ある温泉旅館フロントマンのブログ -2ページ目

賄い食(まかないしょく)

「賄い食」というと皆さんどんなものをイメージされますか?

『お客様には決してお出しすることのない板さん独自のメニューでこれが意外と絶品!』

なんてものを私は想像していました。


当旅館にも賄い食はあります。

しかしこれが案外普通なんですね。

鳥の唐揚げ、コロッケ、白身魚のフライ、とんかつ・・・


『おやっ?揚げ物ばっかりだぞ!』

「板さ~ん、もうちょっと工夫してくださいよ~」

忙しい合間に作ってるのはわかるんだけど・・・。


たまに自分でラーメン作って食べます。

もちろんチャーシュー多目にして(^^)v


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火災通報訓練実施!

宿泊先で突然の火災に見舞われたら怖いですよね。

昨日は、火災通報訓練を行いました。


以前勤めていた会社で強制的に防火管理者の資格をとらされていたため

急遽わたしが防火管理者に任命されてしまいました。

(こんな適当でいいの?^^;)


防災業者さんに立ち会っていただき

段取りをいろいろとアドバイスいただきました。

第一発見者係りが非常ベルを押してフロントに連絡し、

フロントの二人が手分けして消防署に通報と館内放送を行う手はずとなりました。


10時開始の予定で事前に館内放送にてお客様に訓練のお知らせを流すはずが

突然非常ベルが『ビーーーー!』と館内に鳴り響きました。

あわてて停止スイッチを押すわたし。


どうやら第一発見者係りが非常ベルを押す練習をしていて本当に押してしまった模様。

『何してんねん!』

思わず関西弁で怒鳴ってしまいました。


さて本番!

消防署への通報係りの女の子が電話番号を尋ねられ思わず自分の携帯番号を教えそうになるハプニング?はあったものの、なんとか無事終了することができました。


実際に火事が発生したらきっと誰もが慌てます。

ましてたくさんの宿泊客がいる状況ではパニックになりかねません。

日頃の訓練の大切さを防災業者さんから教えていただきました。


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感謝の言葉が活力です

温泉旅館には、毎日いろいろな方が宿泊されていきます。


湯治目的のお年寄り

出張中のビジネスマン

スキーツアー客

家族連れ

老人クラブ

趣味の仲間

還暦や結婚記念日のお祝い

などなど


チェックイン時は、やや緊張した表情のお客様もいらっしゃいますが

温泉に入り浴衣に着替えて食事をする頃にはみなさんすっかりリラックスされています。

チェックアウトの際に「いいお湯でした。また来ます。ありがとう。」の言葉をよく頂きます。

このときがフロントマンをしていて一番喜びを感じる時ですね。


苦情や無理な要望を出されて戸惑うことも多いのですが、

お客様から直接感謝の言葉を頂けるフロントマンの楽しさが

少しずつわかってきた今日この頃です。


いゃ~、温泉って ホントにいいものですね!





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下着泥棒事件発生!?その2

お客様がお帰りになってから数日後、女将宛に一通の手紙が届きました。

そう、あのお客様からです。

内容は次のようなものでした。


こちらの温泉に到着する前に近くにある別の温泉で立ち寄り湯をしたのですが

その際に下着を脱いでカバンにしまっていました。

家に帰って洗濯しようとしたときに気付きました。


わたしは、こちらの疑いが晴れたのとお客様が丁寧な文章で素直に謝罪してくれたことで

ホッとしたような暖かい気持ちになりました。

お客さん、また来てくださいね!



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下着泥棒事件発生!?その1

その日の私は早番。

チェックアウトの準備をしていると宿泊されていた中年のご夫婦が私の所へやってきてこう言いました。


『部屋においてあった私のガードルがないんです!』


話によると

こちらにチェックイン後、部屋でガードルを脱いでから温泉に入ったので、脱衣場に忘れた可能性がない。

部屋に入ったのは、布団敷き係だけである。

よって布団敷き係りがあやしい。

とのこと。


早速、女将と昨晩の布団敷き係りを呼びました。

しかし、この布団敷き係り(前回の幽霊を突き飛ばした男)は、どう考えてもそのようなことをする男には思えません。

『なにかの間違いでは?』とお話したのですが

『おたくの管理体制は一体どうなってるんだ!』

の一点張りで怒りは収まりません。


結局、お怒りのままお客様は旅館を後にされました。

私たちは納得の行かないままただお客様を見送るだけでした。


しかし、この後事件は思はぬ展開を見せます!


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幽霊を突き飛ばした男

田舎の温泉旅館といえば怖い話がつきもの。

ある遅番の夜、夜警の先輩い尋ねてみました。

『うちの旅館で怖い話ってあるんですか?』


すると先輩はこんな話を始めました。

『あれは俺が夜警で深夜に館内を見回りしていた時の事だ。

廊下の角を曲がったら突然目の前に浴衣を着たおじいさんが突っ立っていたんだ。

俺はビックリして、思わず両手で突き飛ばしてしたんだよ!

その後は振り返らずにその場を走り去ったんだ。

翌日、チェックアウトするお客様を見ていたんだけど

あのおじいさんは結局いなかったんだよ・・・』


この話、怖いというより相手を突き飛ばした先輩に驚いてしまいました。

あれが本当に幽霊だとしたら先輩は人類史上稀に見る経験をされたことになります。

赤川 次郎
幽霊温泉


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温泉の効能

温泉には様々な効能があります。

私の勤める温泉は、肌に良い温泉として知られています。

アトピーのお孫さんをつれたおばあちゃんや長期宿泊後も「お湯だけ送ってほしい」という方もいらっしゃいます。


10泊されて今日チェックアウトされたおばあちゃんが私に言いました。

『ここに来た時は、つえをついていたのに今はつえなしで歩けるようになったよ』

その笑顔をみると嬉しくなってしまいます。


温泉っていろんな効果があるんですね。


朝倉 一善
医者もおどろく“奇跡”の温泉

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温泉旅館予約時の注意点

チェックインされたお客様をお部屋までご案内したときに窓からの眺めが悪い部屋の場合がっかりされることがあります。


ガイドブックなどに『海が見えます』『川が見えます』と書いてあってもすべての部屋がそうとは限りません。

部屋からの眺めを期待される方は、必ず希望を伝えましょう。

『お風呂に近い部屋を』と希望されるかたが私の旅館では結構多いですね。


食事については、苦手なものがある場合、予約の段階でご連絡いただければ考慮してもらえると思います。

『鶏肉がだめ』とか『歯が悪いのでやわらかめに』など。


とにかく要望がある場合は「言ったもん勝ち」だと思います。

すべて叶えられるわけではないでしょうが、旅館側もなるべくトラブルは避けたいですし、なにより喜んでいただきたいのでお客様の期待にお答えしようと努力します。


今日は、遅番の勤務です。

温泉に入ってから帰ります。

これがひそかな楽しみなんですよ。

失敗、失敗、また失敗(>_<)

一応、事務員として入社したものの入社後1ヶ月で人事異動があり

フロント課長が接客課長となったため

私はフロントのシフトにしっかり組み込まれることとなりました。

総務とフロントの兼務ですが勤務時間のほとんどはフロント業務に費やされます。


今日は、失敗の連続でブルーな1日でした。


失敗その1

前泊したお客様が帰り際に『部屋で焼酎を布団にこぼしちゃったんです。すみません。』とのこと。

私は、気安く『大丈夫ですよ。気になさらないで下さい。』と言ってしまいました。

この軽率な対応がこの後とんでもないことに・・・。


清掃に入った接客係りから『畳までいってるぞ!』との報告が!

その後、支配人から『そういう時は、ちゃんと状況を確認してクリーニング代を請求しないとダメだよ!』とお叱りを受けました(-_-;)

お客様には、請求書とお願いの手紙をお送りしましたがすんなりお支払いいただけるかどうか・・・


失敗その2

日帰り休憩の個室をご利用のお客様から生ビールのご注文が入り私がお出しすることに。

接客係の手が空かないときはフロントでも対応します。

生ビールをジョッキに注いで客室まで運びお出ししました。

しばらくしてフロント係の先輩から『○○号室にビールをお出ししたのは○○さんなの?』と聞かれ『そうですけど』と答えると

『ジョッキの中にキャップが入っていたそうだよ!』

『本当ですか?(@_@;)』

生ビールの注ぎ口にはめてあったキャップがいつの間にかジョッキの中に入っていたようです。

お客様はあまり怒ってなかったのが幸いでしたが・・・。


失敗その3

夕方になり宿泊客の食事の準備が始まる時間になりました。

そのとき接客係がやってきてこう言いました

『今日フリー(当日予約)で入ったお客さんの情報が厨房に伝わってないぞ!板長(料理長)カンカンだぞ!』

ミスは重なるものですがこれは大失敗です。

すぐに板長のところに走って『すみません』の連呼でした<(_ _)>

幸い食事時間には間に合いましたが・・・。


自己嫌悪に首までどっぷり浸かった一日でした。

『まっ、そんな日もあるさ!』

と自分に言い聞かせます。

息子たちと遊ぶことでブルーな気持ちはいつの間にか消えていました。

突然のリストラと思いがけない転職先 その3

『○○温泉なんだけど』

『エェッ!』

私は思わず声を上げてしまいました。

それは、自宅からわずか5分の所にある温泉旅館だったからである。


自宅からは近いものの地元すぎて逆に行く機会がなっかった温泉です。


今までは事務職ばかりで、接客の「せ」の字もしらない自分にはたして勤まるのか・・・

勤務時間も不規則で土日・連休は確実に仕事・・・

どうしようか・・・


しかし、家族のためにも働かねば!

かみさんとも相談した結果、お世話になることに決めたのです。

職種は事務、しかし必要なときはなんでもこなす。

これが条件です。

『よぉし、何でもやってやる!』


こうして私の温泉旅館物語が始まったのです。

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次回から温泉旅館で働く中で生まれる様々なお客様との出会いハプニングクレーム感動失敗ウラ話などを綴って行きたいと思います。