ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

ハルジロウさん(仮名・60代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ハルジロウ「下宿屋をしてまして……。下宿人についての助言をいただきたいです」

 

僕「下宿屋? ご自宅に下宿人を何人置いているんですか?」

 

ハルジロウ「1人です。コウスケ(仮名)という30代の男です」

 

僕「下宿人というと、家に住まわせて下宿代をもらうのですよね?」

 

ハルジロウ「いえ、コウスケからお金をもらったことはありません」

 

僕「無料の下宿屋? 居候ですよね?」

 

ハルジロウ「居候と言うと……『住まわせてもらってる』という感じですよね? うちの場合は、私がコウスケのお世話をさせていただいてます」

 

僕「無料なのに、下宿人の方が立場が上? それって、下宿人ではなく同棲パートナーでは?」

 

ハルジロウ「……そのつもりでした」

 

僕「コウスケさんは、ハルジロウさん宅にどれくらい下宿しているんですか?」

 

ハルジロウ「コウスケがうちに来て13年目です」

 

僕「最初はパートナーというか、恋人同士の同棲だった?」

 

ハルジロウ「掲示板で、当時20歳だったコウスケにメッセージして、やり取りして……」

 

僕「掲示板にコウスケさんが『恋人募集』か何か載せていて、そこにハルジロウさんが連絡して……」

 

ハルジロウ「コウスケは『サポート(援助交際)希望』で載せていたんです」

 

僕「コウスケさんは援助交際を希望していた?」

 

ハルジロウ「コウスケのお母さんが病気になり、母子家庭でお父さんいないコウスケは大学を退学したくないので、サポートかウリ専ボーイ(男性版風俗)をやりたいって書き込みしていたんです」

 

僕「それを見て、ハルジロウさんがサポートを申し出た?」

 

ハルジロウ「コウスケはノンケ(異性愛)なんです。ホストクラブの面接を受けたら、童貞でお酒が飲めないせいか、落ちてしまい……ゲイ相手で稼ぎたいってことでした」

 

僕「コウスケさんは、当時20歳のノンケ童貞? そこに惹かれたんですか?」

 

ハルジロウ「何も知らない童貞のノンケ青年がウリ専ボーイになるなんてとんでもない……と思ったんです」

 

僕「『初物好き』ということではなくて?」

 

ハルジロウ「……正直、それもあります。無垢な男の子、好きなんです」

 

僕「で、リアルしたんですよね? どうでしたか?」

 

ハルジロウ「コウスケは……いわゆるイケメンではないです。中肉中背で筋肉質でもなく、犬顔というかイモ系というか……」

 

僕「特にモテるタイプではない……?」

 

ハルジロウ「コウスケは、女ウケするタイプではありません。だから、20歳まで童貞だったのでしょう。でも、若いし、ゲイにはそこそこ需要がありそうでした」

 

僕「サポートしたのですか?」

 

ハルジロウ「外でお茶した後、すぐに私の家にコウスケを連れて行きました」

 

僕「自宅に連れこんで……」

 

ハルジロウ「正直に言います。コウスケの『初めて』が欲しかったんです。で、いただきました」

 

僕「どうでしたか?」

 

ハルジロウ「泣かれました」

 

僕「コウスケさんが……20歳の男性が泣いた? 痛いことしたんですか?」

 

ハルジロウ「コウスケは『5千円欲しい』って言ったんです。で、私が『5万円払う。その代わり、すべてを俺にくれ』って言ったんです」

 

僕「それで?」

 

ハルジロウ「ご想像通り、コウスケの前も後ろもすべていただきました」

 

僕「痛がっても……無理やり?」

 

ハルジロウ「いえいえ、ちゃんと手順踏んで、やさしくしました。『痛くないか』と常に確認しながら……です」

 

僕「でも、コウスケさんは泣いたんですよね?」

 

ハルジロウ「すべて終わった後に、コウスケはメソメソ泣き出したんです」

 

僕「ノンケの若者ですから、お金のためとはいえ、ゲイ男性に身を任せたことを後悔したのでしょうか?」

 

ハルジロウ「私が性欲に任せてコウスケを襲ったわけではありません。何も知らないというコウスケの感じる部分を開発したんです」

 

僕「コウスケさんは、行為の最中は夢中だったが、終わって冷静になったら、喪失感に襲われた?」

 

ハルジロウ「コウスケにしてみれば、ちょっと触らせて金もらうつもりが……10倍の金額と引き換えに想像以上にいろいろされて、茫然としていて……そのうちに泣き出して……」

 

僕「で……5万円払ったんですね?」

 

ハルジロウ「もちろん、払いました。終わった後に一緒に風呂入って、コウスケの体を洗っていると、コウスケがまたも反応してきて……」

 

僕「若いですね……」

 

ハルジロウ「で、風呂場でまたコウスケをイカせて……風呂上がった後に手作りの夕飯を一緒に食べて……」

 

僕「その頃には、コウスケさんも泣きやんでいた?」

 

ハルジロウ「もちろん。コウスケは風呂からは笑顔でした」

 

僕「よく、ノンケのウリ専ボーイは、セックスには応じてもキスは嫌がるとか……」

 

ハルジロウ「コウスケは、すべて私のなすがままに応じましたよ」

 

僕「愛しくなりますよね?」

 

ハルジロウ「コウスケを帰したくなくなりました」

 

僕「それで、まさか……すぐに同棲を(提案した)?」

 

ハルジロウ「コウスケに『キミのカラダを他の誰かに売らせたくない。ここに住んでくれれば家賃も食費もかからない。大学の授業料も払う』って言ったんです」

 

僕「コウスケさんの返事は?」

 

ハルジロウ「コウスケが『恋人になれってこと?』って聞くから、『親子でいい。将来、養子縁組しよう』って私が言って、コウスケが『将来はわからないが、大学卒業まで無料で下宿させてくれるなら、助かります』って……」

 

僕「それで、コウスケさんが下宿人になり、ハルジロウさんが下宿屋になった?」

 

ハルジロウ「そうです」

 

僕「ラブラブですか?」

 

ハルジロウ「最初のうちは、朝も夜も一緒に食べて、風呂も一緒で、シングルベッドで無理に2人で寝てたんですが……」

 

僕「だんだんと冷めてきた?」

 

ハルジロウ「私の気持ちは変わりません。でも、コウスケが『別々に寝たい』って言い出して……風呂もひとりで入るようになり……サークル活動で帰りが遅くなり、夕食は私が作ったものをチンしてひとりで食べるようになったんです」

 

僕「本当の下宿人になってしまった……?」

 

ハルジロウ「コウスケは大学の授業も朝イチが無くなり、いつまでも寝ているので、朝食も別々です。本当に下宿人そのものです」

 

僕「エッチは週末だけ……?」

 

ハルジロウ「コウスケとのエッチ? 初回も含めて、10回ぐらいです。12年ちょっとの同棲ですが、エッチしたのは最初の1か月だけです」

 

僕「そうなんですか?」

 

ハルジロウ「何しているんだか……コウスケはほぼ毎晩、終電帰りです」

 

僕「ハルジロウさんは、起きていてコウスケを待っているんですか?」

 

ハルジロウ「最初のうちだけ……。コウスケが『待たれるとプレッシャーを感じる、寝ていてほしい』って言うので、先に寝るようになりました」

 

僕「確か、コウスケさんはお母様が病気とか……? どうなったのですか?」

 

ハルジロウ「コウスケのお母さんは、体が弱くてパート勤めは本当でしたが、入院とかはしてないようです」

 

僕「ハルジロウさんは会ってない?」

 

ハルジロウ「『ご挨拶しとこうか?』ってコウスケに言ったら……『母さんはハルジロウさんより3歳下だよ。再婚相手になってくれるの?』って……」

 

僕「え? 冗談ですよね?」

 

ハルジロウ「冗談だと思ったんですが……コウスケの目がマジで……コウスケのお母さんの面倒まで見るのは勘弁してほしかったので、(会うことは)やめました」

 

僕「話もどって……結局。コウスケさんが大学卒業しても、下宿は続いてる……?」

 

ハルジロウ「はい。無事に大学卒業し、就職してます」

 

僕「ハルジロウさんの援助のおかげですよね?」

 

ハルジロウ「コウスケは『お父さんのおかげで大学中退せず、ちゃんと就職もできた』って言ってくれます」

 

僕「ハルジロウさんのことを『お父さん』って呼んでるんですか?」

 

ハルジロウ「一緒に住んで半年ぐらいから、コウスケは『お父さん』って呼んできます。友達にも『両親が離婚して、今は父と暮らしてる』って話してて……」

 

僕「下宿人で、疑似親子?」

 

ハルジロウ「コウスケには他に好きな相手ができたんでしょうね? それで、私のことは親代わりだと自分に言い聞かせている……」

 

僕「いいんですか?」

 

ハルジロウ「コウスケとは30歳以上離れてます。最終的には親子になるしかないと、覚悟してました」

 

僕「養子縁組は?」

 

ハルジロウ「私は早くしたいです。でも、コウスケは『母さんに言い出しにくい』って言うんです」

 

僕「コウスケさんは、お母さんにはハルジロウさんとの関係を何て……(言ってるんですか)?」

 

ハルジロウ「下宿屋のオジサンです」

 

僕「先ほど、コウスケさんに好きな相手ができたんじゃないかって……。コウスケさんに彼女ができた?」

 

ハルジロウ「そこは私も気になって……何度か聞きましたが……どうやら、彼女がいたこともあるし、彼氏がいたこともあるようです」

 

僕「コウスケさんは、バイセクシャル?」

 

ハルジロウ「そこを追求すると、コウスケに『お父さんが僕をゲイにしたんだよね?』って言われてしまうので……」

 

僕「ハルジロウさんに抱かれなければ、ノンケ(異性愛)のままだったと……?」

 

ハルジロウ「コウスケは『お父さんと会ってなければ、とっくに結婚して家庭もっていた……』と……。私がコウスケをゲイの世界に引きずりこんで、人生を狂わせたんです」

 

僕「でも、コウスケさんにとって、ハルジロウさんは大学卒業の恩人……」

 

ハルジロウ「別に、コウスケは私を責めているわけではありません。ただ、もう離れられない腐れ縁だと、コウスケは思っているのでしょう」

 

僕「ハルジロウさんは、今もコウスケさんを愛している?」

 

ハルジロウ「はい。正直言うと、下宿人のコウスケじゃなく、ちゃんと両想いになれる相手を探そうとしたこともあります。コウスケがいない間に他の男を連れ込んだこともあります。でも、ダメでした」

 

僕「ハルジロウさんにとって、コウスケさん以上に愛せる相手はいない?」

 

ハルジロウ「その通りです。他の男と居ても、コウスケのためにご飯作らなきゃって思うと……もう帰ってほしくなるんです」

 

僕「コウスケさんも、下宿人とはいえ、毎日帰ってくる……」

 

ハルジロウ「はい。たまに旅行で数日帰ってきませんけどね」

 

僕「コウスケさんが旅行? ひとりで?」

 

ハルジロウ「彼氏と行っているのか? 彼女と行っているのか? 聞いてもちゃんと答えないので、行先も含めて聞かないことにしました」

 

僕「たまには、2人で旅行したいですよね?」

 

ハルジロウ「私が定年退職した際に、退職記念品で旅行券もらったので、2人で温泉に行きました。それだけですね」

 

僕「今後は……コウスケさんと養子縁組できるか?」

 

ハルジロウ「コウスケは、お母さんの手前、苗字を変えたくないんですよ」

 

僕「気持ちもわかりますが……。ハルジロウさんにしてみれば、このまま下宿人というのは、さすがに……」

 

ハルジロウ「私が病気にでもなったら……どうなるのか? 下宿人なら、ただ出ていくだけですよね」

 

僕「アドバイスカードを引いてみましょう」

 

ハルジロウ「お願いします」

 

★ハルジロウさんへのアドバイスカード

↑「カップの2」正位置。

男女2人の絵ですが、夫婦や恋人ではありません。共通の思いがあるパートナーです。

 

↑「カップの6」正位置。

子ども時代の想い出。

過去を大事にしているということです。

 

僕「ハルジロウさんとコウスケさんは、ラブラブな恋人ではないでしょうが……疑似親子であり、疑似家族です。ハルジロウさんが将来体調を崩した時、コウスケさんが放置することはありません」

 

ハルジロウ「養子縁組は?」

 

僕「たとえ法的に親子になっても、将来、介護してもらえるとは限りません」

 

ハルジロウ「……そうですね」

 

僕「養子縁組のメリットは、コウスケさん側が大きいと思います。財産を相続できますよね?」

 

ハルジロウ「今住んでいる自宅と……他にアパートを所有しているので……コウスケが財産目当てで私のところに居続けるのではないかと……懸念しています」

 

僕「それだったら、コウスケさんはとっくに養子縁組を申し出ているでしょう?」

 

ハルジロウ「……そうですね」

 

僕「コウスケさんは、ハルジロウさんへの恋愛感情はないかもしれません。でも、ハルジロウさんの家に住み続けているのは損得計算だけではないですよ」

 

ハルジロウ「それなら……(よかった)」

 

僕「コウスケさんは若くて、ゲイ業界ではそこそこ需要あるタイプですよね? ハルジロウさんをどうでもいいと思っているなら、コウスケさんはとっくにどこかへ行ってますよ」

 

ハルジロウ「モテなくなった老人に同情してくれているんですね?」

 

僕「そうではなく、コウスケさんは、ハルジロウさんの恩義を十分に感じていて、何かあったら恩返しするつもりです」

 

ハルジロウ「本当ですか? コウスケはそう考えてくれているんですか?」

 

僕「一緒に住んでいても、コミュニケーションが十分ではないんですね?」

 

ハルジロウ「コウスケは、自分の寝室に私を入れてくれないんです」

 

僕「行為が始まるのを警戒している?」

 

ハルジロウ「コウスケは『近親相姦はやめよう』って……」

 

僕「寂しいですか?」

 

ハルジロウ「コウスケとの最初の夜を思い出します。それで、納得することにしてます」

 

僕「ラブラブな関係が欲しいなら……コウスケさんとは……(別れるしかない)」

 

ハルジロウ「いえ。腐れ縁でも何でも、コウスケと縁が続くなら、それで幸せです」

 

僕「そういう相手がいることは、いいことです」

 

ハルジロウ「この年になると、孤独が怖いです」

 

僕「何もなければ、コウスケさんとは、このまま続きます」

 

ハルジロウ「コウスケが誰かと大恋愛して……私は捨てられないかと……心配です」

 

僕「カードにはそれは出ていません」

 

ハルジロウ「タロット占いはどれぐらいの期間を示すんですか?」

 

僕「何もなければ、半年ぐらいです」

 

ハルジロウ「半年? 半年後はわからない?」

 

僕「半年も経てば、周囲の状況も変わりますよね?」

 

ハルジロウ「……そうですね。じゃあ、半年後、また占ってください」

 

僕「お待ちしております。メール鑑定でもいいですよ」

 

ハルジロウ「わかりました。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のデザートドリームズタロットです。

↑「剣の10」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

剣が無数に地面に刺さり、放置されてます。テントは燃えていて、最悪の状況です。

絶望しかないようにも見えます。

しかし、リバース(逆さま)の場合、ここから立ち上がる時が来ているということです。

 

↑「剣のエース」正位置。

前回に引き続き「行動を始める」の象徴です。

「ワンド」も「行動」の象徴ですが、剣の場合は「戦い」や「切る」という意味合いもあります。

 

つまり、今までのよくない縁は、戦って斬り捨てるしかないのです。

古いものを捨ててこそ、新しいものが手に入るのです。

 

あなたを絶望に追いやるものは、遠慮なく捨て去りましょう。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)