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前回の話
春休みのバタバタで
ずいぶん更新があいてしまいました
続きです!
陣痛の波がガンガン強いのが
長い時間続いていて
そのたび、都度
全力で集中しながら逃して
なのに
子宮口の開きがまだと言われて
どの時点からか忘れたけど
だんだん「なぜ?」という疑問と
不安が漠然と続いているような
時間が続く
(前回書いた「頭が下がったのは
いいけどそれだけで進まないのは
私のイメージの問題?」と思った話、
そのあとは当然イメージも変えたはず
だけど、特に劇的な進展はなし)
それでも
私はこのまま
この先に進むことしかないわけで
強い波を、毎回しっかり逃して続けていました
もう、たしか毎回体をしっかり
使わないと逃せないくらいの
パワーがある波だったと思うから
体力もなかなか消耗しまくってる。
そうそう、
陣痛の、この毎回の
「波のがし」というのかな?
「陣痛ときに痛みを逃す呼吸」
については、
今回の出産も
(というか今回の出産では
はじめから最後まで)
特に苦労はせず、
問題なくできました。
上手くできなかったり、
それでパニックになったり
痛さが増したり
するようなことはなく
助産師さんたちにも
特に何も言われなかったと思います。
↑直されたり
アドバイスされなかったのは
間違っていなかった・
問題なしってことなんだろうけど
ほめてくれても
よかったのでは・・?
なんて笑
それとも少しはほめてもらえたけど
覚えてないのかしら私。
いやでも、呼吸については
何も触れられなかった気がする。笑
もっと余裕のある助産師さんや
ベテラン助産師さんだったら
ほめてくれたりしたのかなー
やがて
なんか急に
「今・・?
おしっこ・・出た(もれた)⁉」
って思う感覚があって。
すぐに助産師さんに伝えて
見て(調べて?)もらいました。
ちなみに陣痛に全力中の妊婦、
もうそれまで内臓同然だったもの
(=赤ちゃん)を体内から
出そうとしてる
巨大な生理現象にもまれている
さなかなわけで
助産師さんに
おしっこ出たかもしれません見て・・!
と伝えることに
もう恥ずかしさなんて
全然ありませんよね笑
(↑経産婦さんはうなずいてくれると思う)
とにかく赤ちゃんと自分の
命と健康が第一というか今全てなわけで
健やかなお産のために
早く正しく調べて・・!
みたいな思い。
結果、
「高位破水」とのことでした。
(あの感覚は完全に
しっかりおしっこだったから
(チョロチョロとわりと量出た感じ)
破水で羊水だったと言われても
すぐには信じがたかった・・)
なんだろう
別にただ「破水です」って言われたら
異常ではないわけだし
そうは感じないんだけど
この「高位破水」という
ちょっと素人にはすぐ分からない
難しそうな?ワードと
そこからの「正常ではない」感
↑いや、危険とか緊急事態って
ほどでもないし
そういわれたわけでもないんだけど
それと
簡単に説明された、
「上の方から破水してしまっていて
そうなると抗生剤を飲む必要がある」
ということに
私のメンタル、
なんか一気に「怖い」に
なってしまいました。
ネガティーブ。
抗生剤を飲む理由については、
そこも簡単に説明してくれたと
思うんだけど
詳しくは忘れてしまって
「感染症のリスクを減らす」
とかだったっけな
とにかく、個人的には
私は「赤ちゃんのために
薬や化学物質は極力控えたい」派
ではありますが、
こうなるともう
必要な薬と言われているわけだし
陣痛のなかで
詳しいリスクとか説明を聞いたり
それに反抗して争うなんて気は
さらさらないので
助産師さんの指示のままに
飲みました。
でもなんか嫌だった~
でもそんなこと言ってられないんだけど。
でも一番嫌だったのは
抗生剤を飲んだこと自体じゃなくて
「抗生剤を飲むほど、
リスクのある状態(高位破水)」
なんだっていうこと。
(娘の出産のときのような
順調に健康に進んでいく感じじゃなくて、)
今、リスクのある状態に
になっているんだ私の体!
みたいな考えにとりつかれちゃって
一気に
心が恐怖とネガティブに
支配されちゃったんです。
もともとがビビり人間というか
手術とか病気にものすごく弱い人間で
手術とか、麻酔のリスクを
ありありと考える、とかだけで
顔面蒼白で立ってられない
状態になれる人だから(どんな言い方)
「私、自分のメンタルのために
病気になれないな」って本気で
思っているくらいなんです
(手術の説明で気持ち悪くなって
吐く自信がある笑
中学生のときに、保健体育の時間に
先生が話し出した胃がんの話で
トイレに駆け込み保健室に行ったり
眼科で前の人の手術宣告が
聞こえてきてトイレで吐いたり
した過去がありまっす!)
そんなわけで、
聞きなれない「高位破水」とか
それで抗生剤、とかの説明で
一気に怖くなってしまって。
そうなるともう、
他のことまで想像を広げて
怖くなってきて
これからもし、
何かが起きて
何かが上手くいかなくて
手術とかになったら・・?
などなど。
これは、我ながらまずいなと思って
恥ずかしさや申し訳なさなどを捨てて
助産師さんに素直に
「怖くなってきちゃったので、
励ましてください!!」
って頼みました。
もう当分「すすんでない」とか
「◌◌のリスクが」「可能性が」
とか、よっぽどじゃなければ
私の耳に入れないでください
大げさでいいから
とにかく前向きな言葉を
たくさん私にかけてください
って心境。
結果、そこから
助産師さんがあからさまに
チアリーダーのようになった
記憶はないんですけど笑
つまり
「あぁめっちゃ前向きな
こと言ってくれる♡褒めてくれる♡
メンタル治った♡」
って思った記憶はないんですけど
なんか
「怖くなったから励まして!」
って、自分の恐怖を正直にさらけだして
人に伝えられて
聞いてもらったことで
それで一旦はある程度
落ち着けたというか
立て直せたまではいかないけど、
進み続けるネガティブ・
悪い方に落ち続ける
「想像」と「恐怖」を
そこまでで止められたというか
そんな感じがあった気がします。
ネガティブに支配されたので
たぶんその状態で必死に
(陣痛の波の合間に)
神様にもお祈りしたと思います私。
特に、入院バッグに持ってきている
安産のお守りさんたちを
思い浮かべたりしたのかな。
(このお守りさんたち(経由での神様)へ
お願いする想いは、
このしばらく後、分娩台でいざいきむ時間に
たくさんもっていたなという
記憶があります
↑後で書くけど分娩台の時間、
長かったんだこれが・・)
おかげで
高位破水と言われて青ざめてしまってから
最悪(?)の想像まで色々ふくらませた
私でしたが、
その後はリスクや悪化などの話も
出ないまま
(でも特に順調に早く進み始める
気配もないまま)
またしばらく
強い波がやってきては
都度体を使って逃しつづける
時間になりました。
もうこのへんの段階では
とっくに
時間を見て記録する余裕なんて
全然なくなっていて
どのくらいあの波に
耐えていたのかとか
今ではよく分かりません。
(とりあえず、9時以降から
徐々に波の強さが本格化していって
13:18に出産なので
ガンガンの波にもまれるのを
4時間ぐらいがんばった感じ。
ちなみに昼食は、さすがにその時間、
分娩状態入ってるぐらいの
真っ只中で、たぶん
運ばれもしてきてないと思うし
出産後すこし落ち着く頃には
時間が過ぎていて
食べ損ねたと思う!笑)

