2009年基準地価格公表!地価下落傾向を反映 | 稼ぐ不動産にする!不動産鑑定士社長の極意

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こんにちは。

不動産鑑定士成田です。


基準地価(平成21年都道府県地価調査)が公表されました。

基準地価は毎年7/1時点の価格を都道府県が公表するもので、実際の作業は不動産鑑定士が行っています。

国交省が行っている地価公示(1/1時点の価格)を補う性格のものです。


それによると、

厳しい景気を反映して全国平均で下落となり、住宅地・商業地を含む全用途で前回よりも下落幅が拡大した。

 三大都市圏においては、前回まで全用途平均で3年連続して上昇を示していたが、今回下落に転じた。前回上昇を示した中心部を含むほぼ全ての地点で下落となり、住宅地・商業地を含むほとんどの用途で地方圏を上回る下落を示した。

 地方圏においては、前回まで全用途平均で4年連続して下落幅が縮小していたが、今回下落幅が拡大した。前回上昇を示した地方ブロック中心都市を含むほぼ全ての地点で下落となり、住宅地・商業地を含む全用途で前回よりも下落幅が拡大した。

 商業地においては、オフィスビルの空室率の上昇等を背景に、総じて住宅地よりも大きな下落が見られた。特に、前回上昇を示した三大都市圏中心部及び地方ブロック中心都市の商業地で今回大きな下落を示した地点が多かった。 」


とのことです。


東京都区部は、住宅地で平均で△10.6%、商業地で平均で△12.0%と平成16年以来5年ぶりに下落に転じました。


一部の住宅地を除いて、地価はしばらく弱含みで推移しそうです。


「実需」のある方は住宅ローン減税なども含め、環境が整ってきたかもしれませんね。


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