ユニコーン PV 大迷惑
「マイホームも手に入れた。愛する妻もいる。順風満帆のなオレの人生。けど、ある日突然、単身赴任を命じられた・・・。会社には逆らえないけど、幸せを手放したくもない。まったくオレの人生どうすりゃいいの(涙)???」というまさに大迷惑なサラリーマンの悲哀をコミカルかつシニカルに描いた名曲。
収録されたアルバムタイトルは「服部」 で、そのジャケットは老人の顔のどアップ・・・。
で、「大迷惑」という妙ちくりんなタイトルのPVは、ホールでオーケストラをバックに、タキシードを着て現れオペラ歌手の如く歌う民生とユニコーンの面々・・・。
という、ぱっと観ただけでは、「ユニコーンって色物バンドですか??」と思わせるような仕掛けだらけ。
デビュー当時のタテのり系の代表バンドで「メロディックなビートバンド」のイメージをぶち壊す進化を見せ始めた、ユニコーンの大躍進作とも言える。
ベスト盤の曲解説で「当時バンドメンバーと仲の良かったソニーミュージックの社員の転勤をきっかけに書いた歌」という、実際の話に基づいて書かれたことが明らかにされている。
ほんとに暗い内容の歌だけど、それをそのまま暗い歌にしないところが、さすがユニコーン!というところ。