へんこくりつ
変剋律

生涯の中で

大運天中殺に遭遇しない場合は

次に、準大運天中殺といわれる

『変剋律』を探します。


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<定義>
大運で回ってくる干支が
二連・三連と異常干支が続く
異常干支1つは該当しません。
大運天中殺と変剋律が重なっている場合は
大運天中殺の周期確認を優先します。

▶︎ 異常干支こちら

▶︎ 大運の出し方こちら



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*命式に異常干支がある
→大運の異常干支のあいだは
異常性がなくなり普通になる。
( 一般水準を目指しがち )

*命式に異常干支がない
→大運の異常干支のあいだに
異常性を発揮する。
( 期間中は特殊才能が芽生える )

特殊才能の活かし方が
時代や環境と合えば天才と称される。
悪さが出るとただの変人。
天才も変人も何かしら異常性がある。

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<現象>
変剋律に入ってからの5年間に
精神的な苦悩があれば
そこから才能が開花し陽転していきます。
入口で精神面を鍛えられたかどうか
社会勝負運を稼動させる条件となります。
(精神的ショックをきっかけに
強い意志を身につけておかないと
ささいなことで気持ちが揺れて
自ら波乱を増やしやすくなる。)
清算は変剋律があけてからの5年間で。

大運天中殺の場合は
入口前後の5年間で現実的に鍛えられると陽転。
そして出口の5年前から元の枠に戻しながら清算。



変剋律と大運天中殺は
陽転すると人生の可能性が無限化
という点では似通っていますが
構造はまったく違います。

<ここでの陽転定義>
実力以上の実行力・社会での活躍・現実面での功績




※大運日座天中殺(甲戌・乙亥)は
 異常干支でもありますが、
 大運天中殺現象としてみます。


辛 己 庚
酉 卯 寅
(子丑天中殺)

7歳 戊寅
17歳 丁丑 大天
27歳 丙子 大天
37歳 乙亥 変剋律(日座大天)
47歳 甲戌 変剋律(日座大天)
57歳 癸酉
67歳 壬申


命式に異常干支はありません。
4旬5旬は日座の大運なので
変剋律ではなく大運天中殺とする。
17歳からの大運天中殺は本人が
実際に親元を離れ自立しているかによる。
27歳からは本格的に運勢が稼働し
社会的評価や名誉に意識が向く。
56歳まで無限の可能性が開かれますが
52歳頃に出口へのお知らせ現象あり。
57歳から才能が途切れて通常となり
凡人人並みの生き甲斐を目指す再起動。


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<補足>
もし変剋律と命式のあいだで
大半会が成立するとより強く異常性が出る。
納音が成立すると才能が宿命に納まり込む。

大運天中殺も変剋律もない場合は
四季運を使って活発期を探します。

大運天中殺・変剋律をみることで、
実力を飛び越えた成功を手にする
「期間」のみ探り出せます。
陽転条件に沿っているかどうかと
本人の固定概念によって
伸び方にはかなり個人差があります。

他にも命式や条件によって
変剋律の型が更に分類されます。
基本部分の参考までに。