スター・ウォーズ~銀河系ファンクの世界:ミーコ | かえるの音楽堂

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どを紹介いたします。

STARWARS AND OTHER GALACTIC FUNK MECO

(1977年)

 1977年にプロデューサー&アレンジャーのミーコ・モナルドが、アメリカのスタジオ・ミュージシャンを集めて、大ヒット映画「スター・ウォーズ」をディスコ&フュージョン・ミュージックにアレンジした作品です。本家ジョン・ウイリアムズ作曲のサントラ盤は非常に荘厳な感じのシンフォニックな作品ですが、こちらミーコ盤は躍動感溢れるディスコ作品です。コンピュータ、シンセ等を用い本物の映画そっくりのライトセーバーや、R2-D2SEが曲に混じり、映画通りの進行で進みます。作曲したジョン・ウイリアムズのサントラ盤はもちろん大ヒットしましたが、ミーコ盤も全米第1位となり日本でもトップ10入りしました。当時のFMでも頻繁に流れておりミーコ盤がサントラ盤と勘違いする人も多くいました。ミーコのノンストップのメドレーのアレンジは絶妙で、今聴いても恰好良く乗りのよいサウンドです。流れるようなディスコ・メドレーの合間に、「王女レイアのテーマ」や「酒場のバンド」がうまくアクセントとして繋げられています。参加しているスタジオ・ミュージシャンはジャズ、フュージョンではお馴染みの人達です。ギターはジョン・トロペイ、デヴィッド・スピノザ、ジェフ・ミロノフ、ベースがアンソニー・ジャクソン、ウィル・リー、マーカス・ミラー、ドラムにスティーブ・ガッド、アラン・シュワルツバーグ等、かなり豪華なメンバーですよね。アナログ盤で発売された時は、A面に「スター・ウォーズ」でB面が「OTHER GALACTIC FUNK」でした。CD購入時には同時にベスト盤を手に入れましたが、ベスト盤にはその後発売された「未知との遭遇のテーマ」「虹の彼方に」「オズの魔法使い」「スーパーマンのテーマ」「スタートレックのテーマ」「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」等が収録されており、最近はベスト盤を良く聴きます。このようにアメリカでは結構多くのアルバムを出していますが日本では発売されていません。また80年代には色々な曲をメドレーで繋げた「フックト・オン・何とか」シリーズがヒットしましたが、ミーコも1984年に「フックト・オン・インストルメンタル」というアルバムを出しています。私はミーコのアレンジしたこれらの曲を聴くと元気が出ます。その他のミーコのアルバムも聴きたいですね。

 

1. Star Wars(スター・ウォーズ)

2. Other Galactic Funk(アザー・ギャラクティック・ファンク)

3. Star Wars Theme/Cantina Band: Star Wars Theme / Cantina Band(スター・ウォーズのテーマ/酒場のバンド /7インチ・エディット)

4. Star Wars Theme(スターウォーズのテーマ)