どうぶつより。|動物から人間へ、届いた小さな物語 -9ページ目

どうぶつより。|動物から人間へ、届いた小さな物語

動物たちにも、
私たち人間には見えない気持ちや、
それぞれの物語があります。

このブログでは、

野良猫クロの物語
犬との暮らしで起きた出来事
動物たちとの出会いや、感じたこと

などを綴っていきます。

こんにちは。
「どうぶつより。」です。

 

『野良猫のクロ』第2話です。

 

ある日、クロはボステツに聞きました。

「ボステツさん、なんで外にいるの?」

クロにとっては、素朴な疑問でした。

 

猫なら家で暮らすもの。

 

ごはんを食べて、


暖かいところで眠って、


人間に可愛がってもらう。

 

クロは、そんな暮らしをまだ知りません。

 

だから、外で暮らしているボステツのことが不思議だったのです。


🐈「猫なのに、どうして家にいないの?」

ボステツは答えました。

「猫がみんな、家で暮らしてるわけじゃない。」

外で暮らしている猫には、


いろいろな事情があります。

 

生まれたときから外で暮らしている猫。

 

もともとは人と暮らしていたけれど、


何らかの理由で外で暮らすようになった猫。

 

人間に慣れている猫もいれば、


人間を怖がる猫もいます。

 

そして、外で暮らすことを選んでいるように見える猫でも、


実際には「選んだ」というより、


そうせざるを得ない状況にいることもあります。


🌿 外の世界は、自由だけど簡単ではない

外にいる猫を見ると、

 

「自由でいいな」

 

と思うことがあるかもしれません。

 

でも、外の生活には危険もあります。

 

雨の日もあります。

 

寒い日もあります。

 

暑い日もあります。

 

車が通る道もあります。

 

ケガや病気をしてしまうこともあります。

 

そして、毎日必ずごはんが食べられるとは限りません。

 

それでも、その場所で一生懸命生きている猫たちがいます。


🐾 それでも、見守ってくれる人がいる

外で暮らす猫の中には、


地域の人に見守られている猫もいます。

 

ごはんをあげてくれる人。

 

水を用意してくれる人。

 

ケガをした猫を助けてくれる人。

 

不妊・去勢手術をしてくれる人。

 

猫が暮らしている場所を気にかけてくれる人。

 

人間には見えないところで、


猫と人とのつながりができていることがあります。

 

第1話で紹介したボステツの「さくら耳」も、


そんな猫と人との関わりの一つです。


🐈‍⬛ クロには、まだ分からない

クロはボステツに聞きました。

「じゃあ、ボステツさんは外で暮らしていて平気なの?」

ボステツは、

「外で生きるっていうのは、そういうことだ。」

と答えます。

 

そして、

「でも、俺たちを見守ってくれる人もいる。」

と教えてくれました。

 

クロは、少し考えます。

 

外には怖いこともある。

 

でも、優しい人もいる。

 

猫の世界は、クロが思っていたよりも


ずっと複雑なのかもしれません。


🌇 それでも、一緒に生きていく

夕暮れの中、


クロとボステツは並んで歩きます。

 

クロはまだ、


「家」というものをよく知りません。

 

ボステツも、


自分がこれからどこで暮らすのか分かりません。

 

それでも二匹は、


今日も外の世界を生きています。

 

そしてクロは、


少しずつ猫の世界を知っていきます。


🐾 クロから人間へ

「ねえ、人間のみんな。」

「外にいる猫って、
みんな好きで外にいるのかな?」

「僕、まだよく分からないんだ。」

「でも……」

「猫にも、それぞれ事情があるんだね。」

猫を見かけたとき、

 

「野良猫だから」

 

とひとくくりにするのではなく、

 

「この子は、どんな毎日を過ごしているんだろう?」

 

と少しだけ想像してみる。

 

それだけでも、


見える景色が変わるかもしれません。


🌿 どうぶつより。

動物から人間へ、


届いた小さな物語。

 

『野良猫のクロ』では、


クロとボステツの物語を通して、

 

「動物にも、それぞれの事情や気持ちがある」

 

ということを伝えていきます。

 

かわいいだけではない。


かわいそうだけでもない。

 

その子が生きてきた時間にも、


その子だけの物語があります。

 

🐈‍⬛ 次回、第3話へ。

 

『野良猫のクロ』第2話 tiktokは、から