こんにちは、川崎フロンターレU-13監督の大場健史です。
今回は5月3日から5日(ゴールデンウィーク)にかけて
鹿島で開催されたU-13鹿島招待の話をしたいと思います。
この招待大会参加は5年目となりました。
U-13のスタートとして東北、北信越、関東、東海、関西のJクラブ
そしてタウンクラブの多くのチームとの交流戦がありました。
われわれフロンターレは大会1日目、
第1試合目ベガルタ仙台に8-0。
2試合目セレッソ大阪に1-2。
3試合目ジュビロ沼津に7-2。
と2勝1敗の成績で終えました。
試合内容はベガルタ戦では動きの硬さもあり、
なかなか自分たちの思い通り試合運びが出来なかった。
相手も当然必死になってフロンターレを倒しに来たので
それは当然だと思いました。
しかし徐々にリズムが取れサイドからの攻撃
そして二列目の飛び出しで得点を取ることが出来ました。
相手がどうあれ常に攻守に渡って先手を取らなければならない。
それを最初からやらなければだめだ。
と言いつつも2試合目のセレッソ戦は非常に良くなかったです。
相手のコートでの攻撃が多いいのだがフィニッシュの精度が悪いので
得点できずにカウンターで2失点を喰らいました。
暑さも有り動きが鈍い、受け手と出しての関係も悪いので
パスが雑になり、やっと1点を返したものの試合終了。
非常に課題が残った試合でしたが、最後の試合は、
選手たちは非常に切り替えてプレーしていました。
諦めないで戦う姿勢があり非常に良かったと思いました。
その気持ちが大切。
試合後、選手たちは温泉に入り心身ともにリラックスしていました。
夕飯もバイキングで非常に楽しそうでした。
しかしまだまだ食べる量がすくな過ぎる。戦う為には食事も大切。
大会2日目。
1試合目はヴェルディとの試合で結果7-1。
内容は昨日の反省か非常に良い動き出しをしていた、
先手を取る意欲があり攻撃も厚みがありました。
やればできると思いきや
2試合目の三菱養和・巣鴨との試合は0-3の敗戦。
相手は非常に身体能力の高い選手たちが多かったが
それでも必死にプレーしていましたがもっとできると思います。
ピッチに立つ以上は強い意志を持ってプレーをする、それが宿命だ。
選手たちはかなり堪えたみたいだが切り替えが
非常に早いところがあるがそこがまた良いとこなのかもしれない。
3試合目は湘南ベルマーレ小田原との試合で結果6-1。
1対1の球際の闘いも非常に見ものがあり面白かったです。
大会3日目最後の試合。
この日は2試合があり共にFC東京・むさし、
そしてFC東京・深川との多摩川コラシコ対決。
FC東京との試合はいつもガチンコ対決、
意地と意地のぶつかり合いの試合。
FC東京・むさしとの試合は結果2-4。
前半は非常にプレスも良く、奪ったボールをサイドに素早く展開し
得点することができましたが、後半は相手の動きが良く、
ボールを失うシーンが多くなり失点を喰らいました。
2試合目最後の試合はFC東京・深川。試合結果は2-1の勝ち。
どの局面でもガチンコ対決で非常に選手たちは負けたくない
強い意思を出し戦っていました。シュートも素晴らしかった。
この気持ちを忘れてはならない。
この3日間の大会を通して選手たちは色々感じたと思います。
試合の入り方、相手に支配されているときにどうやってボールを奪い
自分たちのリズムに切り替え攻撃の糸口を見出す戦術眼を持つか、
そして精神的にも身体的にも強くなる為に自分に甘えないこと
厳しく持つことをしなければならない。
しかしその質はあると思います。
本当にこれからが楽しみだ。
今後の成長に期待。
以上、鹿島招待での出来事でした。
U-13監督 大場 健史[E:impact]