ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

ノブテルさん(仮名・30代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ノブテル「父が再婚することになりそうで……モヤモヤしてます」

 

僕「お母様とは、離婚されたのですか?」

 

ノブテル「3年前に離婚しているんですが……4年前、つまり離婚の1年前に僕がゲイをカミングアウトしたんです」

 

僕「ノブテルさんのカミングアウトが、ご両親の離婚と関係しているのですか?」

 

ノブテル「父は『関係ない』と言います。母も『熟年離婚だから』と言います。でも、僕がゲイじゃなかったら、両親は別れなかった気がするんです」

 

僕「ご両親は60代?」

 

ノブテル「父も母も50代後半です。4年前、コロナの自粛が明けて、久しぶりに帰省した際に、両親から、いつもの『嫁もらえ』『見合いしろ』『家庭を持て』攻撃に対して、『僕はゲイだから、できない』と宣言したんです」

 

僕「ご両親の反応は?」

 

ノブテル「怒鳴ったり、怒ったりするかと思ったら、意外と2人とも落ち着いてましたね」

 

僕「薄々勘づいていたのでしょうか?」

 

ノブテル「母は勘づいていたみたいですが、父には寝耳に水だったらしく、僕が都会に戻った後で、父からのLINEで『勘違いや思い込みじゃないのか? なんとか見合いだけでもしてみないか?』みたいなことは、言われました」

 

僕「ノブテルさんは、お父様の再三の薦めを断ったのですね?」

 

ノブテル「そのために、勇気を振り絞ってカミングアウトしたんですから……」

 

僕「そうですね」

 

ノブテル「断ったら、父も諦めたみたいで、言ってこなくなったんです。それでいいと思っていたら……その翌年に帰省した時に、両親から『離婚する』って告げられたんです」

 

僕「タイミング的に、ノブテルさんのカミングアウトがきっかけじゃないかって、思ったのですね?」

 

ノブテル「以前から、父も母もお互いに好きなことしてましたから……それだけじゃないと信じたかったのですが……」

 

僕「ノブテルさんは、ご両親の離婚に反対したのですか?」

 

ノブテル「反対したかったです。でも、僕も、両親に逆らって、独身を貫こうとしているので、言う資格ないって気がして……」

 

僕「ノブテルさん、兄弟姉妹は?」

 

ノブテル「いません。1人っ子です」

 

僕「……で、そのままご両親は離婚された?」

 

ノブテル「うちはアパートを何軒か所有していて、それを両親で半分に分けたので、離婚しても、父も母も普通に暮らしてます」

 

僕「別居されたんですよね?」

 

ノブテル「今まで住んでた一軒家は、父が引き続き住んで、母は、父が所有していたマンションをもらって、そこに住んでます」

 

僕「経済的には、問題ないのですね? で、お父様の方が再婚?」

 

ノブテル「前から愛人でもいたのかと思ったら、知人からの紹介だそうです」

 

僕「その女性との結婚のためにお母様と別れたわけじゃない?」

 

ノブテル「3年間のブランクがありますから、そこは違うみたいです」

 

僕「お父様の再婚にモヤモヤするというのは、お母様が気の毒だということですか?」

 

ノブテル「僕は、父を責めるつもりはないんです。どちらかと言うと、母に対しては、僕が申し訳なかったと……」

 

僕「カミングアウトを後悔されているのですか?」

 

ノブテル「僕がゲイであることは生涯変わらないし、いつかはカミングアウトしなければならなかったと分かっています」

 

僕「ノブテルさんがゲイであることに、お母様が責任を感じている?」

 

ノブテル「『責任』という言葉を、母からも父からも聞いてはいません。でも、僕がゲイであることに関して、母は泣いて父に謝ったって言うんです」

 

僕「お母様が謝ることではないんですけどね」

 

ノブテル「そうなんですが……。ゲイの息子を産んで、家の血筋を絶やすことになってしまったと……」

 

僕「血筋? 旧家なんですか?」

 

ノブテル「江戸時代から続く士族の家柄と聞いてます。苗字も、ちょっと珍しくて……」

 

僕「もしかして、お父様の再婚って、ノブテルさんに替わる跡継ぎを産み育てるため?」

 

ノブテル「ハッキリ聞いたわけではないんですが、その目的はあると思います。父の相手は30代のバツイチ子なし女性なんです」

 

僕「ノブテルさんと同世代?」

 

ノブテル「僕の1歳上って聞いてます」

 

僕「出産可能な年齢なんですね?」

 

ノブテル「僕がゲイをカミングアウトとし、結婚しないと宣言したせいで……両親は離婚し、母はひとりで老後を迎えることになる……」

 

僕「それでも……ノブテルさんは望んでゲイになったわけではない。責任を感じる必要はありません」

 

ノブテル「父も、母と別れたくなかったと思うんです。でも、跡継ぎをつくるために、離婚して、2周りも若い女性と再婚することになって……」

 

僕「……」

 

ノブテル「結局、僕がゲイをカミングアウトしたことで、両親を追い詰め、穏やかだった人生に波風を立てたんです……」

 

僕「……」

 

ノブテル「どうしようもないことだったとは思うのですが……」

 

僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」

 

ノブテル「お願いします」

 

★ノブテルさんへのアドバイスカード

↑「金貨の10」正位置。

男女が海に来ています。子どもの亡霊が2人、男女に抱きついています。子どもを亡くした夫婦なのです。死んだ子どもたちが「ここにいるよ」と言ってるかのようです。

 

僕「ノブテルさんのできることは、ひとりになったお母様の元へ何度も足を運び、寂しい思いをさせないことです」

 

ノブテル「そうですね。そうします」

 

僕「お母様が嫌がらなければ、お父様や再婚相手女性とも、関係を保ちましょう」

 

ノブテル「母は嫌がらないと思いますが……」

 

僕「お父様の再婚で生まれた弟か妹が、将来、家を継いだら、嫌ですか?」

 

ノブテル「それはありません」

 

僕「将来、ノブテルさんの遺産相続が結果的に減ってもいいんですね?」

 

ノブテル「実家に戻って、アパートなどの管理をするつもりはないので、父の後は、これから生まれる弟や妹が継いでくれたら、助かります」

 

僕「それなら、お父様とも、再婚相手とも、家族としての関係を続ければいいと思います。もちろん弟や妹が生まれたら、その子とも……」

 

ノブテル「僕が、父の新しい家庭に顔出して、いいのでしょうか?」

 

僕「お父様が嫌いですか? 恨んでますか?」

 

ノブテル「そんなことはありません」

 

僕「だったら、今まで通り、お父様と接すればいいです。息子と縁を切りたい父親は基本的にいません」

 

ノブテル「……」

 

僕「もしも、お父様や再婚相手女性に、ノブテルさんを避ける様子が見られたら、その時、考えればいいです」

 

ノブテル「そうですね。そうします」

 

僕「ゲイじゃなかったら……カミングアウトしなかったら……と考えても仕方ありません。『タラレバ』を言ってもしょうがないのです」

 

ノブテル「はい。どう考えても、僕には女性との結婚は無理です」

 

僕「人間は、できることをするしかないのです。配られたカードで勝負するしかありません」

 

ノブテル「そうですね。ゲイであることは変えられませんから……。ありがとうございました。気持ちが整理できそうです」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のパストラル・テイルズ・タロットです。

↑「剣の2」正位置。

少女が目隠しをして、外にいます。風が強く、何かが飛んでくるのかもしれません。

「その選択でいいですか?」ということです。

 

↑「恋人」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

恋人同士です。恋愛・選択を表します。

 

2枚を合わせ読むと、

あなたの「恋愛」はそれでいいですか?

相手ややり方を、再検討する必要があるということです。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)

 

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