ゲイ占い師 豫 空潤です。
同棲する日本人ゲイ男性Tommyが入院・手術して、順調に回復していると、前回書きました。
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その後、更にTommyは回復し、首を動かしても、さほど痛くないようです。
↑Tommyがリハビリしているリハビリ室。(画像はお借りしました)
僕「順調によくなってきて……お医者さんや看護師さん・リハビリの先生・観音様のおかげだね?」
Tommy「退屈なんだよね。病院の中は、歩行器使えば自由に歩いていいんだけど……」
僕「それだけ、よくなってきたんだよ」
Tommy「早く退院したい。自宅での生活に戻りたいけど……病院側はリハビリをさせたいんだよね」
僕「退院して、リハビリのために通院するなら、もう少し入院していた方がよくない?」
Tommyの入院生活は、あと1週間ほど続きそうです。
話変わって、少し前のオンライン鑑定です。
ヤスノブさん(仮名・70代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
ヤスノブ「親族にゲイばれしてしまいました」
僕「それはそれは……」
ヤスノブ「数か月前、ちょっとした手術で、2週間ほど入院したんです。私はずっとひとり暮らしなので……」
僕「ひとり暮らしって、そういう時に困りますよね?」
ヤスノブ「そうなんです。入院保証人とか……。結局兄夫婦に迷惑かけてしまって……」
僕「ある程度は、仕方ないと思います」
ヤスノブ「その時、急なケガだったので、保険証やら何やらを家に置いたままだったんです。兄嫁と、その大学生の孫息子がとってきてくれたんですが……」
僕「え? まさか、その時にゲイばれ?」
ヤスノブ「兄の孫息子から、2人きりになった病室で、いきなり『ヤスおじさんって、ゲイなの?』って聞かれて……」
僕「なんと答えたんですか?」
ヤスノブ「兄嫁とその孫息子は、私の家に入って、保険証・カード・通帳・生命保険の証書・着替えなどを探してくれたので……」
僕「見られたくない物を見られてしまった?」
ヤスノブ「ゲイのビデオテープやDVD合わせて100本以上、押し入れに保管してましたから……てっきり見られたと観念して『そうだ』と答えたんです」
僕「実際は見られてなかった?」
ヤスノブ「はい。でも、ゲイものは見られてなかったんですが……。ずっと独身の男の高齢者なら、逆に女の写真とかあるはずなのにないと、見破られていたんです」
僕「孫息子さん、鋭いですね?」
ヤスノブ「福祉の仕事を目指していて、老人介護のボランティアをしているんです。そこで、独り身の爺さんちには、必ず、女のエロ写真があるって、学習してたんです」
僕「……なるほど。で、その後は?」
ヤスノブ「カミングアウトした時は、手術後の治りが悪くて……もうダメかなと悲観していたので、破れかぶれだったんですが……。結局回復し、退院できました」
僕「よかったですね」
ヤスノブ「身体が元通りになったら、孫息子に言ったことが心配になって……」
僕「心配?」
ヤスノブ「親や祖父母にしゃべったんじゃないかと……」
僕「口止めは、しなかった?」
ヤスノブ「いろいろ世話になっておきながら、口止めしにくいじゃないですか?」
僕「まあ、そうですが……。その後の兄夫婦たちの態度は?」
ヤスノブ「特に変わった様子はないんですが……。そもそも、普段から交流ないので……」
僕「今からでも、孫息子に聞くと言うのは……?」
ヤスノブ「『お前、しゃべったか?』って……言いづらいですよ」
僕「そうですね。で?」
ヤスノブ「占いで……わかりませんか?」
僕「占い……ですから。100%絶対……ではないですよ」
ヤスノブ「いいんです。とにかく、兄夫婦にゲイばれしたのか、気になって、気になって……他のことが手につかないんです」
僕「今まで、カミングアウトしてこなかったんですね?」
ヤスノブ「もしもゲイばれしたら、すべてを捨てて失踪して、知らない土地に行く……という覚悟で、長年生きてきました」
僕「そうなんですね?」
ヤスノブ「若いゲイの人は、ゲイの彼氏とか、同棲とか聞きますけど……私の若い頃は、考えられませんでした。もし、家族や親族・同僚らにゲイばれしたら、生きていけない……ぐらいの気持ちでしたから」
僕「少しでもゲイばれにつながる行為は、避けていたんですね?」
ヤスノブ「そういうことです」
僕「ゲイバーで誰かと意気投合しても、お付き合いは……(無理)?」
ヤスノブ「私の地元にゲイバーはありません。ゲイ雑誌の文通欄かハッテン場です」
僕「出会いはあったんですよね?」
ヤスノブ「お互いに身バレが怖くて、本名も年齢も電話番号も教えないんですよ」
僕「その場限りですね」
ヤスノブ「何かの都合で待ち合わせにドタキャンしたら……それっきり。もう会えないんです」
僕「恋人関係にはなりにくいですね」
ヤスノブ「セフレがいいとこです。そのセフレも続きません。相手には嫁がいますから」
僕「ヤスノブさんは、女性とは結婚されなかったんですね?」
ヤスノブ「私は女とはデキませんから。無理やりでもデキたら、結婚していたでしょうが……」
僕「……」
ヤスノブ「今は、ゲイにとっていい時代になったんでしょうか?」
僕「少しずつですが、同性愛などに関する理解が広がっていますよ」
ヤスノブ「でも、まだ半分以上、昭和生まれですよ? 人の心は簡単には変わらない。差別意識も変わらない……」
僕「確かに、内心、同性愛を嫌っている人は、まだいるでしょう」
ヤスノブ「ですよね?」
僕「でも、昭和の頃は、同性愛者は公然と『変態』呼ばわりされてました。今は差別的な言動はよくない……ってなってますから」
ヤスノブ「最近はLGBTとか多様性とかで、『受け入れないといけない』っていう建前が広がってますが……」
僕「建前って大きいですよ、日本では。『男女平等』とか『職業に貴賎なし』って、建前から始まりましたから」
ヤスノブ「今も、『男女不平等』『職業差別』は残ってますが……」
僕「でも、公然とは言いにくい世の中になってきて、男女差別や職業差別する人が減ってきてます。同性愛差別も同じです。『多様性』が叫ばれてから、差別しにくくなってきているんです」
ヤスノブ「また……入院でもすれば……兄夫婦やその子どもや孫たちに世話になると思うんです。もし、みんなにゲイばれしていたら……私はどんな顔して世話になればいいんでしょう?」
僕「ゲイばれしたら、お兄さんたちは、ヤスノブさんと縁を切るでしょうか?」
ヤスノブ「縁を切るってことはないでしょうが……」
僕「アドバイスカードを引いてみましょう」
ヤスノブ「お願いします」
★ヤスノブさんへのアドバイスカード(1枚目)
↑「剣の8」正位置。
混んでいる地下鉄の中で、孤独を感じる男性。物理的な孤独より、精神的な孤独の方が辛いですね。
ヤスノブ「この絵の感じ……わかります。いっそ親族がいなくて、天涯孤独の方が気楽だった……なんて考えたら、罰当たりですかね?」
僕「もう1枚引きましょう」
★ヤスノブさんへのアドバイスカード(2枚目)
↑「剣の9」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
ヤスノブ「これも、悲惨な絵ですよね? これ、戦闘機が爆撃しにきてますよね?」
僕「そうですね。ただし、この男性はベッドの上。つまり、寝室にいます。戦闘機が飛んでいるはずがありません」
ヤスノブ「この白髪の男の妄想ですか?」
僕「そういう感じです」
ヤスノブ「孫息子が親族に、私がゲイであることを言いふらしてる……というのは、私の妄想? 実際は秘密を守っている?」
僕「というより、お兄さん一家がヤスノブさんがゲイであることを知ったとしても……ヤスノブさんに冷たくなるとか、ないってことです」
ヤスノブ「私の思い過ごし? 考えすぎですか?」
僕「ご心配な気持ちは、よくわかります。でも、お兄さん一家のことを信じていいと思います。現に、孫息子さんは、気軽に『ゲイなの?』って聞いてきたんですよね?」
ヤスノブ「……はい」
僕「ゲイであることは、犯罪でもなんでもなく、ヤスノブさんが選んだものでもありません」
ヤスノブ「はい、選んでません。『ノンケ(異性愛)に生まれたかった』と何十年も思い続けてきました」
僕「もしも、何かネガティブなことを言われたとしたら、そのように言えばいいですよ」
ヤスノブ「好きでゲイになったわけじゃないって……?」
僕「そうです。好きでゲイになったわけじゃないが、生まれつきの自分を受け入れなくては生きていけない……それだけだと」
ヤスノブ「ほんと、そうですよね。顔とか、身長とか、遺伝とか、どこの家に生まれるとか……人間は選べない。ゲイも同じ。受け入れたくなくても、受け入れて生きていくしかなかった……」
僕「ま、アドバイスカードを見ると、お兄さん一家はヤスノブさんを受け入れてます。大丈夫です」
ヤスノブ「そうですか? ホッとしました。でも、念のために、ゲイビデオ等は、処分した方がいいでしょうか? またいつ、入院とか……(あるかもしれない)」
僕「不要な物は処分したらいいです」
ヤスノブ「まだ見たいものは……」
僕「捨てなくていいのでは? ノンケ(異性愛)のお爺さんたちも、女性に関する物を持っているって……」
ヤスノブ「孫息子は、そう言ってました」
僕「女性達は見たくないでしょうから、お義姉さんの目につかない場所に保管してもいいかもしれません」
ヤスノブ「そうします。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の観音オラクルカードです。
↑「象牙色の白鳥の女神」
象牙色の白鳥の女神とは、観音様のことですが、同時に、あなたの純粋な魂も、同じように光り輝いているということです。
あなたは、過去や現在のことなどで、罪悪感や自責の念を持っているかもしれません。しかし、魂の純粋さは変わりません。過ぎたことやどうしようもなかったことで、自分を責めても仕方ありません。
あなたの魂を見つめましょう。あなたの魂の純粋さを知らない者たちの言葉に惑わされてはなりません。あなたの心の中の「象牙色の白鳥の女神=観音様」を意識し、その言葉に耳を傾けましょう。
あなたが「何ら恥じない」「これが正しい」と思えるなら、それでいいのです。






