主力を多数欠きながら、イニエスタ率いるヴィッセル神戸に勝ちました!
憲剛、家長、阿部、守田、奈良、車屋。
今シーズン開幕時のレギュラー6人を欠き、まるでルヴァンカップの先発メンバーであるかのような構成で試合に臨みながら、アウェイで勝ち点3を積み上げました!
この勝利はメチャクチャ大きいし、自信になりますよね。
ただ、ボールポゼッションでは神戸に負けてしまい、神戸60%、川崎40%でした。
ボールポゼッションでも上回ることができたら、もっと自信になったと思います。
今シーズンの試合でボールポゼッションが50%を切ったのは、マリノス戦に続いて2度目です。
フロンターレのポゼッションサッカーは、憲剛、家長、大島の3人がいることで成り立っているのだと思います。
この3人のうち2人が欠けると厳しくなるということことです。
マリノス戦では、憲剛と大島がスタメンから外れ、家長も後半の半ばにアウトしましたからね。
このヴィッセル神戸との試合、鬼木監督は疲れの見える憲剛と家長を休ませ、大島と脇坂を使うことによりポゼッションを維持しようとしたのだと思います。
だから、憲剛と家長を遠征に帯同させなかった。
ところが試合前日になって、脇坂にトラブルがあり、試合直前に外れることになった。
これは鬼木監督にとっては誤算だったでしょうね。
前日に脇坂にトラブルがあり、遠征には脇坂も含めた19人を連れて行くことになった。
急遽帯同させた19番目の選手は宮代だったと思います。
この試合でスタメン予定だった脇坂は、鬼木監督から相当信頼されているのだと思います。
僕らは公式戦しか見ていないので、脇坂を湘南戦と蔚山現代戦での短い時間でしか評価できません。
そして、短い時間ながら出場したこれらの試合を見る限り、脇坂はフロンターレのパスサッカーに十分に入っていけるのではないか、そういう期待を抱かせるプレーぶりでした。
脇坂は、勝たなければならない蔚山戦にリードされた状況で投入されています。それだけでも鬼木監督の信頼度がわかりますよね。
脇坂がスタメンで起用されていれば、おそらくトップ下に入ったと思います。
そして二列目の並びとしては、左から長谷川、脇坂、小林です。
トップには知念、ボランチに大島と田中碧です。
僕としては、脇坂をスタメンに起用した11人で、神戸相手にどこまでポゼッションできるかを見てみたかったですね。
脇坂をスタメンで起用することができなくなった時点で、鬼木監督は神戸にボールを持たれることを覚悟したのではないかと思います。
さて、試合の方ですが、先制点については相手GKに責任があります。
まず、馬渡のことを過小評価していますね。
壁が2枚のみだったこと、背の低い選手を壁にしたことです。
あとは壁の立ち位置ですよね。
壁の外から巻いたり、壁の上を超えてくるようなシュートは想定しておらず、クロスだけを予想していたのだと思います。
馬渡のシュートの瞬間、相手GKは逆に動いています。
馬渡を完全に舐めていましたね。
僕にとっては、ビジャではなく、ウェリントンのワントップの方がイヤでしたね。
ただ、高さと強さだけでは、舞行龍ジェームスも負けていません。
ヴィッセル神戸は、奈良ではなく舞行龍ならば、ビジャの方が良いと思ったのかもしれません。
昨シーズンも、鬼木監督は、ゴールデンウィーク中にターンオーバーをしました。
具体的には、等々力のFC東京戦でした。
連戦となった浦和戦をレギュラー組でで戦い敗れ、その直後のFC東京戦でターンオーバーを試し連敗しました。
今回は、昨シーズンのその反省からのターンオーバーだったのかもしれません。
ターンオーバーでの勝利は、控え組に自信とモチベーションを与えることになります。
2017 勝点13
2018 勝点15
2019 勝点16
リーグ戦を9試合終えた時点での勝ち点は上記の通りです。
ここ3年間で最も多い勝ち点です。
リーグ3連覇は十分に射程圏内です。
昨シーズンと比べ選手層は厚くなっていると思います。
選手をターンオーバーしながら、等々力での上海上港戦に備えてほしいですね。
そして、リーグ優勝のライバルはズバリ名古屋グランパスでしょう。