そぉま的 にのちゃんの“たいしたことない”告白 ③ | そぉまの脳内散歩道 ~にのあい時々ROCK~

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嵐の相葉さんとにのあいとROCKが大好き♡
そんなそぉま脳内をてちてちしては徒然なるままに、
アラシゴト以外も好きなように綴っている、
なぁーーーんの役にも立たないブログです(*´∀`*)/


17年前にかりたままだったベルトを返して。
「17年後ね!」って新たな約束を交わして。
それで終わりかと思ったら。。。。

話し始めましたよ。二宮さんが(・∀・)。



「なんで貸してくれたんだろ・・・」



 ↑ これ。

貸してもらった時の状況は覚えてるよね?
だってスパコンNINOだもん。
VS嵐王なんだもん。

本当に覚えてなかったとしたら、
「そもそもさー、なんで貸してもらったんだっけ?」
とか、ふつうに訊くよね。
当の相手が目の前にいるんだから。
17年も前のことだから細かいこと忘れちゃったよーー
みたいに、もっと明るいノリで。

なのに、「なんで貸してくれたんだろ」。
って、まるで独り言のようにつぶやくの。
相葉さんの方は見ずに。



ここで腐ったにのあい脳は妄想するわけです。

ほんとうは
「“相葉さん”は、あのときなんで
“あたし”に貸してくれたんだろう。」

ってことが訊きたかったんじゃないか?と。
答えてくれなくてもいいけど、ちょっと訊いてみたい気もする。
節目の年だし。つって。




にのちゃんの気持ちをなんとなく察した旦那。
探りながら答え始めるww


「いしょうかなんかでつかった?
ようなきがするよ、オレ。」




にのだっておぼえてるよね?ってトーン。



コンサートかなんだったか、、、
自分に合うサイズの衣装がなくて困ってたにのちゃん。
そしたら




「“いいよ、つかって。”つってね。」




ふたりで語るふたりの思い出。。。。
相葉さんの静かな、穏やかな声がさ、
なんか大切なものを扱うように優しくて(´;Д;`)







サイズの合わないブカブカのズボンを手にして困ってたら
相葉さんが貸してくれた。

“オレがはいてるズボンのベルト
つかっていいよ。”
って。」




でもたぶん、そういうときににのちゃんは、
「大勢いるJrの中で衣装の争奪にも負けちゃうような自分は
この世界で生き残っていくのは無理なんじゃないかな。」
とか、冷静に考えてそう。
で、それはそれでしょうがないよな。と思ってる。
さて。とりあえずこの状況をどうしたもんか、と考える。


一方の相葉さん。
これからステージに出て踊らなきゃいけないよー、ってときに
サイズの合わないブカブカのズボンしかなくてベルトもなくて。
「どうしよう・・・」って困っている人がいる、、、
自分のベルトを貸してあげよう。

相葉さんにとって、それはごく自然な行動だったんだと思う。
それがにのちゃんじゃなくても、
きっと同じように貸したんじゃないかと。




そしてそぉまは、
そのときのふたりを想像して勝手に感動したりしてみる(笑)。




☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*




履くまでもなく、明らかに自分の体には大きすぎるブカブカのズボン。
ベルトなしじゃ踊れそうにないどころか、ステージまで歩いていくのも難しそうだ。

さりげなく周りを見回してみる。

「ベルトか、、、なにかヒモみたいなもの、ないですか?」
近くを通りかかったスタッフにそう声をかけるのは簡単だけど、
忙しく走り回っている人の手を煩わせるのは気が引けた。
ほかのJrの子たちは自分の着替えに精一杯で、サイズの合わないズボンを手にして途方に暮れてる僕のことなんか気にも止めていない。
ちょっとだけ気に止めてくれた人は二人いたけど、
ふたりとも黙って視線をそらして離れていった。

みんな次々に着替えを終えてゆき、鏡を見ながら髪を整えていたり、
仲のいい子とわいわい言いながらテンションをあげようとしていたり。

片手で押さえたまま行くしかないかな?
でもそれじゃ飛んだり跳ねたりするのは無理だよな・・・。
端っこのほうでなんとなく動いてたら大丈夫か。
こんなにいっぱいいるんだし、
俺ひとりくらい動きが小さくたって誰も気にしないよな、きっと。

でも万が一、
ステージの上でズボンが下がっちゃうようなことがあったら・・・
それはそれで目立っていいか。
でも別に、俺のステージじゃないしなぁ。
先輩が、たくさんのスタッフが時間をかけて作ってきたステージ。
それを最大限に盛り上げるために呼ばれてるんだもんな。
自分のズボンが下がって盛り上がるならともかく、
台無しにするわけにはいかない。

ときおりまだ幼く甲高い嬌声が上がる、バタバタと落ち着かない楽屋。
何かベルトの代わりになるようなもの・・・彼の目は探し始める。

「これ、つかっていいよ。」

いきなり背後から声をかけられて、反射的に振り返る。
目の前に差し出された手に、まだ真新しいベルトが握られていた。
自分より背は高いけれど、
華奢な手足が衣装の中で泳いでるのが分かる。
視線を上げると、
これから華やかなステージに上がっていく人とは思えない
どこか朴訥とした雰囲気の、少し気の弱そうな笑顔。
身長の割に小さな顔を傾けながら彼は言う。

「オレがはいてるズボンのベルト。つかっていいよ。」

思いもかけない展開に驚いて何も言えずにいると、
彼はさらにベルトを近づけてくる。

「ほら、はやくきがえないとまにあわないよ!」

急かすような口調で言ってはいるが、
抑揚にしまりのない、なんというか・・・ダラダラと流れるような喋り方。
なんだか妙に安心した。

「あ、ありがとう。」

開演の時間が迫っている。
さらに慌ただしくなっていく場の雰囲気にも押され、
言われるままに着替えた。
まだ硬いベルトで、ブカブカのズボンを止める。
そのあいだ、彼はずっと僕の隣に立っていた。
着替え終わった僕は、
「これで大丈夫かな?」と、探るように彼の顔を見あげる。
彼は黙って僕のズボンをくいっと下にひっぱって
それ以上さがらないことを確認すると、にっこり笑った。

「これでだいじょうぶだね!いこ!」

邪気なく手を握って走り出す。
僕は彼の手に引っ張られるようにして走りながら、
自分の腰にまかれた新品のベルトに触れてみる。
そして10年後の僕らを想像した。
一瞬だけ。

大きな口を開けて、心から楽しそうに笑っている彼が見えた。
彼と一緒にいられるならいろんなこと全部が楽しくなるかもしれない。
そう思ったら、なんだか気持ちが楽になった。
だけどどこかがくすぐったく感じて、彼の背中に思わず声をかける。
わざと怒ったふうに。

「ちょっ・・・と、そんなに引っ張んないでよ!」
「えっ?なに?」

僕の声が聞こえたのかどうか。
彼は僕の手を引く力を弱めることなく笑顔で振り返る。
その笑顔を見て、僕はぼんやり思う。

この人の笑ったときの口、
ドラえもんの四次元ポケットみたいな形してんなぁ・・・

「走るの速すぎて転びそうだって言ったの!」

引っ張られるままに任せていた手をギュッと握りかえしてみると、
四次元ポケットがグンと大きくなった。
そしたらなぜか僕の足は、
ブカブカのズボンの中で100倍軽やかになった気がした。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*




この時からずっと変わらず、
「相葉さんは優しい人」
なんだろうな、にのちゃんの中では。


つって、
たかがベルト一本で際限なく広がる妄想ストーリー(*´▽`*)







その④ につづく。