こんにちはfrescoです。

今回は前回のオレンジ味の強いヘナ「ナチュラル」にある工程を施術して色味を変えてみます。ナチュラルが好みの方はそのままでも大丈夫です。

前回はこのような感じ。これに「インディゴ」と呼ばれる染料を塗布します。

比較のため右半分に塗布。「ナチュラル」より放置時間は半分の30分です。お客様に塗布する時は、「インディゴ」は刺激が少し強いので保護剤をつけます。

放置後の流した状態です。染色直後はオレンジ色が抑えられていますが、緑味が強いです。インディゴは2、3日にかけて酸化して褐色に変化していきます。

1日置いてお湯で流してドライ。写真だと分かりにくいかもしれませんが、少し色味が落ち着いてきています。

3日後。洗ってドライ。褐色に変化してきています。

インディゴは「ナンバンアイ」と呼ばれるヘナとは別物の植物から採れる染料です。空気に触れて酸化することで藍色に発色します。ヘナのオレンジ色にインディゴブルーを乗せることで褐色になります。髪の質感が変わるまで、色が染まるまでヘナが1時間、インディゴで30分時間がかかりますが、私はヘナ、インディゴのダブルカラーをおすすめします。髪のハリコシが気になる、年齢と共にアルカリカラーが合わなくなる、白髪が気になるけどアルカリカラーに抵抗がある…そのような方はヘナを試してみてはいかがでしょうか?市販でもヘナは購入でき、ご自身でも染めることは可能です。それでも良いと思いますが、仕上がりの髪のハリコシや艶感、色味はヘナを導入されているサロンで施術された方が本来の良さが体感できると思います。サロンに来店するまでの間は、気になる顔周りや分け目だけヘナをセルフでしていただければ良いかな、と思います。

こんにちはfrescoです。 


今回はヘナについて何回かに分けて記事を書いていきたいと思います。

いろいろなサロンがヘナを導入していると思いますが、サロンによって使用しているヘナのブランドは違います。frescoで使用している「ブライトンヘナ」は、インドのラジャスタン地方の契約農家で生産されたAAAグレードの葉のみを使用し、日本資本を取り入れて日本式の品質管理を徹底した信頼のおける製造メーカー製の高品質ヘナです。

ヘナ=カラーと思っている方がほとんどだと思います。間違ってはいませんが、過度の期待をすると「あれ?」と思うかもしれません。frescoではヘナを単なる「白髪染め」や「痛まないカラー」とは説明せずに、「髪質を良くしながら白髪を目立たなくさせていく」、「天然100%のトリートメントカラー」と説明しています。少し誤解をされている方がいると思いますので何回かに分けて実験をしていきます。

今回は白髪のウィッグに「ヘナ ナチュラル」を塗布していきます。



ほとんど白髪のマッシュルームにカットしたウィッグです。「ヘナ ナチュラル」を塗布します。

後ろの髪は染めずに残して、両サイドの髪に塗布します。塗布したら乾燥しないように(重要)ラップを被せ、1時間置きます。


1時間後、良くお湯で濯いで水気を取り、乾かした状態です。シャンプーはしません。

いかがでしょうか?ヘナの色味はオレンジです。この色味が好みであれば良いのですが、好みでない方にはオレンジ味を褐色にするために次回あることをします。

ではまた。

こんにちは。frescoです。前回の続きで今回は暖色系のカラーです。

色はペールロゼ

パステルオレンジ

ビビットレッド

色の名前は使用したカラー剤に表記してある名前です。

寒色に比べると暖色は存在感がありますね。ベースのトーンもあまり明るすぎないので色味によりますが、コントラストがはっきり出やすいと思います。寒色でも前回のライムグリーンは色がパキッと出ていましたが、暖色のペールロゼは淡い感じでそこまで目立たないです。今回のようなシンプルで動きが少ないグラボブなら、ベースを暗めにしてポイントで目立たせるなら暖色、クールな感じなら寒色系でしょうか。髪が動いた時にちょっと見えたカラーが立体的にも見えて良いと思います。