ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
カイトさん(仮名・30代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
カイト「8年同棲している彼氏のことで、悩んでます」
僕「彼氏さんのことを、差し支えない範囲で教えていただけますか?」
カイト「ノリアキ(仮名)さんです。16歳上の40代後半です。8年前にアプリで知り合いました」
僕「アプリで知り合って、すぐに同棲したのですね?」
カイト「僕は、大学出て就職していたんですが……上司から僕だけいじめられて……辞めたくて……」
僕「カイトさん、ノリアキさんと同棲して、お勤めを辞めたのですね?」
カイト「ノリアキさんは、不動産会社を経営しているんです。僕が当時、会社を辞めたいって言ったら、『うちの会社に来い』って言われて……」
僕「カイトさんが、ノリアキさん経営の不動産会社の社員になった?」
カイト「でも、2か月で辞めたので……今は無職というか、主夫です」
僕「ノリアキさんの会社に入って、2か月で辞めた?」
カイト「不動産会社って、物件見に行ったり、お客さんを案内するのに、車運転するじゃないですか? 僕はずっとペーパードライバーで、急に毎日、社用車の運転するようになったら、あちこちぶつけたり、こすったりして……」
僕「それで?」
カイト「車の運転に向いてないって言われて……電話番・コピー取り・オフィスの掃除・お客へのお茶出しなどの雑用係になったんですが……」
僕「昭和の女子社員みたいな存在?」
カイト「そうです。で、『あんな男がどうして採用された? なぜ、クビにならない?』と陰口言われるようになって……。小さな会社なんで居づらいし、ノリアキさんに迷惑かけるんで、辞めたんです」
僕「辞めるって言った時、ノリアキさんは何て……(言った)?」
カイト「ノリアキさんは『じゃあ、主夫でもやれ』って言われて……」
僕「で、主夫になった?」
カイト「それまで、特に家事が得意とかなかったんですが……掃除の仕方や料理についてネットで調べて……僕なりにがんばってきました」
僕「カイトさんは、それ以来、ずっと主夫? つまり、家賃や生活費はすべて、ノリアキさんの負担?」
カイト「僕は無収入なんで……そういうことです。2人で住んでる家は、持ち家というか、社有物件なんですが……」
僕「カイトさんはアルバイトもしない?」
カイト「2度ほどしたんですが……。コンビニだと、夜勤させられるんです。そうなると、昼夜逆転生活になるんで……ノリアキさんが嫌がるんです」
僕「家にいる生活と言っても、スマホ代とか、たまには洋服買ったりとか……お金が必要ですよね?」
カイト「スマホも、ガラケーも、持ってません。ノリアキさんのパソコンを借りてます。服は、ノリアキさんが買う時に、一緒に買ってもらってます」
僕「お2人がそれでいいなら……」
カイト「最初はよかったんですが……」
僕「今は、よくない?」
カイト「去年から、ノリアキさんが旅行に行くようになって……」
僕「ノリアキさんが1人で? カイトさんは行かない?」
カイト「誘われないんです。犬を飼っているので、僕は犬と留守番なんです」
僕「確かに、犬を旅行に連れていくのは大変ですから……留守番が居た方が、犬にはいいですね?」
カイト「僕が飼いたいと言って飼い始めたので……ノリアキさんは『お前が責任もって飼え』って言うんです」
僕「ゲイカップルは子どもができないので……子ども代わりにペット飼う人が多いですよね?」
カイト「そのつもりで……ノリアキさんといつまでも一緒にいたくて……犬を飼い始めたんですが……」
僕「それにしても、せっかくカップルなのに、相手がいつも1人旅って……ペットホテル利用とか……(できないですか)?」
カイト「ノリアキさんは、1人旅じゃないんです」
僕「え? 家族や友達との旅行?」
カイト「ノリアキさんは、20歳前後の大学生と旅行してるんです」
僕「ええ? 40代後半のノリアキさんと20歳の……男子学生ですよね? まるで……親子……」
カイト「ノリアキさんは『俺には子どもがいないから、親子ごっこだよ』って言うんです……」
僕「ゲイのノリアキさんと。20歳の男子学生で旅行……? 泊りがけですか? 相手の学生もゲイってことですよね?」
カイト「1泊の時もあれば、2泊の時も……。ノリアキさんは『(相手の子は)たぶん、ノンケ(異性愛)だよ』って言ってます」
僕「一緒に泊まっても……何もないと言うことですか?」
カイト「同じ部屋に寝泊まりして……何もなくはないですよ」
僕「そう考えますよね?」
カイト「相手の子はサポ(援助交際)希望ですから」
僕「サポ? 個人売春ですよね?」
カイト「……そうです。そこをつっこむと、ノリアキさんは、はぐらかすんですが……」
僕「サポだというのは、確定なんですか?」
カイト「ノリアキさんが風呂に入っている時、(ノリアキさんの)スマホが開いてて、男の子からLINEで『〇万円で、1泊旅行に同行OKです……』って見えたので……」
僕「……」
カイト「去年から5~6回、ノリアキさんが国内旅行していて。最初は1人旅って言っていたんですが……。男の子が一緒なのはわかったので、ツッコんだら……『親子ごっこの旅だ』って、訳わからない言い訳したんです」
僕「喧嘩になったんですか?」
カイト「ノリアキさんの言い訳は、まったく納得できないんですが……反論はしませんでした」
僕「カイトさんは、ノリアキさんに養われている身だからですか……?」
カイト「僕が、それ以上責めたら、『犬連れて、出ていけ』と言われそうです」
僕「8年も同棲しているカイトさんと別れたら、ノリアキさんも寂しいだろうし、家事とかも困るだろうし……」
カイト「サポしてあげた子の中から、1人選んで、僕の代わりに主夫に据えるんじゃないんですかね?」
僕「え? ノリアキさんがサポしている子は、何人もいる?」
カイト「同時進行ではないかもしれませんが、過去1~2年で4人ぐらいいました」
僕「把握しているんですね?」
カイト「実は、ノリアキさんのスマホのパスワードがわかってるので、たまに覗いてます」
僕「……」
カイト「ノリアキさんは、20代までの若い子が好きなんです」
僕「カイトさんも、ノリアキさんと知り合った頃は20代だった……」
カイト「だから、ノリアキさんにとって、30代の僕はとっくに賞味期限切れなんです。もうセックスレスで……キスすらしないです」
僕「賞味期限切れって……生鮮食料品じゃないんですから……」
カイト「ノリアキさんは、賞味期限切れなんて言いません。が、実態を見ると、そうです。僕は、ノリアキさんにとって、居候で、無料の家政婦です」
僕「……別れも、視野に入れていますか?」
カイト「1度だけ、別れ話したんです。そしたら、ノリアキさんは『うるさいこと言わなければ、ずっと家に居ていい。ただし、出ていくと言うなら、犬を連れて行け』って……」
僕「カイトさんの気持ちは?」
カイト「ノリアキさんに対して、僕の方の恋愛感情は、自分でもよくわかりません。ただ、同棲して最初の数年は幸せだったし……。仕事したくないんです。どこに行ってもいじめられるので……」
僕「ノリアキさんに対しての嫉妬を我慢しても……今の暮らしを維持したい?」
カイト「ノリアキさんは、時々旅行に行く以外は、毎晩、帰ってきます。僕も、家事と犬の世話してればいいので……。別れて1人暮らしになると、犬を飼う余裕はないので……犬を誰かにあげないといけない……寂しすぎます」
僕「アドバイスカードを引いてみましょう」
カイト「お願いします」
★カイトさんへのアドバイスカード
↑「翠谷のリス」
リスの主食は、ドングリなどの木の実。雪が降る頃にはなくなります。その時に備えて、リスはせっせとドングリを集め、あちこちに埋めて隠すのです。
あなたにも準備が必要です。来るべき時に備えましょう。
僕「自立の準備しましょう」
カイト「働く? でも……」
僕「人手不足の今、探せばあるはずです。日勤で、資格不要で、車の運転がないバイトも……」
カイト「……」
僕「カイトさんは30代半ば。まだまだ、就職も恋愛も、2度3度とやり直し可能です」
カイト「……」
僕「ノリアキさんとやり直したいですか?」
カイト「ノリアキさんの『若い子好き』は直りません……」
僕「ノリアキさんが、浮気旅行をやめてくれれば、それで満足ですか?」
カイト「たとえ、ノリアキさんが旅行に行かなくなったとしても……。外回りがある仕事ですから……その気になれば、いくらでも浮気できるんですよ」
僕「ノリアキさんが『もう浮気しない』と言っても、信用できない?」
カイト「はい。僕だって、お金があって、ノリアキさんに絶対バレなければ、遊びたいです。バレたら怖いので、しないだけです」
僕「でしたら、やはり、準備しましょう。バイトしてお金貯めて……できれば資格をとりましょう」
カイト「犬は手放したくないです」
僕「今は、ペット可の賃貸物件もありますよ?」
カイト「そうですね。増えてますよね。僕は……ペットだの何だのと言い訳して、働くことから逃げていたのでしょうか?」
僕「誰だって、楽したいです。働いてお金もらうのはしんどいことです。しないで済むなら、したくないです」
カイト「ですよね?」
僕「でも、よほどの財産がない限り、仕事をしなければ自立できません」
カイト「わかっているつもりです」
僕「主夫業を認めないとは言いません」
カイト「もし僕が女性だったら、ノリアキさんとは少なくとも事実婚だったわけで……居候なんて、言われませんよね? 別れたら、慰謝料とか財産分与もらえますよね? 犬の養育費も……。ゲイだから、同性同士だから……何もない……」
僕「それは、その通りです。が、現行の法律では同性カップルを守る制度は、ほとんどありません」
カイト「『若い男がブラブラ暮らして……』って言う人もいますが……その辺の奥さんに負けないほど家事してるつもりです。ウリ専ボーイ(男性版風俗)やサポ(援助交際)より、僕の方がずっと……いいですよね?」
僕「誰もカイトさんを責めてないですよ。だから、人を貶めるのはやめましょう。人の価値や幸せを誰かと比べることはできないんです。自分がいいと思う道を、それぞれ選んでいけば、それでいいのです」
カイト「……わかりました。あ、もう1時間になる……2000円ですよね?」*対面鑑定及びオンライン鑑定は、30分間=1000円です。
僕「そうです」
カイト「2000円しかないので……これでいいです。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の占いです。今日からMAPオラクルカードです。
↑「魔法の小川」リバース(逆さま)。見やすくするために、正位置で貼り付けてます。
絶えず流れる「魔法の小川」です。
あなたのひとつの経験が次の経験につながり、それが更に次に影響して「意識」が形成され、「ひらめき」や「啓示」を生み出すのです。
あなたの人生も、他の人の人生も、すべてつながっているのです。それぞれが独立していることはありません。
あなたは今、物事が思い通りに行かず、もがいています。どんな人も、どんなことも、あなたの思惑のままには行かないでしょう。まずは、それを受け入れなくてはなりません。
流れに逆らわず、身を任せましょう。現実を直視し、できることから始めましょう。
あなたの人生も、世界も、常に流れています。あなたにもチャンスが訪れます。今は、そのために下準備しつつ、精神的に落ち着くことが大事です。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。
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