ひとつの物事を熟達した人のことを
「 玄人 (くろうと) 」という。
読みの通り
「 くろ(黒) 」
つまりは、静かな夜の色なのである。
たとえば
実業にしても虚業にしても
「 わたしは
うん億円の資産を築いたんです 」
とか
「 わたしは
ひとのオーラが見えるんです 」
とか
一般的に
凄いですねと返されるであろう能力を
聞かれてもないのに
自らべらべら話す人がいたとして、
しかしその能力は
大運天中殺や変剋律の期間限定で
一時的な幻フィーバーの可能性もあるので
その幻フィーバー期間があけて
自ら公表してた虚像が
パタンと消えた時点になって、
勘違いだったと
目の当たりにするので
「( ー̀֊ー́ ) ドヤァ」から
「ヽ(´Д`;)/ アワワ」になるの、
本人は恥ずかしくないのだろうか。
▶︎ 中年の大運天中殺
幻フィーバー期間があけても
自分の実力として得ている人というのは
虚の体験に、実の人間性を伴わせた人。
虚の体験を、実力だと勘違いした人は
幻フィーバー期間があけたら
勘違いの清算現象で乱れる。
前者も後者も
「当然そうでしょうね」という話。
大運天中殺や変剋律の出口頃に
「 わたしは
うん億円の資産を築いたんです 」
とか
「 わたしは
ひとのオーラが見えるんです 」
とか
自らべらべら話している人がいたとしたら
まぁそういうわけで
幻フィーバー終了後に取り乱れるのは
第三者から見れば、想像にたやすい。
なぜなら
虚の体験に、実の人間性を伴わせて
「玄人」の域になっていたのなら
静かな夜の色を心得ているわけで、
自らべらべら言うのは
「玄人」の域ではないから。
芸能人でも政治家でも一般人でも
口を慎むのが上手いか下手かで、
運命の節目において雲泥の差がつく。
占いが当たる話は
特別すごいことでなく
「当然そうでしょうね」と
予測がつく見解であり、
その上で
危機を最小限におさえて
人間性を伴わせながら矛盾をなくし、
上手く運を動かすのが、帝王学の話である。
あのお喋り芸人さんも
答弁立つ議員さんも実のところ
内情は一切おもてでは口に出さないので
結局プロは、
慎ましささえ見せないのである。