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どうぶつより。|動物から人間へ、届いた小さな物語

動物たちにも、
私たち人間には見えない気持ちや、
それぞれの物語があります。

このブログでは、

野良猫クロの物語
犬との暮らしで起きた出来事
動物たちとの出会いや、感じたこと

などを綴っていきます。

🐈‍⬛ 野良猫のクロ 第1話「耳が切れたボス」

こんにちは。


「どうぶつより。」です。

 

『野良猫のクロ』第1話は、

 

「耳が切れたボス」というお話です。

 

クロが出会った猫、ボステツ。

 

ある日、クロはボステツの耳を見てびっくりします。

「ボステツさん!
耳がちぎれてるよ!?」

でも、ボステツは平然としています。

「これは、ちぎれたんじゃない。
さくら耳っていうんだ。」

クロには、初めて聞く言葉でした。

 

では、「さくら耳」って何なのでしょう?


🌸 さくら耳とは?

外で暮らしている猫の耳を見ると、


耳の先がV字のようにカットされていることがあります。

 

これが、一般的に**「さくら耳」**と呼ばれているものです。

 

桜の花びらのように見えることから、


この名前で呼ばれています。

 

ボステツの耳も、このさくら耳です。


🐾 何のために耳をカットするの?

さくら耳には、大切な意味があります。

 

外で暮らす猫に不妊・去勢手術をしたあと、

 

「この猫は手術を受けています」

 

と分かるようにするための目印として、


耳先をカットすることがあります。

 

外で暮らす猫を捕獲して、不妊・去勢手術を行い、


元の場所に戻す活動をTNRと呼びます。

 

TNRは、

 

T=Trap(捕獲)
N=Neuter(不妊・去勢手術)
R=Return(元の場所へ戻す)

 

の頭文字です。


🌸 なぜ「目印」が必要なの?

外で暮らす猫は、


同じ地域で生活していることがあります。

 

もし手術を受けた猫に目印がなければ、

 

「この猫は手術したのかな?」

 

と分からなくなってしまいます。

 

そして、再び捕まえてしまう可能性もあります。

 

そこで、

 

耳を見れば、手術済みだと分かる。

 

それが、さくら耳の役割の一つです。


🐈 「耳が傷ついている」とは違います

初めてさくら耳を見た人は、

 

「ケンカで耳をケガしたのかな?」

 

と思うかもしれません。

 

クロもそう思いました。

 

でも、ボステツの耳は


ケンカでちぎれたわけではありません。

 

さくら耳は、


外で暮らす猫たちを見守るための


大切な目印になっています。


🐾 さくら耳の猫を見かけたら

街でさくら耳の猫を見かけることがあるかもしれません。

 

そのとき、

 

「耳が変わっているな」

 

と思うだけではなく、

 

「この猫は、誰かに見守られているのかな?」

 

と、少しだけ想像してみてください。

 

地域でごはんをもらっていたり、


安全に暮らせる場所を見つけていたり。

 

人間には見えないところで、


猫と人とのつながりがあるかもしれません。

 

もちろん、さくら耳だからといって


必ずしも飼い主がいないとは限りません。

 

猫にも、それぞれの暮らしがあります。


🐈‍⬛ クロも少しずつ知っていく

クロは、まだまだ知らないことばかり。

 

ボステツの耳を見て、

「耳がちぎれた!」

と思ったことも、


クロにとっては大きな勘違いでした。

 

でも、こうやって少しずつ、

 

「猫の世界には、こんなことがあるんだ」

 

と知っていきます。

 

人間から見れば何気ないことでも、


猫から見ると不思議なことばかり。

 

そんなクロの目線から、


これからも猫の世界を描いていきたいと思います。


🌸 クロから人間へ

「ねえ、人間のみんな。」

「ボステツさんの耳は、
ちぎれたんじゃなかったんだね。」

「僕、知らなかったよ。」

「猫の世界って、
まだまだ知らないことがいっぱいだね。」

🐈‍⬛🌸


どうぶつより。

動物から人間へ、届いた小さな物語。

 

動物たちにも、


それぞれの性格や事情があります。

 

このブログでは、


『野良猫のクロ』や犬との実話を通して、


動物たちの物語を届けていきます。

 

「この子は、どんな気持ちなんだろう?」

 

そんなふうに、少しだけ動物の目線から


見てもらえたらうれしいです。🐾