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FOOTBALL IS MY LIFE

川崎フロンターレのサポーターです。

昨今、大きな問題となっているチケット転売問題。

これについて意見を申し上げます。

過激な意見ですよ。

たくさんの批判を受けることは覚悟の上です。


①オークションサイトによるチケットの売却について・・・

転売を目的としたものでなければOK。それがチケットの定価より高額となっても仕方なし。


②チケット料金・・・

値上げすべき


③シーズンチケットの割引率・・・

廃止すべき

割増もOK


④来シーズンのシーチケ・・・

来場履歴を考慮した抽選とする



まず、これだけの問題となった最大の理由は、需要と供給のバランスが取れていないからです。

なかなか2018シーズンのチケットが入手できなかったことから、2019年のシーズンチケットを申し込む方が増えたのです。

シーズンチケットの割引率は高いため、見に行けない試合が多くても元は取れます。

チケットが安過ぎること、シーズンチケットの割引率が高いことが諸悪の根源です。


しかしながら、大多数のサポーターはその事実に触れようとせず、善人ぶって、ひたすら「転売するな」を連呼します。

なぜでしょうか?

それは、自分だけはチケットを安く買い続けたいからです。

チケットが安過ぎることが原因であることを知りながら、敢えて別の理由をくっつけているのです。

極めてタチが悪いです。

このように「転売禁止」を高らかに叫ぶ方というのは「ほぼ全試合に参戦しているシーズンチケットホルダー」に多いのではないでしょうか?

ほぼ全試合参戦するから「転売は良くない」と叫んでも何ら自分は被害を受けない。むしろ死にチケが増え、スタジアムの席取り(自由席)が楽になります。


チケットの売却禁止を強化すると、どういう問題が起きると思いますか?

それは即ち、スタジアムの空席が増えることになります。

自由席で観戦するシーチケホルダーにとっては、スタジアムに来場する方が少ない方が都合が良いのかもしれません。

それは、席取り争いのライバルが減り、自身が観戦しやすくなるからです。

一方、選手はどう考えているでしょうか?

私たちサポーターは、文字通りサポーターなのだから、選手の立場で考えることが必要だと思います。

まず選手たちは、1人でも多くの方に来場してほしいと考えているはずです。

選手にとっては、チケットが定価以上で買われたか否かは関係なく、できれば熱心なサポーターに多数来ていただき、自分たちを強く熱く後押ししてほしいと考えているはずです。


チケットを定価以上で売るなという意見があります。

この意見には少しだけ賛成しますが、定価で売ると、それを転売される可能性もあります。

シーチケホルダーは行けない試合のチケットをタダで譲れという意見もありますが、チケットをタダで入手した友人はその試合を見に行くのでしょうか?

オークションサイトでこっそり転売するかもしれません。

これは自論ですが、同じチケットなら、タダで入手した客よりも、4,000円で入手した客の方が、フロンターレを熱く応援する可能性が高いです。

その客は4,000円を払ってでも、その試合を見たかったのです。

タダで入手した客は、タダだから見に来たのです。

この差はとても大きいです。


無料券を配ってスタジアムを満席にしても熱気は生まれません。

本当にそのチームを応援しているからこその熱気なのです。

そして、その空気はピッチにも伝わります。


今シーズンはシーチケホルダーが多いだけでなく、金曜日に開催される試合が多くなります。

売却禁止を叫ぶ方が多いためにシーズンチケットの「死にチケ」が増え、その結果、金曜日開催の観客数が減るのではないかと心配しています。


見に行けない方は、どんどんチケットを売却すべきです。

売却する方が多ければ多いほど、取引相場は下がります。

そうすれば転売屋は儲かりません。

売却する方が少ないから相場が高くなるのです。

もしかしたら、転売禁止を高らかに叫んでいるのは転売屋自身かもしれません。

売却数が少なければライバルが減り、取引相場は上がりますからね。


次の意見には驚くかもしれませんが、敢えて言います。

シーズンチケットは、会員価格のチケットよりも単価を高くしても良いと思います。

なぜならば、簡単に入手できないチケットを予め確保できるのですから、その分、付加価値が付いているのです。


僕はシーチケホルダーですが、来シーズンの入場料(会員価格)が今年と変わらないのであれば、シーチケ単価が会員価格より高くなっても、シーチケを申し込みますね。

それはチケット争奪戦に参加する手間が省けるから、そして確実に全試合のチケットをゲットできるからです。


ここまで自分の意見を述べましたが、では川崎フロンターレは、なぜチケット料金を値上げしなかったのでしょうか?

当然ですが、川崎フロンターレは馬鹿ではありません。

私たちよりも遥かに多くのことを考え、マーケティング戦略を練っているはずです。

今シーズン、このような問題が起きることなど、十分にお見通しだったはずです。

おそらくフロンターレは、フロンターレのブランド価値を上げるために、敢えて値上げしなかったのだと思います。

もしかしたら、チケット完売が続くことで市民を味方に付け、スタジアムのバックスタンドを「改築」ではなく「建て替え」に持っていこうとしているのかもしれません。