日座天中殺 は
天中殺の発祥地なので
物事のきっかけを作り出すのが上手いです。
甲乙丙丁戊己庚辛壬癸 甲乙
子丑寅卯辰巳午未申酉 戌亥 ↖︎ここ
「結果」が中殺 (虚) なので
きっかけは起こすけれど
最後のまとめは不完全です。
つまり「不完全の美」を作る人です。
「不完全の美とは何ですか?」
「まとまりが悪いということ?」など
ご質問をいただいたので記しておきます。
ひとつ言葉を選ぶとしたら‥
「わびさび」のようかなと思います。
侘び (わび) ・ 寂び (さび)
日本の美意識のひとつとして
聞いたことがあるのではないでしょうか?
不完全の無常にある美しさ、
寂れの中にある美しさを見出す心。
この「わびさび」の概念も
道教から生まれ禅仏教に取り込まれたそう。
完成しきっていないからこそ
そこに美があります。
日座天中殺の行き着く「不完全の美」で
わたしが思い浮かべるのは
未完の世界遺産 サクラダファミリア。
いまだに未完成。
ガウディが亡くなってもなお
人々は建設を続け、動いている。
未完でありながらも
人々を動かすその存在感は
次の世代に渡す拡大力を有する
日座天中殺のようだなぁと。
( 甲戌・乙亥は、跡継ぎ運の
申酉天中殺でもあるのだからね! )
自分の代では完成しないからこそ
次の人物に引き継げるものがある
といえるのではないでしょうか。
日座天中殺さんは
「そこ?!」って
周りが驚くような着眼で
物事のきっかけを作りますね。
橋本徹さんは日座天中殺、
「大阪都を作る」というような構想も
形としては不完全であったとしても
“改革の進め方” の哲学を
次世代に与えたかも知れません。
ごはんを食べるのも
腹八分目が体にいいっていわれますし、
ひととの別れも
お腹いっぱいの惰性で離れるより、
名残惜しくも凛と去る方が美しいように。
無理に完全満腹を目指さない美学。
この記事も
締めくくりの言葉が見つからないけど
不完全の美ということで許してください。
読者様 いつもありがとう♬