カウンセリングオフィス・フロンティア公認心理師の小島俊久です。
幾分、暑さが和らいできたこの頃です。9月中旬ともなれば、季節は着実に秋へと移りつつあることを実感します
１２日の土曜日は奈良の畝傍（うねび）御陵前にある奈良県社会福祉総合センターへ。
奈良県傾聴ボランティア交流会のスキルアップ研修で講師を担当するための訪問。
２０１８年４月の研修以来、２度目の研修担当です。
これはご利用されていた独居の高齢者の方には、心理的な影響は大いにあります。
ボランティアの皆様も活動ができないことへの遣る瀬無い思い、口惜しさなどがあります。
そんな中での今回の研修でした。
参加された皆さんの熱心に学ばれる姿勢に、私の講義も熱を帯びてくるのが自分でもわかります。
今回はボランティア研修を終えて間もない方と何年も活動されているベテランの方が混在したスキルアップ研修となりました。
ですから内容も敢えて傾聴の基本姿勢や傾聴の本質的な意味についてをレクチャー、そして傾聴活動の発展形としてのグループ傾聴で取り入れることができる回想法とコラージュ療法を紹介しました。
しかし、より重要なことは質疑応答です。
現場で活動されているからこそ直面する事例、事象について沢山質問を頂きました。予定を超えての質疑応答の時間となりました。
講演会などでは自身の講義内容より質疑応答の時間がより大切で有意義に思っています。
その後二部に入り、２名の方が活動報告をされました。
活動が再開している団体の方からも現状報告がありました。
それらを拝聴してから、僭越ながら最後に私が講評をして終えるという研修会でした。
高齢者対象の傾聴ボランティア活動は利用者に限らず傾聴者自身も高齢の方が多いため、コロナ禍の中ではとても活動が制限されることとなります。
少し鬱積するような思いが軽減された研修会になれていれば幸いです。
感染症対策を行いながらの研修でしたが、７０名以上の方々がご参加されました。
８月からカウンセリング以外での講演、研修などを行うことが再開されかけています。
この３月以降、イベントや講演会など人が集まることが自粛、制限されてきました。
経済的観点はさて置き、ウェルビーイング（身体的、精神的、社会的、霊的に良好）の点からは自粛だけてはそれは保てるものではありません。
健康や幸福に必要な自然な活動があります。
その様な活動が少しづつ再開されてきた、と実感しながらの研修でした。
ご参加されたボランティアの皆様、研修を準備頂いスタッフの皆様には心より感謝申し上げます。
素晴らしい時間をありがとうございました。
ではまた。
◆INFORMATION◆
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