父の誕生日 | haruさんのひとりごと

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なんの取り柄もない 引っ込み思案のアラフィフ女が綴る統一感のないひとりごとブログ

 

本日

 

5月31日は

父の誕生日

 

 

生きていたら

92歳

 

 

 

14年前、癌で亡くなりました。

余命半年と言われて

2ヶ月後のことでした。

 

 

 

 

父に怒られた記憶もなく

大声を出している記憶もない

そんな穏やかな父でした。

 

 

そんな性格なので

泣き言を聞くこともありませんでした。

 

 

 

最後に会ったのは亡くなる2ヶ月前

雪が積もる寒い冬

雪寄せもできなくなって

椅子にじっと座っている父

 


 

 

そんな父が

 

最近、食べられなくて…

 

初めて聞く泣き言に

返す言葉がありませんでした。

 

 

 

 

救急車で病院に運ばれてから

三日目に

眠るように息を引き取ったそうです。

 

 

そうです。

というのは

死に目に会えなかったから

 

 

亡くなったと

連絡を受けて

新幹線に乗り

車中全く寝られなくて

でも泣けなくて

 

 

実感が湧かないまま

痩せ細った

父と会い

やっぱり現実だったんだと

涙が溢れ出そうな瞬間に

 

 

 

あ、口が開いてる

 

 

という兄。

 

 

 

苦しむこともなく

眠るように亡くなった場合

時間が経つと

口が開いてくるのだとか

(知らんけどw)

 

 

一気に涙が引きましたw

 

 

よかった

そう思いました

 

苦しまないで逝ったのなら

それでいい。

 

 

 

父の遺影は

ちょっと照れくさそうに

微笑んでいる顔

 

 

それもそのはず、

切り取られていますが

 

成人式で

振袖姿の孫と

並んで撮った写真だったから


 

 

孫を見ながら

こんな顔していたなぁ

 


 

通夜はわりかし

付き合いでくる方が

ほとんどのような気がしますが

(特に田舎なので)

 

そんな中

 

見知らぬ男性が

泣いていました。

 

町内会で知り合った人だそうです。

 

 

口数は少ないけれど、とても優しい人だった」と。

 

 

泣いてくれたその人に対し

嬉しくて

ありがたく思いました。

 

 

 

父の優しさは

家庭だけじゃなくて

周りの人にそうだったんだと。

 

 

 

父との思い出を

蘇らせながら

 

 

今日は父の好きだった

おはぎを食べようかな

 

 

 

 

父さん、ありがとう

父さんの子どもに生まれて幸せです

 

 

それでね、父さん

ひ孫が9人に増えたよ

すごいねw

(知ってるよねw)

 

 

 

 

それでは、また