※この記事は私個人に起こった事を書いています。

全ての人に当てはまる事例ではない事をご了承ください。

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肺気胸関連の記事は長くなるため、”前回の記事”のリンクのみ貼らせていただきます。

連続で読む場合はお手数ですが「肺気胸」のテーマを選択し、順番に読んでください。よろしくお願いします。

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からの続きです
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手術の説明

↑の記事で、先生から聞かされていた内容では約1時間の『胸腔鏡下ブラ切除術』という話だったけど、実際に行われた手術はそれとは大きく違う内容になってしまった。

 

まず、肺というのは大きく3つの層に分かれているのだそう。

私の場合、カメラを入れて見てみると3層に分かれているうちの1番上の層がもはやボロボロになっており、うすーーーく伸ばしたガラス細工のようにモロモロに壊れやすくなって、少しハサミの先で触ろうものなら周囲がパラパラと崩れ落ちてしまうほどに、状態が悪かったらしい。

先生曰く、『劣悪な空気環境の中でずーっと暮らしてきた70歳のおじいちゃんと全く同じ肺』だったそうだ。

(実際、先生は以前そういう環境の近くで勤めていたので、そのような状態のお年寄りの患者さんも何例か見て来たとおっしゃって居た)

 

そんな状態の肺をハサミで切るわけにもいかず、最悪な事に心臓にも癒着していたため、急遽『開胸手術』に変更する事に。

(もちろん手術の説明の時に、事前にそうなる可能性もある事は知らされており、納得して署名もしています)

 

右腕の下辺りを15センチ程切り開き、悪くなった肺の部分を先の手術説明で聞いていた 吸収性縫合補強材のPGAシートですべて覆い尽くし、血液製剤から作られたノリでしっかり固めるという手術を行う事になった。

 

所要時間は、当初の1時間の予定から大幅に増え、3時間半を超える大掛かりな手術になってしまった。

 

私の様に「肺の一番上の層だけが悪くなっている』という現象は、フィルターの付いた紙タバコを吸っている人に多くみられる現象で、(フィルターを通すことで軽い粒子だけが肺に入り、上部だけに影響を及ぼすため)

他のフィルターのない巻きたばこや葉巻、パイプ、また排気ガスを吸って肺が悪くなった人の場合は3層すべてがまんべんなく汚れているらしい。

 

本来、肺気胸というのは成長盛りの男性などが、「急な成長に肺が追い付けずに気泡が出来る」などの理由でかかる事も多く、何かのきっかけで割とよくできるものらしい。

でも、私の様に顕著に特徴が表れている症状だと、先生にもはっきりと

これはタバコのせいでしょう

と断言されてしまいました。

 

タバコの為に大金を出して、時間を無駄にして、その上この痛さを味わう羽目になったとは自業自得とはいえ、本当にバカな事したなあとベッドの上でひたすら凹んでしまった…。

 

しかも、恐ろしい事に右の肺がこういう状態なら

きっと左肺もボロボロに違いない…(ぎゃふん!!)

 

先生も「まあそういう可能性は高いでしょうねえ…」と言っていたのでいつ何時またこの苦しみがやってくるのかという恐怖を抱きながら生きていくしかなくなってしまった。

もし可能ならタバコを吸い始めたころの過去に戻って、自分をぶん殴ってでも吸うのを止めてやりたいところだけど、こうなってしまった以上はなるべくこれ以上肺を悪化させない事だけを心掛けていくしかない。

 

もう、もうほんっっっとーに言ってもどうしようもない事だけど

タバコなんて吸うんじゃなかった…_| ̄|○

 

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