ひとつの物事を熟達した人のことを
「 玄人 (くろうと) 」という。

読みの通り
「 くろ(黒) 」

つまりは、静かな夜の色なのである。

  





たとえば
実業にしても虚業にしても

「 わたしは
 うん億円の資産を築いたんです  」
とか

「 わたしは
 ひとのオーラが見えるんです 」
とか


一般的に
凄いですねと返されるであろう能力を

聞かれてもないのに
自らべらべら話す人がいたとして、




しかしその能力は
大運天中殺や変剋律の期間限定で
一時的な幻フィーバーの可能性もあるので

その幻フィーバー期間があけて
自ら公表してた虚像が
パタンと消えた時点になって、

勘違いだったと
目の当たりにするので

「( ー̀֊ー́ ) ドヤァ」から
「ヽ(´Д`;)/ アワワ」になるの、
本人は恥ずかしくないのだろうか。


  



幻フィーバー期間があけても
自分の実力として得ている人というのは
虚の体験に、実の人間性を伴わせた人。

虚の体験を、実力だと勘違いした人は
幻フィーバー期間があけたら
勘違いの清算現象で乱れる。


前者も後者も
「当然そうでしょうね」という話。




大運天中殺や変剋律の出口頃に

「 わたしは
 うん億円の資産を築いたんです  」
とか

「 わたしは
 ひとのオーラが見えるんです 」
とか
自らべらべら話している人がいたとしたら


まぁそういうわけで
幻フィーバー終了後に取り乱れるのは
第三者から見れば、想像にたやすい。





なぜなら
虚の体験に、実の人間性を伴わせて
「玄人」の域になっていたのなら
静かな夜の色を心得ているわけで、

自らべらべら言うのは
「玄人」の域ではないから。

芸能人でも政治家でも一般人でも
口を慎むのが上手いか下手かで、
運命の節目において雲泥の差がつく。

  





占いが当たる話は
特別すごいことでなく

「当然そうでしょうね」と
予測がつく見解であり、

その上で
危機を最小限におさえて
人間性を伴わせながら矛盾をなくし、
上手く運を動かすのが、帝王学の話である。



あのお喋り芸人さんも
答弁立つ議員さんも実のところ
内情は一切おもてでは口に出さないので
結局プロは、
慎ましささえ見せないのである。