理系の連中は問題を
得点を取るために解くのでなく、好きなものを解く
という選択をよくしていた。
俺には全くその考えは無かった。
俺は勉強など苦痛95%、楽しさ5%で
成功するための手段でしかなかった。
1点でも高い得点を取る、その為の戦術で挑んでいた。
晴れて目標を達成した。
何百回にわたるトライアンドエラー。
順調にいったことは記憶にない。
いつも失敗して、そこから一つ一つ正解を覚えていった。
マシーンのように勉強して、成果を得た。
理系分野に進んだが、才能は無いことは分かっていた。
だから大学で真面目に勉強しようなど
はなから思っていない。
いかに効率よく単位を取得し、余った時間を有効に使うかを考えた。
大学での活動は、人並みだったけど
自分としては満足した成果が得られた。
いつもの合理的判断で
得点に繋がる部分は1点を貪欲に狙い
繋がらない部分はいかに手を抜くかを考えた。
その結果、上位10%レベルの好成績を収める。
おかげでゆとり研究室に配属できた。
サークルに入り、馬鹿みたいな盛り上がりを知る。
そして離れて、それが異常だったと知る。
ファッションを知り研究し、普通の大切さを知る。
バイトでコマの虚しさを知り、バイトでも頭を使う大切さを感じ、
音楽とエロ動画の探索で、ネットリテラシーを知り
旅行を初めて計画して、旅行の楽しさと日本の地理を知り
そして就活で、凡才が有能に見せる戦術を学んだ。
そして今、更に1つ上のステージで格闘している。
凡才が有能になるステージだ。