青狗さんのブログ -7ページ目

悪の華よ、永遠に。

また一人、一時代を築いた名優が世を去りました。


声優・市川治氏、死去。


今の、若いアニメファンの方には馴染みが無いかもしれませんが、

かつては美形悪役四天王(「ライディーン」のプリンス・シャーキン、

「コンバトラーV」のガルーダ、「ボルテスV」のプリンス・ハイネル、

「ダイモス」のリヒテル提督)と呼ばれたキャラを一人で演じきった、

アニメ史にその名を残す名優の一人です。


この美形悪役というのは、それまで「強い」「大きい」「ずるい」など、

単純なキーワードで表現されていた「悪役」に、生い立ちと環境、

立場と信念を与え、味方と同じ一個の人間・人格として作中で

語られる「敵役」という概念のはしりとも言うべき存在であり、

以後「ガンダム」のシャア、「ゴッドマーズ」のマーグなどの

主役を凌駕する人気を誇る敵役たちのルーツとも言えるものでした。


最近(と言っても10年前ですが)では、「ガンダム08小隊」のノ

リス・パッカード大佐、「ジャイアントロボ」のマスク・ザ・レッドなど、

これも個性的な敵役を強い存在感で演じきっておられました。


特徴的な甲高い硬質の笑い声は、機械的な冷たさと共に、

ガラス細工のような脆さを感じさせ、誇り高く戦いつつも、

内に悩みを秘めた若き敵役たちの心そのもののようでした。


あの美しい笑い声を、新たに聞く機会が失われたことは

心より残念ですが、演じられたキャラクターたち同様、

その声が我々の記憶から失われることは無いでしょう。


氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

おつかれさまでした

昨日は仕事納め&コミケ最終日という、まさに一年の

締めの日となりました。

コミケは初の自分サークルでの参加。

委託参加していた時とはまた違った感慨が。

思いがけない事などもあり、貴重な経験となりました。


…まぁ、正直売り上げは厳しかったので、これから

どーしよーという感じでもあるんですがw


イベント後は友人たちと食事(ふぐ料理!高かったけど

スゴイ美味かったです)にカラオケと、時間をフルに使い倒しました。


色々ありましたが、総じて悪くない一年であり、

その締めに相応しい一日でした。


本年中、個人的にお世話になりました皆様。
また、各イベントで当サークルにお越しいただきました皆様に、

併せてお礼を申し上げます。


来年もよろしくお願い致します。




…さて、虎の穴に冬コミ新刊買いに行こうっと。

ダブルオー「メメントモリ攻略戦」

今年もあと三日。


テレビ番組も、年末特番目白押しで、ガンダムも当然お休み…

と思いきや、しっかり放送していてビックリ。

それほど人気があるのか、あるいは年末・日曜とは言え5時台と

言うのは特番を入れ難いだけなのか。


何はともあれ、セカンドシーズン折り返しにして今年最後の

ダブルオーについて、いつも通り徒然なるままに。


さて、中東を恐怖に陥れた衛星兵器メメントモリですが、守備に

当たるのは、衆目一致のヤラレ役であるリント中佐と、イノベイター

からはヒリング一人。


戦力差云々を抜きにして、負けるわけがない面子ですが、ここで

それを言うのは野暮と言うものでしょう。

と言うわけで、至極真面目に戦うCB一行。

折も折、王留美から事実上離反したネーナからのリークにより

メメントモリの弱点も判明。

単機陽動から、主目標を強襲殲滅という1stシーズンからの十八番の

戦術で敵大軍に挑みます。


戦場では初お見えのヒリングですが、戦闘型のためかどうも頭の出来は

イマイチで、刹那の挑発に乗って、あっさり陽動に引っ掛かります。

せっかくの女性型イノベイターですが、あまり重要なキャラにはなりそうも

ありません。


作戦自体は、スメラギさんの覚悟とロックオンの奮闘で辛くも成功。

メメントモリは、リント中佐を巻き込みながら爆発、流星となって

散ってしまいました。


リント中佐は、もうちょっと(悪い意味で)活躍するかと思ってたんですが、

意外にあっさりと退場。ちょっと勿体ない使い方かな、と思いました。

リボンズに殴られた頬もそのままに、戦いを眺める王留美。
少なくとも、前回から数時間以上経っているであろうに、まだ頬が

腫れているとは、どんだけ強い力で殴ったんでしょうかw


何があったのかという紅龍の問いに、無駄に面倒な言い回しで答える

留美を、さらに皮肉って嘲笑するネーナですが、残念ながら今回は

ネーナの言に理があるように思えます。

そのネーナは、メメントモリの情報をリークしたばかりか、ヒリングに

襲われる刹那を援護射撃で救うなど、まるでCBを救うかのような

行動をとります。


恐らくはサーシェスを擁するイノベイター、そしてそれに与する

王留美への嫌がらせでしょうが、もしCB側についたとしたら、

沙慈との絡みが注目されるところですが、さて。


空中で爆発し、流星となったメメントモリの残骸を綺麗とはしゃぐ

子供たちをたしなめるクラウス。
何か腹に一物ありそうに見えたんですが、純粋に良い人なんでしょうか?


そしてここに来て、また新キャラ登場。
セルゲイ大佐の旧知らしきオヤジキャラですが、なんと声を当てるのは

「ちびまるこちゃん」のお父さん、「銀河英雄伝説」のナレーターで

お馴染みの、屋良有作氏!


こういったベテラン声優さんの渋い声音は、作品にリアルさを増して

くれますね。

これからの活躍が非常に楽しみです。

と言うわけで、サーシェスこと「クレヨンしんちゃん」の父・ヒロシと、

今回の新キャラこと「ちびまるこちゃん」の父・ひろしという、二大国民的

アニメのひろしが揃い踏み、CBの前に立ちはだかります!

…何だか変な図w