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（９月８日 NIKKEI NET より）
相撲協会、８日に緊急理事会 大麻問題
日本相撲協会は8日、ロシア出身の幕内露鵬（28）＝大嶽部屋＝と十両白露山（26）＝北の湖部屋＝が抜き打ちの簡易尿検査と専門の検査機関で大麻の陽性反応を示したことを受け、東京・両国国技館で緊急の理事会と評議員会を開催する。7日には露鵬が「Ｂ検体」の精密検査を求めないことが明らかになった。
理事会では、白露山の師匠でもある北の湖理事長（元横綱）の責任問題や両力士、露鵬の師匠である大嶽親方（元関脇貴闘力）への処分も検討される見込み。北の湖理事長は検査方法などを不服として検査のやり直しを望んでいるが、進退について各理事からの追及を受けることは必至だ。
Ａ検体で陽性だった露鵬が予備のＢ検体の検査の権利を放棄することで、正規のドーピング検査の流れではこれで「陽性」が確定。しかし露鵬側の塩谷安男弁護士は7日、「手続きに問題がある中で、精密検査を繰り返しても意味がない」と話した。
（ここまで）
テレビで見ていると、つい辛口な視点に立ってしまうものです。相撲協会のホームページには「財団法人日本相撲協会は、公益法人として自らの寄附行為とその細則により運営されています」とあります。公益法人ですよ。税金だって優遇されているそうですよ。そのあたりを憎らしいほど強かった理事長はどう考えていらっしゃるのでしょうか。
さておき、あなたの会社で同じことが起きた場合を考えてみましょう。社員の一人が大麻所持で逮捕されたとします。どうも社内で大麻のやり取りがあったっぽいということになったとして、全社一斉の抜き打ち検査を実施しますか？
検査の結果、「クロ」と出た社員の処遇はどうしますか？ 解雇ですか？ 出勤停止ですか？ 解雇するのは検査結果が出た時点ですか？ 警察に逮捕されてから？ 送検されて裁判で有罪判決受けてから？
そもそも「抜き打ち検査」が会社の権限を越えた不当なものだと訴え出られたらどうしますか？ あるいは、どのような再発防止策をどのように練りますか？ あれこれ面倒くさいから見て見ぬフリをしちゃいそうではありませんか？
一緒に考えましょう。
（社長応援団 桑原和弘）
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