ここで今シーズンの優勝ラインだけ予想しておきたいと思います。
前半戦(17試合)を消化した順位は、
1.鹿島36
2.C大阪35
3.柏34
4.G大阪32
5.川崎F32
6.横浜M32
でした。
過去の例を見ると、前半首位だったチームは、後半戦では前半戦以上の勝ち点を獲れていません。
そうであれば、今年の鹿島アントラーズが勝ち点72を獲得するのは難しいということになります。
また、リーグ優勝チームの最終勝ち点は、前半戦首位チームの勝ち点(今年の例で言えば鹿島の36)×2を下回っています。これは2012年から5年連続の傾向です。
この傾向に、今年の勝ち点の分布を考慮すれば、優勝ラインは65〜70だと思います。
優勝チームの最終勝ち点は予想できませんが、70以上の勝ち点を上げるのは2チーム存在しないと思います。
つまり、勝ち点70を獲れば優勝です。
逆に、今年前半戦の上位6チームが、揃いも揃って前半戦の自らの勝ち点を下回る可能性は非常に低いです。
そうすると、上位6チームのうちいずれかが勝ち点65を獲得するでしょう。
そうであれば、勝ち点64では優勝できません。
今年は前半戦を終えて上位6チームが混戦状態であり、7位以下は離されています。
上位6チームが揃って失速する可能性は低いので、7位以下のチームが優勝する可能性は非常に低いです。
2014年シーズンのガンバ大阪の大逆転優勝とは、前半戦を終えての勝ち点分布が異なります。
2014年シーズンは、前半戦を終えて上位3チームが接近しており、前半4位チーム〜前半8位のガンバまでが第2グループとして接近していました。
つまり、上位3チームだけが躓けば、前半8位のガンバにも逆転優勝のチャンスがありました。しかも、2014年の第17節終了時、ガンバは既に上げ潮ムードでした。
これが、今年の浦和レッズとは大きく異なります。
今シーズン、浦和の逆転優勝はありません。
フロンターレは逆転優勝の射程圏内です。
ポイントとしては過密日程での選手起用、チームとして一つにまとまれるか、中心選手にケガ人が出ないか、相手に対策された試合でセットプレーなどで勝ち点を拾えるか、戦い方を柔軟に変えられるか、といったところでしょうか。