この試合、僕は仕事のため参戦できませんでしたが、試合内容を録画で見た限り、明るい材料が徐々に増えている感があります。
そして、1時間半遅れて開催された上海vsシドニーが引き分けという最良の結果になりました。
これはラッキーです。
これにより、フロンターレは残り2試合を連勝すれば文句なしのグループリーグ突破。
また、次の上海戦で、仮に2点差で勝利することができれば、最終節のシドニー戦に引き分けでもOKです。
一方、次の上海戦に引き分けた場合、グループリーグ敗退は決まりませんが、自力での突破は消滅します。
そして、上海に敗れた場合はグループリーグ敗退が決定です。
蔚山現代との試合、これまでの評価を覆す活躍をしてくれた選手が何人かいます。
具体的には、齋藤学、小林悠、脇坂です。
特に齋藤学ですね。
これまで、引いて守るチームと試合した場合、齋藤学の良さが出ない状況が続いていました。
齋藤学が在籍していた当時のマリノスのように、カウンターアタック中心のチームでないと齋藤学は輝けないのかな?
そう思っていましたが、この試合ではその思いを覆す活躍をしてくれました。
カットインだけでなく縦にも行ける。
相手が2人いても仕掛けの動きができる。
相対する選手から逃げるのではなく、
その選手の正面に突進していくようなドリブルをすることにより、相手選手を困らせることができているような気がします。
思えば2017シーズンの家長も、チームにフィットできずに悩んでいました。
それが突然変異を起こしたのが、真夏の夜のアントラーズ戦でした。
それ以来、家長は獅子奮迅の活躍をし、今では絶対に欠かせない選手になりました。
加入当時の家長は、自分の良さを出すことよりも、チームスタイルに自分を合わせることを優先していたような気がします。
ところが、徐々に自分の特徴をチームメイトに理解してもらい、家長のスタイルに回りの選手が合わせるようになりました。
その上で、家長が守備も頑張るようになり、それ以降のフロンターレは爆発的に強くなりました。
最近、フロンターレのチームメイトは、本来の齋藤学の良さを理解し始め、それに合わせるサッカーができるようになっているような気がします。
もう少し、あと少しです。
齋藤学の爆発に期待しましょう。
次に脇坂泰斗です。
新加入した2018シーズンのリーグ戦出場はなく、同じ年に加入した守田よりも大きく遅れをとっていました。
可児選手のようにすぐ移籍するのではと心配しましたが、それも杞憂に終わりそうです。
脇坂を気に入った一番の理由は、トラップの正確さ、柔らかさです。
そういった意味では森谷賢太郎に似ていると思います。
ポジションの適正としてはトップ下だと思いました。
トップ下であれば中村憲剛のようなパスセンスを、ボランチであれば守田のようなボールハントの技術をもっと磨いてほしいです。
トラップはフロンターレのパスサッカーに最も必要な要素です。
そういった意味では、脇坂はフロンターレに馴染んでいける選手です。
ポジションとしては、ボランチよりもトップ下だと思います。
おそらく本人もトップ下での起用を望んでいるいるでしょう。
中村憲剛の後釜として適任ですが、もう少しフィニッシュワークが必要ですよね。
具体的には、二列目からの飛び出しや自らシュートを打つことです。
あとは自信ですね。
身体も一回り大きくなりましたし、来年ブレイクする可能性も大いにあると思います。
過去に在籍していた養父雄仁レベルで終わってほしくないですし、確実にその上を行ける選手だと思います。
まずは次の上海上港戦です。
ホーム最終戦ですので、ゴールデンウィーク明けの仕事を頑張り、等々力に駆けつけます。