新井章太の影響力 | FOOTBALL IS MY LIFE

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川崎フロンターレのサポーターです。

新井章太の影響力

以前から感じていたことですが、フロンターレ快進撃の理由の一つとして「ベンチメンバーとの一体感」があると思います。

昨シーズン、新井章太は半数以上の試合に出ています。そして、西部洋平がケガをしていない時期に、西部を差し置いてスタメンで出たりしました。
新井にしてみれば、ようやくレギュラー奪取のチャンスが訪れたわけですが、今シーズン、チームはゴールキーパーを補強しました。
現役韓国代表のチョン・ソンリョンです。
そして、その効果もあり、チームは快進撃を続けています。

新井は、このようなクラブの方針にも腐らずに黙々と練習をこなし、第2キーパーとしての準備を怠らない。
そして試合が始まれば、チームの盛り上げ役に徹するだけでなく、ソンリョンのアクシデントに備えて常に準備する。

レギュラーが固定されてしまうと、レギュラーとサブメンバーとの関係が悪くなり、それがチームに悪影響を与える場合が少なくありません。
でも、今年のフロンターレなら大丈夫です。
それは新井章太がいるからです。

新井は以前、次のような発言をしていました。

控えGKが練習で頑張らないと、レギュラーGKがだれてしまう。
そして、それがチームの勝敗に影響してしまう。
だから、我々のような控えキーパーは、練習で手を抜いてはいけないのだ。

まさにその通りだと思います。
練習ではスタメンで使ってもらうために全力でプレーする。
そして、試合が始まれば、ソンリョンを全力でサポートし、チームの士気を鼓舞する。
チームが勝利できるよう、全力を尽くす。
新井章太は、そういうことができる選手です。
それは簡単なようですが、実際には簡単にできることではありません。

今シーズン、新井章太がベンチにいる限り、フロンターレは簡単に凹まないと思います。
2016年12月3日、リーグ優勝のシャーレを掲げる中村憲剛の横に新井章太がいることを願っています。