私はブログでも書いている通り、海外生活が長く、日本のいい所、悪い所が欧米との比較で、日本に住んでる方よりは見えていると思います。 今はすっかりなれましたが、最初はカルチャーショックが大きく、常に日本と比較して見ていましたね。 ですから、いい所も、悪い所も私なりに意見を持っています。
芸能界(音楽)については、ずーーと前から、日本の商業主義の姿勢に相当の疑問と怒りをもっていました。こちらは実力主義です。 容姿、年齢、一切関係ありません。実力があれば誰でも相応の成功が約束されています。
ところが、日本は外から見ていて恥ずかしいくらい、視聴者も、プロダクションも子供過ぎています。何故日本人は本業の部分を正当に評価せず無関係な容姿、キャラなどを重視するのか? 欧米人にはいくら言葉を尽くして説明しても一生分かってはもらえないでしょう。彼らはそういう思考はしないからです。
こちらでも、アイドルグループがたまにデビューします。最初は目立つので騒がれますが歌の実力がなければ、視聴者はサアーっと引いていきます。プロの歌手に必要なものは何かを知っているから、必要なもの以外で評価する事はありません。社会がそれを許さないのです。正当に評価できない人には非見識の持ち主というレッテルが貼られその人は評価を落としてしまうからです。
そういう事で、この道を目指す人たちが、平等な土俵の上で勝負が出来ない不幸が存在する日本の社会に、私は失望していました。
マキタソを知って、彼女の経歴も知って、彼女がその理不尽な日本の社会の犠牲者であることを知って、何とかこの人には実力(=才能)に見合った成功を手に入れて欲しい、と強く願うようになりました。
この不幸な日本の社会の中では、彼女の努力が報われる日がいつ来るか、地道に努力していけばいつかは報われるのか、全く誰にも分かりません。 それは突然くるかも知れません。
そして、昨年7月にものまねシンガーとしてデビューし、ものまね界のスターになりました。
ここが、ものまねではなく、歌手としてメジャーに成りたいという彼女の夢を実現させる、千載一遇のチャンスだと私は思っています。 この機会を逃がす手はありません。
これは彼女の問題ですが、ものまねシンガーとしてスターになったわけですから、このままこの道を進んでも長期にわたって安定した仕事が出来るでしょう。 これを続けながら、オリジナル曲も数多くチャレンジし続けて、いつの日か訪れるヒットを待つ、のもひとつの選択です。
しかし、いつになるか分からないヒットを狙うのではなく、目の前のヒットを狙うのもまたひとつの選択です。
目の前のヒットを狙うには、用意周到な戦略が必要です。目の前のヒットを狙う事に決めたら、腹をくくらなければいけません。プライドを捨てなければならない時も出てくるかもしれません。全て、『ヒット曲を』 という一点に的を絞って練られた戦略では、自作をあきらめて、有力な誰かにプロデュースしてもらうことも有り得るでしょう。
私はそれでいいと思っています。
