シャドウ・ダンシング:コーネル・デュプリー | かえるの音楽堂

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SHADOW DANCING : CORNELL DUPREE

(1978年)

 コーネル・デュプリーは20歳の時にキング・カーティスの“ザ・キングピンズ”に参加しメンバーとて活動しました、そしてまもなくアトランティック・レコードのセッション・ギタリストとして幅広いミュージシャンのアルバムに参加しました。1967年から1976年にかけてはアレサ・フランクリンのバンドに在籍していました。1973年にはアトランティックから初のソロ・アルバム“Teasin'”を発表しました。1977年になると、マイナー・レーベルのVERSATILE RECORDS からセカンド・アルバム“SATURDAY NIGHT FEVER”を発表しました。この作品では当時大ヒットした映画「SATURDAY NIGHT FEVER」から2曲のほかビル・ウィザースやポール・サイモンやロッド・テンパートンの曲をカバーしました。そして翌年には同じくVERSATILEから今回紹介する“シャドウ・ダンシング”を発表しました。内容もスティーリー・ダンやスティーヴン・ビショップの曲など前作同様にバラエティに富んだものとなっています。参加メンバーはハンク・クロフォード(as)、アレックス・フォスター(ts,cl)、カレン・ジョセフ(fl)、ウィル・リー(el-b)、クリス・パーカー(ds)、ジミー・スミス(el-p)、マリオ・E・スプラウス(ac-p,clavinet,mini Korg)、クラッシャー・ベネット(perc)、シンクレア・エイシー,ヴァージル・ジョーンズ,アール・ガードナー,フランク・ウィリアムス(tp,flh) 他です。

 

1. SHADOW DANCING/ LAST DANCE(シャドウ・ダンシング/ラスト・ダンス)
2. THE CLOSER I GET TO YOU(私の気持ち(ザ・クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー))
3. ON AND ON (オン・アンド・オン)
4. HEY GIRL(ヘイ・ガール)
5. PEG (麗しのペグ)
6. TWO DOORS DOWN(トゥー・ドアーズ・オープン)
7. THE CREEPER(ザ・クリーパー)

 

1曲目「SHADOW DANCING/ LAST DANCE」はメドレーで演奏されますが“SHADOW DANCING”は“SATURDAY NIGHT FEVER”のギブ兄弟の作品です。2曲目「THE CLOSER I GET TO YOU」はエムトゥーメイとレジ―・ルーカスの作品で、ロバータ・フラッグとダニー・ハサウェイの歌唱で有名です。3曲目「ON AND ON」はスティーヴン・ビショップ、4曲目「HEY GIRL」はキャロル・キング、5曲「PEG」はドナルド・フェイゲン&ウォルター・ベッカーのスティーリー・ダンの曲です。フィーチャーされるアーティストはアレックス・フォスター、ハンク・クロフォード、カレン・ジョセフ等です。コーネル・デュプリーもスタッフでの演奏とはまた一味違ったブルージーな演奏を聴かせてくれます。多忙なコーネルの次の作品はこの後、9年後の1987年まで待たないとなりませんでした。

 

Cornell Dupree "Peg" from album "Shadow Dancing" 1978