黄斑前膜、黄斑円孔の手術体験談(4) | We shall overcome ! ~年金女子のふたり暮らし~

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コロナ禍の2020年夏に夫が悪性リンパ腫になりました
抗がん剤治療、放射線治療とがんばりましたが
2021年11月に永眠
私も2021年2月に乳がんがわかり、3月に手術しました
寂しくなった私の毎日を綴っています

私は約5年前に右眼の「黄斑前膜(黄斑上膜)」の手術を、今年2023年1月6日に左眼「黄斑円孔」の手術をしました。この病気、手術について知りたい人のために、私の体験を記録します。私自身の感想なので、個人差がありますことをお断りしておきます。

 

今回は5年前の右眼黄斑前膜手術のことを書きます。

 

2018年1月にかかりつけ眼科で右眼「黄斑前膜」の診断を受けました。その時の矯正視力は、0.5、ちなみに5年後に「黄斑円孔」で手術した左眼は矯正視力1.5でした。

 

大学病院に紹介していただき、3月末に手術しました。手術室に入ったのが11:30、出たのは13:00でした。術中はほとんど痛みは感じなかったのですが、終わり頃に縫っていたのか?チクチク、ちょっと痛いなと思いました。手術した右眼は眼帯されて、車椅子で病室に戻りました。

 

その時、今は亡き夫と娘が、個室だったのでそこで待っていてくれました。あの頃は夫も健康だったのにな。6泊入院している間に、2回ほど着替えを持ってきてくれました。思い出すと辛いです。夫には色々心配かけちゃったな。

 

退院後ですが、けっこう充血していて、あちこち視線を動かしたりすると痛くて、しばらく辛かったです。家事や仕事をすると目が疲れて、痛くなって・・・しばらくそんな状態でした。

 

術後10日目、シャンプーハットを使用してやっと洗髪しました。退院する前日、病院でシャンプーしてもらったのですが、そこから6日ぶりだったかな。おっかなびっくりの洗髪。

 

術後約2週間の初受診では、視力はまだ全然戻っていなかった。歪みも変わらず。先生が、「回復には1年とかの時間がかかります。」とおっしゃってたので心配はしてませんでした。

 

その頃のメモによると・・・車の運転、目をきょろきょろするので、すごく痛くなる。大根をおろす、これも力が入るのか、ものすごく痛くなる。ちょっとしたホコリとか固まった自分の目ヤニとかが眼に入ると激痛!涙ぼろぼろ、でした。

 

約2ヶ月ほど、眼を開ける閉じる時、ひきつれるような違和感あり。充血も残っていました。

 

新しい目に合った処方箋を書いてもらったのは術後5ヶ月後のことでした。この頃は少しは視力が出ていたのだと思いますが記録が残っていません。ゆがみは変化無しでした。

 

その後はかかりつけ眼科で定期的に検査してもらって、順調に回復。先日の視力検査では、矯正視力1.2でした。5年かけて、何とか細かい物も見えるようになりました。ゆがみも手術前よりずっと良くなっています。左眼に比べると、右眼のほうが物が大きく見えます。色味も少し違っています。しかし、手術前は暗くなっていた視界はすっかり晴れて、明るいですよ!

 

以上、「黄斑前膜」手術から5年経過した私の『結果』です。

 

(お借りしてきたハナミズキの写真です。咲き始めましたね。)