云々以上に難しい夏目くんを引き取って育てる上で、どういう立場に立とうか、という部分に悩みがなかったはずはないと思う…特に滋さんは。
塔子さんも、実は天然なわけじゃなくて、気付いていてあえて触れないのかなーなんて…(でも塔子さんは天然であってほしい)
ここから原作ネタバレ、反転してください
15巻の、夏目くんを引き取る時のエピソード見ると、塔子さんも、夏目くんに何かが見えてるっていうのは知っていると思うんだよねぇ…
ここまで
夏目くんのとんでもなく雑な言い訳も、長年積み重ねてきた「どうせ変だと思われているんだから」みたいな諦めがあるのかなー。
彼の側から見れば、話せない一線はどうしてもあるから、全部をさらけ出すのは難しいけど…「どこに行くかは言えないけど、行ってきますは言える」そんな関係を作れたことは、ものすごい成長なのかもしれないね。
妖怪たち
カヤツボ怖い。
あんなにこだわっていたお人形を、汚れただけで認識できなくなる、そして、綺麗になったら頓着なくお気に入りにする。
そこに何の見栄も悪意もなくて、ただそうやって認識してしまうだけのことで、それが、人間の理屈じゃないところで生きているもの、って感じがとても怖いです…。
妖がそういうものだということは、夏目くんもわかっているんだろうな。だから、カヤツボに「これがその人形だよ」と説得するという選択肢はなくて、お人形を可能な限り綺麗にする、それでもダメなら迎えうつ、という手に出たわけで。
でも、そういう割り切りがありながら、あのちっちゃい妖怪には簡単に手をさしのべちゃうとこがまた夏目くんだよなぁ。
そいつがもし、夏目くんを騙そうとしてる悪い奴だったらどうするんだよ…と、ちょっとハラハラしてしまったよ。
あと、どんぐり男が可愛い。ツンデレか。
というわけで
人とも妖怪とも、大事に大事に向き合っていく夏目くんの時間が、いよいよまた動き出しましたね。グサっとくるエピソードも多い夏目だけど、最後には優しい気持ちになれるのは嬉しいよね。今回も、色んな幸せな出会いが見られるといいなぁ。あと、レイコさんの人間味あふれるところも、たくさん見たい。
これから三ヶ月、本当に楽しみです。
(三ヶ月と言わず、もっとやってくれてもいいんですよ…?)
★アニメ夏目友人帳全話感想&おすすめエピソードはこちら★
★夏目5期:一/二/三/四/五/六/七/八/九/十/十一/特別編①/特別編②★
★他の感想記事はこちら★
ブログの流れ的にはコミックス版で感想書いた方が良いかなーと思っていたのですが、私、夏目はアニメから入ったので…これに関しては、アニメの感想を一話ずつ書く方向で。(と宣言して自分の退路を絶つ作戦)
ハチクロ感想の続きも合間で書きます。(と宣言して以下略)
さて夏目友人帳、アニメ再開は四年半ぶりです。待ってた…ほんとに待ってた…!
オープニングが始まった瞬間に、いきなりもう懐かしくて嬉しくて!
もちろん、初めて聞く曲で初めて見るオープニングムービーなんだけどさ、いつものバス停の風景、優しい絵柄、スタッフクレジットのフォントに至るまで大好きな夏目友人帳で、
あーーおかえりーーーー!夏目おかえりーーーーー!
ってなってたところにあの、今まで出会った妖たちが次々出てくるカットですよ。感無量ですよね…(まだ本編が始まってない)
で、既に泣きそうになりながらの本編。さすがの素晴らしさでした。
今回のエピソードは、祖母であるレイコさんとの関係、ニャンコ先生との関係、田沼くんとの関係、藤原夫妻との関係、親戚の人たちとの関係、そして妖との関係が、30分の短い時間の中にものすごく濃く描かれていて、でもそれが、決してただのおさらいじゃないんだよね。
今までのエピソードをふまえた上で、それぞれとの関係が次の段階に入ろうとしている、その片鱗が見えるというか。
監督さんの雑誌インタビューでもそういう話は出ていたけれど、ああ、こういうことか、と思いました。
しかし、ニャンコ先生が新聞広げてる姿のおっさん臭さね…。でもやっぱりさりげなく優しいし、藤原家の屋根の上に乗ってる斑のかっこよさったら!
ここからネタバレです。
レイコさんと夏目くん
夏目くんはレイコさんのことをどう思っているんだろう。というのは折に触れて気になっているところで、今回のエピソードはそこらへんにも焦点が当たっています。
夏目くんとレイコさんは、鏡映しのような、似ているのに対照的な存在で、見ていると、時々つい同一視してしまう部分もあるのだけど(冒頭、夏目くんが見る夢はそういう意味で示唆的だなぁと思った)。今回のエピソードで、本人はレイコさんのこと「理解したい他人」「自分ではない、大切な人」として捉えているのだなぁ、と思えてちょっとはっとしました。
例えば、親戚の人がレイコさんのこと、「変わり者」「気を病んでた」とか言うわけですよ。
同じように妖怪が見える夏目くんは、それを自分と重ねて傷ついたりするんじゃないかと思いきや…そういう傷つき方は、どうもしていない風なんだよね。
自分自身も「周りを怖がらせて遊んだりして」とか言われているのに、そこは鉄壁の笑顔の仮面でさらっと流し(それはそれで哀しいんだけど)、むしろ一番グサっときているのは、どうやらレイコさんが誰にも理解されていないらしい、あまりよく思われていない、という部分であるようで。
自分のためじゃなく、大事な祖母のために、そしてレイコさんに親しみを覚えている妖たちのために苦しんで哀しんで傷ついている夏目くんは、やっぱり夏目くんだなぁ、と。
そして、レイコさんに対して「何もしてやれない」と言う夏目くん。
既に亡くなってしまっている人に対しての気持ちって、どうしたって一方通行で…それは本当にどうしようもなくて、現実にも痛感することだけど。
でも夏目くんの周囲には、レイコさんとの思い出を昨日のことのように覚えている妖たちがいるわけで、そんな彼らと一緒にレイコさんを理解することができたなら、その輪の中にはきっとレイコさんも存在しているんじゃないのかな。
レイコさんの、強がった笑顔じゃない、本当の笑顔は、ぜひとも見てみたいです。
田沼くんと夏目くん
田沼くんヒーローですか。夏目くんのピンチにどこでも参上してくれる感じですか。ありがとう田沼くん。
「今の、きいてたのか…?」って…夏目くんなにその顔!?そんな顔見たことないよ??鉄壁の外ヅラの直後だけにその顔はずるいよ…!
ばれたくない、聞かれたくないことなんていくらでもあっただろうに、これは今までのそれとは全然違って、自分の心の内をどこまで見せていいのかわからない、っていう戸惑いなんだろうな…。
そして、そこで「いや、聞いてくれ」って言えた夏目くんの成長がもうね。
本当に、田沼くんがいてくれてよかった。
夏目くんと藤原夫妻
カヤツボを追って突然飛び出し、帰って来た夏目くんを藤原夫妻が出迎える場面。この回屈指の名シーンですね。
ご飯をすっぽかされてしまった塔子さんが玄関でおかんむりで、
「急にジョギングがしたくなって」
夏目くんも言い訳する気があるんだかないんだかわかんないし、
「だったらそう言ってからお出掛けしてちょうだい」
ねえ、塔子さん、あの、そこじゃなくない!?
塔子さんの愛、大きすぎて時々雑だよね…そこが塔子さんの愛らしいとこなんですけど。
でも、せっかく用意したものを食べてもらえなかったことなんか全然引きずらずに、この後ちゃんとご飯食べさせてあげたんだろうなーとか思うと、女神だな…。
そしてそこに滋さん登場ですよ。
「いってきますとただいまはきちんと言いなさい」
うーん。これね。滋さん、夏目くんが何故そんなことをしたのか、っていうのは問いたださないんだよね。(塔子さんもだけど)
仮家のエピソードも経てきていることだし、滋さんは、夏目くんに何かあるのは知っている。そして、それを隠したがっているのも。それを、夏目くんが自分から話さない限りは無理に聞きだす気はなくて、でも、同じ家に暮らす家族として、彼のために言うべきことは伝えて叱ってくれてる。この距離感が、すごく独特で絶妙。親子ではない、他人であることを尊重した上で、責任と愛情を持って受け入れてくれる大人…「うるさく言うつもりはないが」っていう前置きにも、それが現れている気がする。
夏目くんから見ると、愛にあふれた揺らがない大人なんだろうけど、藤原夫妻は二人とも、子供を育てたことがない人なんだよね。
それがいきなり、難しい年頃の、…年頃云々以上に難しい夏目くんを引き取って育てる上で、どういう立場に立とうか、という部分に悩みがなかったはずはないと思う…特に滋さんは。
塔子さんも、実は天然なわけじゃなくて、気付いていてあえて触れないのかなーなんて…(でも塔子さんは天然であってほしい)
ここから原作ネタバレ、反転してください
15巻の、夏目くんを引き取る時のエピソード見ると、塔子さんも、夏目くんに何かが見えてるっていうのは知っていると思うんだよねぇ…
ここまで
夏目くんのとんでもなく雑な言い訳も、長年積み重ねてきた「どうせ変だと思われているんだから」みたいな諦めがあるのかなー。
彼の側から見れば、話せない一線はどうしてもあるから、全部をさらけ出すのは難しいけど…「どこに行くかは言えないけど、行ってきますは言える」そんな関係を作れたことは、ものすごい成長なのかもしれないね。
妖怪たち
カヤツボ怖い。
あんなにこだわっていたお人形を、汚れただけで認識できなくなる、そして、綺麗になったら頓着なくお気に入りにする。
そこに何の見栄も悪意もなくて、ただそうやって認識してしまうだけのことで、それが、人間の理屈じゃないところで生きているもの、って感じがとても怖いです…。
妖がそういうものだということは、夏目くんもわかっているんだろうな。だから、カヤツボに「これがその人形だよ」と説得するという選択肢はなくて、お人形を可能な限り綺麗にする、それでもダメなら迎えうつ、という手に出たわけで。
でも、そういう割り切りがありながら、あのちっちゃい妖怪には簡単に手をさしのべちゃうとこがまた夏目くんだよなぁ。
そいつがもし、夏目くんを騙そうとしてる悪い奴だったらどうするんだよ…と、ちょっとハラハラしてしまったよ。
あと、どんぐり男が可愛い。ツンデレか。
というわけで
人とも妖怪とも、大事に大事に向き合っていく夏目くんの時間が、いよいよまた動き出しましたね。グサっとくるエピソードも多い夏目だけど、最後には優しい気持ちになれるのは嬉しいよね。今回も、色んな幸せな出会いが見られるといいなぁ。あと、レイコさんの人間味あふれるところも、たくさん見たい。
これから三ヶ月、本当に楽しみです。
(三ヶ月と言わず、もっとやってくれてもいいんですよ…?)
★アニメ夏目友人帳全話感想&おすすめエピソードはこちら★
★夏目5期:一/二/三/四/五/六/七/八/九/十/十一/特別編①/特別編②★
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