はじめから読む方はこちら
前回の話
続きです。
ところで
陣痛時の姿勢なんですが
私、部屋が分娩仕様になってからは
たぶん
椅子も姿勢もやはり
分娩仕様ってことで
ずっと椅子状態のベッドに
あおむけで股開いて・・
っていう、いわゆる
病院でのよくあるお産姿勢
だったと思うんですよ。
(それまでは個室で
好きな姿勢で陣痛を逃せる
感じでした。
NSTを、病院によっては(?)
ずっとつけていなきゃいけない話も
聞いたことがあるけど
私はお腹に巻いたまま耐えた記憶も
管が邪魔だったりした記憶もないので
たぶん常時装着で
動きにくいってっ環境じゃ
なかった気がします)
でも、書いた通り私はたぶん
子宮口7センチぐらいで
早めに分娩スタイルを提案されたので
そこから長かったんですよね。
長かった上に
毎回の波の強さが
ものすごかった。
↑これはお産直前の方なら
全員強いと思うんだけど、
その波を超える時間と回数が
私の場合かなりあった
その長い時間、
(開かないわりに)
波のエネルギーだけは
産まれる間際のような
超強力なのを受け続けていたのに
ずっと
あまり自由に動けない
仰向けのの姿勢のみで
波を逃しつづけてたって・・・
私、姿勢つらくなかったんかな?
(純粋な疑問)
って今になって改めて自分で
思います。
「いきむときだけ」とかでなくて
ずっと、仰向けで股開いて
(人に見られながら)
かなり長い間ひたすら耐える・・
いま普通に考えれば
それって自分の本能のままの
「自然な姿勢」ではないわけで
ただでさえ
謎になかなか進まなくて
苦労してるのに
さらに姿勢でそんな縛りがあったら
余計すすまなくない?
って今の冷静な頭なら
思うんです。
当時の私だって、当初は
「一人目のときよりさらに
自然にかえるような
本能に従うような快感的な
お産がしたい」
と思ってたくらいだし
たぶん「自由に体勢を変えられず
ずっと仰向け状態で強い波を受けて
逃し続ける」って
自然じゃないし、きつい
って、余裕さえあれば
気づいて改善しようとする
ポテンシャルはあったはずなのに
たぶん、体もメンタルも
この時点でもう
やられすぎていたというか
余裕がゼロ中のゼロ
だったんだと思います
というか
このときはまぁ、
「(自分の体感として
長くて辛くてなすすべもなく・・って
状況で)助産師さんに
分娩スタイルにすると言われて
藁にもすがる状態だったので
それを進歩ととらえてすぐ受け入れたし
指示されるままその姿勢になった
(病院の方針としても、それがルール)
が、結果として
その後もすぐ進まず長かったし
結果として
ひたすらその姿勢で
耐え続けることになった」
っていうのが
1番の理由なのだけど
あともしかしたら
前提が「かなりきつい」で
ここまできてるので
「姿勢がきつい」なんて
「ささいなきつさ」になっていて
もうそういうことに
気づいたり調整する力が
残ってなかった説もあるか?
お産をより良いものに・・
ってことに気持ちや
体力を割ける余力、ゼロ。
言われるがまま
なされるがまま。
それじゃ余計進まくない?
なんて、
今書きながらこうやって
振り返ったら思っちゃうけど
当時はその余裕ゼロ状態で
自分を冷静に分析して
改善することもできないから
気が遠くなりそうな時間のなか
名実ともに
助産師さんに頼りすぎそうな
メンタルのなかで
ちょっとした合間に
心のなかで
自分で自分を奮い立たせる言葉を
唱え続けるのが
精一杯だったんだな~私。
ゼロのなかでの、
そのときの私の最低限の
「主体性」といいますか。
この陣痛中に
心のなかで私が
自分で自分にかけた言葉は
前も書いたような
「私の子宮~」
から始まって
「赤ちゃんが出るのを助ける(イメージ)!」
「息子の頭、さがってきて~」
と、息子を感じようとするものや
「産むのは私!」
「主役は息子と私!」
「私の子宮、開け」
と、心弱くなり助産師さんに
すがりすぎてしまいそうな
自分を奮い立たせるためのもの
など、色々。
最後の3つは、このあと
「いきみも混ぜて」ってなってから
かもしれませんが
どの時点で
どんな意識・イメージだったか、は
残念ながら記録もしてないし
もう詳しく覚えていません(残念)
そんなわけで
体感がかなりかかって
まだようやく8センチ、
もしかしたら9センチくらいになって?
(8センチと言われてから
またけっこう経ってからだった気がするから)
少しいきみを混ぜて良い
混ぜた方が下がるかも
と助産師さんに言われました。
これも、さっきの
分娩体勢にしてみることを
伝えられたときと同じく
「え、もう?」
みたいな感覚でした。聞いたとき。
いきむって
私の前知識では
いよいよお産、これで産まれる
っていう最後の最後の
何回かでやるイメージだったから
こんな、どう見ても
(「数回のいきみで生まれそう」まで
いってなさそうな、直前ではない)
8センチや9センチらしき段階で
もういきむ?
すごく予想外だったし
いきみを混ぜることで
進む
ってことがあるのかぁ・・
なんて
もうろうとしそうな、
必死な状態のなかで
一つ、知らなかった知識を得たというか。
で、
じゃあそれをやるとして
それが
いよいよ産まれる段階の
「数回の全力ウーン!」をしてね
って指示なら
私にも分かりやすいんだけど
「少し、いきみを混ぜてよい」
ていう
いきなりそれを言われた
当時の私にとっては
ひじょーに曖昧な(分からない)指示・・・
難しすぎる!!
次へ続きます。