こちらに来るまで知らなかったこと
今回はこちらに来るまで知らなかったことなどに注目していこうと思う。
まず私のアメリカのイメージはやはり海外ドラマや映画がメインだったので、どこのお店に行ってもすべてが煌びやかなイメージだった。
しかし現実は少し違った。
商品棚に商品が陳列されていないのが割と当たり前だということに気づいた。
あるとき、私が新商品のマスカラを購入しようと思い、発売日にお店に行ったときのことだ。
私はわくわくして少し小走りになりながら、マスカラが売ってるところまで歩いた。
そしてついたのだが、新商品はほか、通常の商品すら展示されていなかったのだ。
目の前には空の棚があり、その前には積み重なった段ボール。
おそらくこの段ボールに新商品が入ってるのだろうと思い、店員さんに聞いたところ、どうやら忙しくて陳列している時間がないとのことだ。
いくつかほかの店を回ったが、発売当日に陳列されているところは一つもなかった。
これが私の初めて感じた日本とアメリカの違いの中の一つであるが、すべてがそうではない。
だが、なんかこの緩い感じも逆に悪くないのかなと今は思う。
確かに日本のようにすべてがきれいに梱包されていて、買うものすべてが新しいのが今まで普通だったが、こちらではこの前セールでやっと手に入れることが出来た大好きなブランドの靴も帰ってから気づいたが箱がスニーカーの箱だった。
私みたいなマニアには靴の箱すらも集めたいところだったが、またそのラフな感じもアメリカっぽくていいかなと思えるようになってきた。
ときにそのようなラフな感じが自分を気分を楽にすることもあるということに気づいた。
今までガチガチにこうではならないといけない、これが普通だなどの決まり事からストレスを感じやすかった私にはこれくらいがいいのかもしれない。
こちらに来てから日本のいい部分を知るきっかけになり、またアメリカのいい部分を知るきっかけになる一つだった。