ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

ケイさん(仮名・40代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ケイ「私、(申込フォームに)『ゲイ』って書きましたけど、厳密に言うと『女装ゲイ』なんです」

 

僕「トランスジェンダーではなく?」

 

ケイ「カラダを変えたいとは思わないんです。性器を切って、気持ちよさが半減したとか……女性ホルモンやって、性行為が楽しめなくなったと聞くと……男性の体のままでいいと思うんです」

 

僕「カテゴリーは人為的なものですからね。本来は『人の数だけ性がある』とも言われます」

 

ケイ「はい」

 

僕「女装ゲイって……女装しないと、その気にならない?」

 

ケイ「男の恰好のまま、男性や女性に誘われてベッドインしたこともあります。が、イマイチ燃え上がらないんですよね」

 

僕「女装して、男性に誘われると、燃え上がる?」

 

ケイ「比べ物にならないくらい……。なので、最近はもっぱら女装セックスです」

 

僕「お相手は……ゲイ男性ですか? ノンケ(異性愛)男性ですか?」

 

ケイ「主に映画館なので……」

 

僕「名も知らぬ相手ですね? いちいち相手のセクシャリティーを聞いたりしませんからね?」

 

ケイ「そうです。たぶん、基本的にノンケ(異性愛)男性です。女性を相手にするように触ってくるので……」

 

僕「ケイさんの肉体が男性だと、わかって手を出してくるのですよね?」

 

ケイ「もちろんです。ポルノ映画館ですから、本物の女性は、まずいません」

 

僕「その場限りの行為って……虚しいですか? ちゃんとした彼氏が欲しいとか?」

 

ケイ「それはそうなんですけど……。占って欲しいのはそこではないんです。妹に関したことで……」

 

僕「妹さん?」

 

ケイ「4歳下の妹が、今度結婚するんです」

 

僕「おめでとうございます」

 

ケイ「40歳目前での初婚で……両親も喜び、私も兄としては嬉しいんですが……」

 

僕「何か懸念があるのですね?」

 

ケイ「先日、顔合わせした妹の婚約者が……映画館で会ったことある人なんです」

 

僕「え? ポルノ映画館で、見かけただけ? まさか……ケイさんと……?」

 

ケイ「行為……しました」

 

僕「どこまでしたか、聞いていいですか?」

 

ケイ「最後までです」

 

僕「映画館ですから……個室ではなく……?」

 

ケイ「はい、立ち見スペースの一角で、薄暗かったけど……あの人で、間違いないです」

 

僕「妹さんの婚約者の方は……?」

 

ケイ「私は、女装してましたから、相手は気づいてないと思います」

 

僕「もちろん、妹さんにも言ってない?」

 

ケイ「……言えません」

 

僕「妹さんとその方の結婚は、確定している?」

 

ケイ「来月、結婚式を挙げます」

 

僕「複雑な心境ですか?」

 

ケイ「そうなんです」

 

僕「映画館という公共の場所で、女装男性相手に性行為をするような男性と結婚して、妹さんが幸せになれるのか……?」

 

ケイ「それもありますけど……妹の婚約者……タツル(仮名)って言うんですけど……タツルと今後、どうやって付き合っていけばいいのか……」

 

僕「ケイさんはご実家で暮らしていますか?」

 

ケイ「いえ。同じ市内ですが、ひとり暮らししてます。妹とタツルも、市内の違う区に新居を構えると聞いてます」

 

僕「じゃあ、タツルさんと顔を合わせる機会は、それほどないのでは?」

 

ケイ「これから、両親が年老いて、実家で世話することも出てきます。家族そろって温泉旅行とか行くことも……」

 

僕「タツルさんと2人きりじゃなくて、妹さんやご両親も一緒ですよね?」

 

ケイ「でも、タツルと一緒に男湯に入ります」

 

僕「タツルさんは、気にしない、気づかないでしょう?」

 

ケイ「私、タツルに抱かれたんですよ? 私の裸を見て、タツルはきっと思い出します……」

 

僕「タツルさんが基本的にノンケ(異性愛)なら、そもそも男性の裸に興味ないでしょう? 女装していたから、興味を持っただけで……」

 

ケイ「万が一、タツルが気付いて、私に言い寄ってきたら……」

 

僕「ちょっと待ってください。妹さんとタツルさんは、来月、結婚式を挙げる。親族での温泉旅行は決まっているんですか?」

 

ケイ「いえ。新婚旅行は海外に行くみたいですが……それだけです」

 

僕「親族での温泉旅行は、まだ話題にもなってない? 心配するの早すぎますよ。仮に温泉旅行誘われても、断れば済む話です」

 

ケイ「そうなんですが……。実家で顔合わせるのが怖いです。目が合って、こっそり誘われてしまうんじゃないかと……」

 

僕「……タツルさんは、イケメンさんですか?」

 

ケイ「いえ。妹と同い年で……イケメンとは言えず、背も私より低いです。でも、大学まで柔道していて……筋肉すごいんです」

 

僕「要するに、ケイさんは、義理の弟になるタツルさんが気になって仕方ない?」

 

ケイ「近親相姦なんて……できません。妹を裏切ることにもなるし……」

 

僕「……」*この時点で、僕が言いたいことは、ほぼ確定しているのですが……。ケイさんは、僕の個人的な助言を聞きたいのではなく、占いをしてもらいたいのだから……。

 

僕「アドバイスカードを引いてみましょう」

 

ケイ「お願いします」

 

★ケイさんへのアドバイスカード

↑「剣の9」正位置。

魔人が眠っている女性を抱きかかえています。

これは女性の夢です。現実ではありません。

 

僕「ケイさんが心配していることは、現実的ではありません。同居とか隣に住むとかしない限り、タツルさんがケイさんが『行為した相手』だと認識することはないです」

 

ケイ「……それなら、いいのですが……」

 

僕「もう1枚、アドバイスカードを引きましょう」

 

★ケイさんへのアドバイスカード

↑「剣の2」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

 

小舟に乗った女性が誘っています。

しかし、小舟は、今にも転覆しそうです。乗らない方が賢明です。

 

僕「選択が、そもそも間違っている…ということです」

 

ケイ「選択?」

 

僕「この場合は、映画館で相手を探すという行為です」

 

ケイ「……」

 

僕「おわかりでしょうが、公共の場所です。お金を払えば誰でも入れて、壁もドアもない立ち見スペース。警察に通報される可能性もあります」

 

ケイ「警察に通報って……」

 

僕「スーパー銭湯で行為した男性が逮捕されたニュース、知りませんか?」

 

ケイ「……聞いたことあります」

 

僕「映画館って、どうしても行きたいですか?」

 

ケイ「私のような……女性ホルモンも打ってないオジサン女装を誘ってくる人は……映画館しか……」

 

僕「映画館に行って、タツルさんと再会したら、どうするんですか?」

 

ケイ「いや……あの……その……」

 

僕「もしかして、再会を期待してますか?」

 

ケイ「……私だけが悪いのでしょうか?」

 

僕「誰が悪いとかじゃないですよ。タツルさんとお互いにわかって何かしたら……そしてそれが妹さんの知るところになったら……兄妹断絶ですよ? 妹さんも、最悪離婚し……ご両親も、どれだけ悲しむか?」

 

ケイ「……わかっています。タツルから誘われても、たぶん、断れます。でも……妹が羨ましすぎます……」

 

僕「だったら猶のこと、タツルさんとも、妹さんとも、距離をとった方がいいです。万が一、タツルさんがケイさんとの『行為』を思い出して言ってきても『知らぬ存ぜぬ』でシラを切るべきです」

 

ケイ「そうですね」

 

僕「まさか、タツルさんと駆け落ちしたいなんて、願ってませんよね?」

 

ケイ「思い描いたことはあります。でも、現実には……私は応じません」

 

僕「ハッキリ言いますよ。映画館で女装男性を抱くノンケ(異性愛)男性は、性欲処理目的です。安価な風俗扱いです。愛情も好意もないんです」

 

ケイ「……わかってます」

 

僕「愛されたいんですよね? 愛してくれる人を、根気よく探しましょう」

 

ケイ「そんな人……いるんでしょうか? 私みたいな、男バレバレの女装を」

 

僕「お相手探しは、また今度、鑑定に応じますよ」

 

ケイ「……占いでなんとかなるのでしょうか?」

 

僕「確実にゲットとは行きませんが……『いつ頃、相手が見つかるのか?』『アプリ・掲示板など、どういう手段で見つかるのか?』『どんな人と結ばれるのか?』など、占えますよ」

 

ケイ「そういう占いをする人……多いんですか?」

 

僕「私のところにいらっしゃる男女のお客様の半数以上は、恋愛の悩み。そのまた半数以上が、どうしたら相手が見つかるか? ですよ」

 

ケイ「わかりました……近いうちにお願いします。タツルのことは、あきらめます」

 

僕「それがいいです」

 

ケイ「ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のパストラル・テイルズ・タロットです。

↑「皇帝」正位置。

あなたは昇りつめました。もちろん、あなたが努力したからです。

しかし、トップには「孤独」「助言者がいない」ということがありがちです。

 

↑「カップの6」正位置。

「幼い頃の想い出・プレゼント」を象徴します。

 

2枚を合わせ読むと、

幼かった頃、若く未熟だった頃を思い出しましょう。ここまで来るのに、助け、支えてくれた人達がいたことも。

 

謙虚さを失わず、過去の教訓に思いを巡らすことが、あなたをより賢明にします。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)