高校時代は数々の猛者がいた。
世界は広い。
俺は進学校に行って良かった。
俺は平凡だと知れた。
凡人には凡人の生き方がある。
エリートには真似できぬ
凡人の泥臭く、ズル賢く、隙間を狙う生き方もあるもんだ。
それを早くに知れたのが良かった。
高3で大いに挫折した。
努力した。俺は死に者狂いで努力した。
これ以上やったら頭が狂う。
でも周りも同じように努力して、俺の上を行く。
勝てなかった。
英語も数学も物理も、上の下だ。
これでMARCHクラスだ。
あの天才たちでさえ、早慶止まりだ。
俺は18にして悟った。
俺は勉学で勝負できる人間ではない。
理系はズル賢い奴が少ない。
総じて、良い人が多い。
俺はそっち方面で試してみた。
面白いほど上手くいくぞ。
そして実力はまともになく、俺は学科で
13番目くらいの成績を得た。
そして俺は名だたる企業に入った。
会社に入っても、やはりエリートばかりだ。
とうとう俺は落ちこぼれさ。
でも落ちこぼれにしかない優れた点もあるのさ。
まずプライドがない。
どんなに劣ってることを突き付けられても気にしないさ。
元々劣ってるのは自覚してるから。
次に手抜きができる。
過労大国日本で健全な生活を送るには、
頑張りすぎないことも大事さ。
評価なんて関係ねえ。クビにならずに
そこそこ良い給料もらってまんまが食えればいいのさ。
ダメな奴はハードルが低い。期待されてないから。
だからプレッシャーも小さいさ。
幸せな生活を送ってるのは
エリートよりも、ちょっと出来る落ちこぼれのような気もする。
組織はエリートだけじゃ上手くいかねえ。
エリートの優越感を満たしてあげるためにも
自分のような劣った人間が必要なのさ。
それで食わしてもらってるんだからWINWINだよ。
まぁもちろん、努力の姿勢を見せるのは大事やけどね。