前半は圧倒したアントラーズ戦でしたが、終わってみれば薄氷の勝利でした。
鬼木発言にあるように、今シーズンは今までの常識が通用しない戦いになりそうです。
リードしていても、相手が一気に選手を入れ替えて総攻撃を仕掛けてくる可能性があります。
降格なしの戦いであれば、なおさらです。
フロンターレがリードした状況において、対戦相手が攻撃の選手を大量に入れ替えて体力勝負・スピード勝負で挑んできた場合、どのような対処が必要でしょうか。
フロンターレとしては、センターバックのコンビを変えるのはリスクがあります。
そう考えると、フレッシュなディフェンダーを入れ替えるポジションは、サイドバックということになります。
センターバックは替えたくない。
でも、センターバックの控えは必要。
フィールドプレーヤーの控えは6人で、そのうち5人を変更できる。
サイドバックの控えは当然必要。
そう考えると、サイドバックとセンターバックを兼務でき、高さを備える控え選手が絶対に必要です。
今のところ、その役割を車屋紳太郎が担っています。
あと、サイドバックの控えは2人必要だと思います。
このポジションは体力の消耗が激しいです。
相手が両翼を変えてきた場合、フロンターレもサイドバックの二枚替えは必要かもしれません。
ましてや、今シーズンは過密日程です。
山根選手がフルタイム出場を続けることは困難です。
ジオゴマテウス選手の成長が欠かせません。
山村選手は、センターバックとボランチの控えとして有効です。
相手がパワープレーに出てきた場合に是非投入したい選手です。
今シーズンの特徴として、ベンチの持ち駒が少ない、交代の選択肢が少ないというのがあります。
5人の交代が可能であるにもかかわらず、ベンチ入りの人数は変更がありません。
そうすると、相手の交代カードによって自チームの交代選手を決めるという手法がとりにくいです。
つまり、誰をベンチに入れるかという監督の判断が、より重要になります。
監督としては、当然、当日の試合展開を予想したうえで選手を選択するのでしょうが、予想通りの試合展開になるとは限りません。
また、相手チームがどの選手をベンチに置くかもわかりません。
そういった意味でも、事前のスカウティングが重要になります。
つまり、相手の先発メンバーとベンチ入りメンバーを事前に把握するスカウティングです。
そう考えると、ホームチームの方が有利かもしれません。
前日移動する相手チームの18人を、宿泊先ホテルや空港でチェックすれば良いのですからね。
早くも明日は試合ですね。
小林悠が不在の状態で、ダミアンがどこまで動けるか、注目したいと思います。