ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

ツグミさん(仮名・50代・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

僕「ツグミさんは性別欄が空白でしたが……男性ですよね?」

*ツグミさんは、男性の服装してますし、普通の50代男性に見えます。

 

ツグミ「肉体は男性です。手術も治療も、一切してません。しかし、心は女です」

 

僕「今は男性の恰好してらっしゃいますから、普段は男性として暮らしている?」

 

ツグミ「22歳から勤めている会社で、今更『心は女です』なんて、言えません」

 

僕「何歳ぐらいから『心は女性』と自覚されていらっしゃるのでしょうか?」

 

ツグミ「子どもの頃からです。ピンクのフリルのブラウスや、ふわっと広がったスカートを身に付けたかったです」

 

僕「でも、できなかった?」

 

ツグミ「男ばかりの3人兄弟の真ん中でしたから。身に付ける物は、すべて兄のお下がりでした」

 

僕「そうなりますよね」

 

ツグミ「本当は、近所の女の子のままごと遊びに入りたかったんですが……。親に、兄と一緒の少年野球チームに入れられて……」

 

僕「少年野球って、土日が多いですよね? 平日は……(ままごとができる?)」

 

ツグミ「学校から帰ると、毎日、庭で練習です。素振りやキャッチボール……」

 

僕「お兄さんと?」

 

ツグミ「弟も加わって、3人で……。で、夕飯時に、父に『素振りを何回したか』などを報告するんです」

 

僕「苦痛でしたか?」

 

ツグミ「毎日、辞めたいと思ってました」

 

僕「小学校卒業までは辞められなかった?」

 

ツグミ「少年野球は小学校までですが、中学からは部活で野球をやらされました」

 

僕「中学でも? お父さんやお兄さんの命令で?」

 

ツグミ「私、この通り、体が大きいので、少年野球の頃から、エースで4番だったんです」

 

僕「すごいじゃないですか?」

 

ツグミ「だから、中学入ると、すぐに野球部の顧問と主将が来て、野球部に強制加入させられました」

 

僕「期待の星だったんですよね?」

 

ツグミ「私自身は、手芸部に入りたかったんですけどね。かわいい小物を作りたかった……」

 

僕「中学でも、エースで4番?」

 

ツグミ「中3では、そうでした」

 

僕「毎日、汗まみれ、泥まみれになっての練習ですか?」

 

ツグミ「そうです。日焼けが1番嫌でした。おかげで、今でも色黒なんです」

 

僕「高校でも……まさか……野球部に?」

 

ツグミ「高校受験の際に、地元の野球強豪校から誘われて……」

 

僕「特待生……ですか?」

 

ツグミ「……私は実力でも入れたんです。でも、私立ですから、学費免除は大きかったです」

 

僕「断りきれなかった?」

 

ツグミ「大喜びしている両親に『地元の普通高校に行きたい』なんて言えないですよ。兄は、野球を続けたくてもできなくて、地元の普通高校に行ったんですから……」

 

僕「野球を断念したお兄さんの分まで期待されて……。甲子園を目指したんですか?」

 

ツグミ「甲子園の常連校だったんですが……私が居た3年間は県予選で負け続けたんです」

 

僕「悔しかったですか?」

 

ツグミ「いえ……。私、高2で肘を痛めて、野手に転向して、結局3年間、レギュラーになれなかったんです。だから、言わば他人事でした」

 

僕「故障は辛かったでしょうが……それで、野球漬けの日々から解放された?」

 

ツグミ「そうですね。野球に未練なかったです。高校まで部活部活で土日もなかったので、大学入ってからは遊びました」

 

僕「やっと青春……ですか?」

 

ツグミ「そうです。女の子とデートしたり……」

 

僕「当時は、女の子が好きだったんですか?」

 

ツグミ「今も、恋愛対象は女性です。私、ホモじゃありませんから(原文ママ)」

 

僕「ノンケ(異性愛)なんですか? さきほど『心は女性』っておっしゃってましたから……MTFレズビアン?」

 

ツグミ「そうです。レズビアンなんです。妻とも、そういう関係でありたいです」

 

僕「妻? 女性と結婚してらっしゃる?」

 

ツグミ「だから、私はホモじゃありませんから(原文ママ)。学生時代からつきあっていた女性と、24歳で結婚しました。それが妻です」

 

僕「『心は女性』ってことを、奥様には……(話してますか)?」

 

ツグミ「言ってません。すぐに子どもができて……」

 

僕「子育てで、それどころではなかった……?」

 

ツグミ「何の因果か……私も男3人兄弟で、私の子どもも男ばかりの3人兄弟……」

 

僕「そうなんですね」

 

ツグミ「フリルのついたヒラヒラのワンピースとか、娘に着せたかったですが……できませんでした」

 

僕「息子さんたちは……もう……(大人)?」

 

ツグミ「上の2人は結婚して家庭持っています。末っ子も社会人で、家を出てひとり暮らししてます」

 

僕「親の役目は、終えたのですね?」

 

ツグミ「今からでも、女装生活したいんです」

 

僕「今までは、女装したことがなかった?」

 

ツグミ「ないです。ネカマ(ネット上は女性名)だけです」

 

僕「ネカマで……具体的には何を?」

 

ツグミ「SNSでつぶやいただけです。女性になりきって、不倫した男性芸能人を叩いたり、性犯罪者に対して『タマをもぎ取れ』って投稿したり……」

 

僕「『心は女性』でありながら、30年間、女性と結婚し、3人の男の子を育て、1度も女装してない……って、ある意味すごいですね? 自制心が半端ないですね?」

 

ツグミ「結婚前に1度だけ、上京した際に女装サロンに行って、お化粧してもらい、女性服をレンタルして着せてもらいました」

 

僕「どうでしたか?」

 

ツグミ「色黒を隠すために、ファンデーション厚塗りしたら、志村けんのバカ殿みたいになって……ハイヒール履いたら、ドアを通る際に頭ぶつけそうになるし……他の女装者より明らかにデカいし……ブスなので……自分に失望しました」

 

僕「それで……30年間、女装を封印して……?」

 

ツグミ「でも、子どもが独立したので……やっぱり死ぬまでに、女性として暮らしてみたいと……」

 

僕「奥様には?」

 

ツグミ「隠し通せるならいいんですが……女性服や化粧道具・ウィッグ……自宅に置けないと、トランクルームとか、借りなきゃならないじゃないですか?」

 

僕「女装自体にお金がかかるのに……」

 

ツグミ「そうなんです。で、服や下着を着たら着たで、洗濯して干さなければならない……。いっそ妻にカミングアウトしたいんですが……」

 

僕「一緒に暮らしているなら、隠し通せない……?」

 

ツグミ「あと、私は毛深いので、脱毛したいんです。でも、急に手足がツルツルになったら、妻に気づかれそうですし……」

 

僕「そうですね」

 

ツグミ「妻は、カミングアウトを受け入れてくれるのか? くれないのか?」

 

僕「そこを占えばいいのですね? カミングアウトを奥様が受け入れてくれないなら、女装は断念しますか?」

 

ツグミ「……離婚したいです」

 

僕「離婚?」

 

ツグミ「でも、受け入れてくれそうな気がします。妻の職場に入ってきた男性が、まるで女の子のような青年で『ゆずくん』って呼ばれて人気者だそうです」

 

僕「ゆずくん?」

 

ツグミ「顔・体型・仕草・言葉遣いが女性っぽくて、『男性が好きだ』とカミングアウトして、社内中から受け入れられているそうです」

 

僕「それで……奥様は、夫であるツグミさんも受け入れてくれるだろうと……?」

 

ツグミ「私は、ゆずくんみたいな若い美形ではありませんが……同じLGBTですから」

 

僕「では、ツグミさんが奥様に『女装願望』をカミングアウトしたら、受け入れてくれるか? ……ですね?」

 

★ツグミさんが「女装願望」をカミングアウトしたら、奥様は受け入れるのか?

 

〇現状カード

↑「カップの3」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

3人の女性が、乾杯してます。飲食しながらの会話は楽しいものです。

 

リバース(逆さま)ですから、会話が不足しています。奥さまとコミュニケーションが足りないのです。

 

①受け入れて、応援してくれる。

↑「剣の7」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

戦場に落ちている剣をネコババする男性。

法律違反とは言えませんが、モラルに反しています。奥さまは、なかなか受け入れることができないでしょう。

 

↑「剣の女王」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

剣は「戦い」の象徴。奥さまは寛容な人ではありません。カミングアウトすれば、ショックを受けるでしょう。

 

②応援はしないが、渋々、受け入れる。

↑「節制」正位置。

2つの杯を両手に持ち、こぼさない天使。

用意周到で、慎重さが必要です。

うまく行くことは可能ですが、甘くみてはなりません。

 

↑「金貨の2」正位置。

これも「バランス」を表します。

ギリギリのところで、うまく行く……ということは、奥様にかなり我慢を強いるということです。

 

③受け入れない。離婚になってしまう。

↑「金貨の5」正位置。

貧しい2人を表します。離婚するにせよ、しないにせよ、経済的負担はあります。この絵のように、2人の協力が必要でしょう。

 

↑「月」正位置。

「月」は悩みの象徴。離婚してもしなくても「悩み」は消えません。その先に、まだまだハードルがあるのです。

 

最終アドバイスカード

↑「女教皇」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

若く清純な聖職者の女性です。

 

若いがゆえに、まだ何者にもなっていません。可能性もありますが、未来は明るいとも言い切れません。

努力・修行が必要なのです。

 

僕「3者択一占いとしては、②が最も可能性あります」

 

ツグミ「妻は、私の女装を受け入れるんですね?」

 

僕「最終的には……ということです。奥さまにとって簡単な決断ではありません」

 

ツグミ「私は、不倫行為はしたことありません。女装は、不倫よりはいいでしょう?」

 

僕「すべての女性が、そう考えるとは限りません」

 

ツグミ「でも、妻は……」

 

僕「ずるいことをして、バレる……というカードが出ています」

 

ツグミ「ずるいこと? 女装がずるいのですか?」

 

僕「ツグミさんは、子どもの頃から『心は女性だ』と思ってらしたのですよね? 実際に女装サロンで女装したこともある。それを伏せて、結婚された? 奥様は、ツグミさんを男性だと思って結婚したのでは?」

 

ツグミ「私は……元野球少年で、色黒で筋肉質で体格がよく、周囲からは『男らしい』と思われてました……」

 

僕「奥様は、そういう男性を好きになって、結婚したのでしょう? 子どもを育て上げて、さあ、これから夫婦水入らずの生活……って時期に、夫が『心は女性だ』って言い出したら、どう感じるでしょうか?」

 

ツグミ「私は、親や周囲に、半ば強制的に男らしく育てられ……言わば50年間、不本意ながら『男』を演じてきたんです。夫婦だったら、そういうところに共感してくれてもいいんじゃないですか?」

 

僕「内面が女性なのに、周囲に言われて、生きるために『男性』をしていたなら、結婚する時に『実は……』と打ち明けてもよかったのではないですか?」

 

ツグミ「結婚する時に? 私たちは愛し合って結婚したんです」

 

僕「奥様が愛したのは、本当のツグミさんだったのでしょうか? 生きるために演じていた『男らしい男性』を愛したのではないですか? だったら、奥様が愛した人物は虚像で、仮の姿だったことになります」

 

ツグミ「男らしいとか……女らしいとか……性別って、そんなに大事ですか? 妻が私を愛してくれるのなら、私が男でも女でも……いいんじゃないですか?」

 

僕「性別が大事じゃないというなら、ツグミさん、奥様や周囲と軋轢をつくってまで、性別を変えて暮らす必要はないのでは?」

 

ツグミ「でも、私は50年間も我慢して……残りの人生ぐらい、自分らしく生きたって、いいじゃないですか?」

 

僕「そう。性別は大事です。どういう性別で生きるかは、大きなことです。同時に、どういう人・どっちの性別の人と添い遂げるかも……人生において重要です」

 

ツグミ「私が、女装を一生封印して、死ぬまで我慢すれば、妻も安心して、みんなうまく行くということなんですね? 私1人が犠牲になればいいんですね?」

 

僕「占いでは、会話を尽くして、お互いが歩み寄れば、ぎりぎりのところで離婚を回避できる……と出ています」

 

ツグミ「会話を尽くすって……『家の中では女装して暮らしたい』って私が言って、妻が『はい、どうぞ』『やめて。女装するなら離婚よ』の、どちらかになるだけですよね?」

 

僕「その前に、奥様に言うことがあるでしょう?」

 

ツグミ「言うこと?」

 

僕「ツグミさんは『ゲイじゃない』『妻と愛し合って結婚した』っておっしゃったじゃないですか?」

 

ツグミ「それを、今更……(言う)?」

 

僕「世間的には、女装=同性愛または、女装=性別移行希望と、解釈している人が少なくありません」

 

ツグミ「私は、どっちも当てはまりません」

 

僕「そこを、まず奥様に言うべきです。愛していたから結婚した……今も愛している……3人の子どもを産み育ててくれて、感謝している……残りの人生も共に暮らしたい……と」

 

ツグミ「……言います」

 

僕「その上で、『私には子どもの頃から憧れていたことがある』と打ち明けるんです」

 

ツグミ「女装願望を打ち明ける?」

 

僕「『キミに嫌われたくなくて、今まで女装願望を言えなかった。君がどうしても受け入れられないなら、断念するが……』と……」

 

ツグミ「いや、断念したくありません」

 

僕「心から愛し合っている人からそう言われれば、100%拒絶する女性はいません」

 

ツグミ「100%拒絶はせず、何%か受け入れてくれるのでしょうか?」

 

僕「そこから話し合いです。ってか、奥様に手伝ってもらって、女装の練習をすればいいのです」

 

ツグミ「妻は手伝ってくれるでしょうか?」

 

僕「奥様の合格点をもらうまでは、家の中で女装修行する……子どもやお嫁さんにも見せない……とか」

 

ツグミ「一生、自宅女装で終わったら……」

 

僕「離婚されて、子どもや孫に会えなくなるよりは、いいでしょう?」

 

ツグミ「……そうですね」

 

僕「奥様が何より大事で結婚したのでしょう? そしたら、2人で乗り越えて行くのがいいと思います」

 

ツグミ「なんだか……不安になってきました」

 

僕「カミングアウトは急ぐ必要ないでしょう」

 

ツグミ「でも……カミングアウトしたいです」

 

僕「でしたら、慎重におこなってください」

 

ツグミ「……慎重に?」

 

僕「奥様に与える不安やショックをできるだけ少なく……ということです」

 

ツグミ「……わかりました。心がけます。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそ、ありがとうございました」

 

さて、今日のパストラル・テイルズ・タロットです。

↑「世界」正位置。

少女が植物で作った大きな輪を掲げている、

「ゴール」「完成」「目標到達」などの意味である。

 

↑「戦車」正位置。

他のカードでは、勢いよく進む戦車だが、このカードでは、馬車はそれほど急いではいない。しかし、確実に前進している。

 

2枚を合わせ読むと、

あなたは、1つの目標に到達しようとしている。

しかし、それで終わりではない。

あなたの向上や進歩は、まだまだ続く。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)

 

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