YUKI メランコリニスタ PV
キャッチーでカラっとした名曲。
歌詞のノリも、印象的なメロディも申し分ない。
けど、ただそれだけでは十分ではない。
あの手この手で艶かしさをアピールするYUKIのPVを観ずして、この曲は語れないから。
百聞は一見に如かず ⇒ 【PV】YUKI メランコリニスタ
>>メランコリニスタ (2006年1月25日)
花王「エッセンシャル・ダメージケア」TVCMソング
(オリコン最高:10位)
平井堅 瞳をとじて PV
■瞳をとじて
>>リリース 2004年4月28日
オリコンウィークリーチャートやCOUNT DOWN TVでの最高順位は2位にとどまった。
しかし、年間順位では、オリコン、COUNT DOWN TVとも1位を記録し、2004年の最大のヒット曲となった。
ちなみに、オリコン首位未獲得曲での年間売上1位は、瀬川瑛子『命くれない』(最高位6位)以来17年ぶり史上4作目。
>>作詞 平井堅/作曲 平井堅/編曲 亀田誠治
自身での作詞作曲+売れっ子プロデューサーの亀田誠治の編曲・・・という組み合わせは、一年前(2003年5月)にリリースされ、ドラマ『ブラックジャックによろしく』主題歌にもなったシングル曲「LIFE is... ~another story~」と同じ。
>>映画『世界の中心で愛を叫ぶ』主題歌
オリコン年間シングル売上ランキングにおいて史上初の映画タイアップ曲の1位。
ちなみに、TVドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」の主題歌柴咲コウ「かたち あるもの」 (2004年8月11日発売)はオリコン最高2位。
失って二度と戻ってこない恋人に馳せる想いを、ピアノとストリングオーケストラをバックにした美しいメロディに乗せて歌いあげる感動的な詩。「セカチュー」のブームに乗らずとも、大ヒットするだけのポテンシャルを持っているとは思う。
けれど、社会現象にもなった「セカチュー」の圧倒的なパワーに推されたことが、ウィークリーでは首位獲得できなかったこの曲が年間1位を獲得した原動力になったのだ・・・と解る。
MY LITTLE LOVER 「Hello,Again~昔からある場所~」 PV
10年以上経っても、マイラバの代表曲と言えばこの「Hello,Again~昔からある場所~」。
初めて聞いたとき、「たたみ掛けるように長いサビメロが、ミスチルの『イノセントワールド』みたいだなぁ・・・」と思っていたら、案の定、ミスチルのプロデューサーの小林武史が一枚噛んでいた・・・というオチ(けど、この曲をリリースした当時はまだマイラバのメンバーとして正式加入してはなく、もちろんAkkoとも結婚前だった)。
【PV】MY LITTLE LOVER Hello,Again~昔からある場所~
柴咲コウ「かたち あるもの」PV
6thシングル
発売日 2004年8月11日
作詞:柴咲コウ/山本成美、作曲:小松清人、編曲:華原大輔
TBS系ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』主題歌
>>オリコン最高位2位
>>この曲以降作詞は彼女自身が始める。
ちなみに映画版の主題歌は平井堅の瞳をとじて
オリコン2004年度年間シングル売上ランキング第1位
もちろん両方とも素晴らしい曲だけど、
やはりヒットの最大要因は露出の機会が多かったこと・・・。
Cocco「Raining」「焼け野が原」PV
■「Raining」1998年3月21日発売 3rdシングル
オリコン最高位17位 累計売上約12.8万枚
>「Raining」:映画「式日」主題歌
>>収録アルバム「クムイウタ」
1998年5月13日発売 2ndアルバム
オリコン最高位1位 累計売上約87.8万枚
■「焼け野が原」2001年4月18日発売 11thシングル
オリコン最高位12位 累計売上約5.5万枚
>>収録アルバム「サングローズ」
2001年4月18日発売 4thアルバム
オリコン最高位5位 累計売上約22.6万枚
いずれもシングルとしては地味な結果しか残していないが、
2曲ともハートをわしづかみにするような、聴く者に訴えかけてくる曲。
【PV】Cocco Raining
【歌詞】Cocco Raining
【PV】Cocco 焼け野が原
【歌詞】Cocco 焼け野が原
尾崎豊 「I LOVE YOU」 PV
何も言うことのない名曲。
尾崎の死後、CM曲や主題歌として使われたが、「本人は墓の下でどう感じているのだろう?」とふと感じることがある。
本来は「上手く生きていけない焦燥感の中で愛情表現すら上手く出来ないもどかしさ、それでもすがりたい愛情・・・」を歌った曲だと思うのだが。純恋歌として曲自体がドラマを伴って独り歩きしはじめて・・・という典型かもしれない。
エレファントカシマシ「今宵の月のように」PV
ミッシェル・ガン・エレファントの次なので、エレファントカシマシ・・・というわけではないのだけど、エレカシのこれ。
それまでのエレカシのスタイルから大きく舵を切ることになったエレカシの代表作。
ドラマ「月の輝く夜だから」のタイアップで、プロデューサーに頼まれて創った・・・というコンセプト自体が、初期エレカシのファンからは「売れるための日和見的な作品」言われてもしかたないかもしれない。正直、筆者もこの曲を初めて聞いたとき「え??これがエレカシ??嘘だろ!?」って思ったくらいだ。が、純粋に歌というか曲だけを素直に聞いてみれば、どう考えても「いい曲じゃん!」としか言いようがなくて、CDシングルを買ってしまった記憶がある。
97年という年は、ビーイング系が下降線をたどりはじめた一方で、安室、Globe、Speedら所謂エイベックス+小室ファミリーが全盛期を迎えていて、流行していた音楽は非常に退屈なものが多かった印象が強い。
ただ、徐々にR&B系のディーヴァが台頭し始めるなど、新しいムーヴメントが始まる中で、FMが楽しい時代でもあった。
そんな中で、旧勢力と目されていたエレカシが、さらりと脱皮するように新しいスタイルに変わっていったのは、この年が彼らにとってのメルクマールだったのだろう。
ミッシェル・ガン・エレファント 世界の終わり PV
96年にメジャーデビューし、その後の日本のストレートロックバンドやフォーピース/スリーピースのロックバンドに大きな影響を与えたミッシェル・ガン・エレファント。
彼らのそのデビュー曲がこの「世界の終わりに」。
「ドクター・フィールグッドを意識しまくりなバンドだよなぁ、こいつら・・・(笑)。Whoとか語らせたら延々語りそうだなぁ」となどと思いつつも、ゴリゴリなガレージっぽいスタイルに絶妙のメロディセンスが光るキャッチーな曲にぐいぐい引き込まれて、何度も繰り返して聴いたのを覚えているが、それももう10年以上前・・・。その後、彼らの新しいPVが出るたびにSpaceShowerTVやViewsicで何回観たことか・・・。
バンドはどんどん有名になり、熱狂的な「信者」と呼んでも過言ではないファンも多数獲得し、素晴らしい曲もアルバムも残して2003年にサクッと解散してしまったけど・・・でも一番最初に聴いた「世界の終わりに」ほど入れ込んだ曲はなかったなぁ・・・。
21世紀に入ってからは、アジカンなどのように彼らに対するリスペクトを公言するバンドはゴマンといるし、聴いてて「おぉ~ミッシェルガンが好きなんだろうなぁ、こいつら(笑)」とモロに判ってしまうバンドもいまや多数。最近だとこんなバンド も。
同じ時代をリードしたブランキージェットシティが「洗練」を感じさせるストレートロックだったのに対して、ミッシェル・ガン・エレファントは泥臭さが抜けない、まさにパブ・ロック・バンドだったけど、彼らがそのスタイルを貫き通して日本のメジャーシーンを大きく変えていった凄さは、「ミッシェル・ガン・エレファント以前」を知る人間から本当に驚くべきことだったと言える。
【PV】thee michelle gun elephant 世界の終わり
【歌詞】thee michelle gun elephant 世界の終わりユニコーン PV 大迷惑
「マイホームも手に入れた。愛する妻もいる。順風満帆のなオレの人生。けど、ある日突然、単身赴任を命じられた・・・。会社には逆らえないけど、幸せを手放したくもない。まったくオレの人生どうすりゃいいの(涙)???」というまさに大迷惑なサラリーマンの悲哀をコミカルかつシニカルに描いた名曲。
収録されたアルバムタイトルは「服部」 で、そのジャケットは老人の顔のどアップ・・・。
で、「大迷惑」という妙ちくりんなタイトルのPVは、ホールでオーケストラをバックに、タキシードを着て現れオペラ歌手の如く歌う民生とユニコーンの面々・・・。
という、ぱっと観ただけでは、「ユニコーンって色物バンドですか??」と思わせるような仕掛けだらけ。
デビュー当時のタテのり系の代表バンドで「メロディックなビートバンド」のイメージをぶち壊す進化を見せ始めた、ユニコーンの大躍進作とも言える。
ベスト盤の曲解説で「当時バンドメンバーと仲の良かったソニーミュージックの社員の転勤をきっかけに書いた歌」という、実際の話に基づいて書かれたことが明らかにされている。
ほんとに暗い内容の歌だけど、それをそのまま暗い歌にしないところが、さすがユニコーン!というところ。
原田知世 ロマンス PV
原田知世「ロマンス」は、春風を受けているような心地よさを与えてくれる曲。
春爛漫の堤防道路を、自転車に乗ってスイスイ進む原田知世・・・みたいなイメージが勝手にあるのだが・・・。
サウンドプローデュース全般を、スウェディッシュポップ全盛期の売れっ子プロデューサー、トーレ・ヨハンソンが請け負っており、そのままカーディガンズのアルバムに収録されててもおかしくないような仕上がり。
リリースから10年以上経っても色褪せない、心和ませてくれる名曲です。
【PV】原田知世 ロマンス