わり算はすべて分数にして分子と分母をそれぞれ素因数分解して、約分すればいいんです。
これで筆算は不要です。
しかしながら、前回の計算問題、例として難しすぎました。
156600÷725÷24×16
これをとりあげたのがまずかった。
いきなりこの問題はムリです。
1152÷24÷2×6でいきましょう。
分数にします。
(1152×6/24)÷2
前回との違い。
24÷2⇒24×2に変換しない。
÷2は最後に全体を割ります。
うわっ! まずい!
ここもつまずく子がいるはずです。
前回のやり方なら、
2304×6/24×2
です。
しかし、÷が×に変わる理由がわからない。
だから、やり方を変えました。
で、せっかくやり方を変えたのに、最後に2で全体を割る方法でも、前回のやり方と同じくらいの割合で混乱する子がいるでしょう。
なぜ、「2を最後に持っていったか?」が理解できない。
では、これならどうか?
2304×6÷2/24
⇒2304×6÷2/2×6×2
ここから約分すれば答えがでます。分子と分母に共通の6をそれぞれから消す。要するに6で約分する。
2304÷2/2×6
うわわわわっ!
これでも、絶対、ここでもつまずく子がいますよ。
6で約分はできるけど、÷2の2は約分できないです。
2304÷2/2×2⇒2304/2とすることはできないわけです。
これが理解できない。
「6が約分できるから、2も約分できるだろう」、「約分するできるのは割り算だっけ?」、「かけ算だっけ?」、とわけがわからなくなる。
ゆっくり考えればわかるでしょうが、テスト中にそんな時間はありません。
また、ごちゃごちょした計算の中だと途中でわけがわからなるでしょう。
どんな状況でも見た瞬間、直感的に判断できないと、ミスが生まれます。
なるほど。
だから、学校や塾では何も考えずに筆算しろというんですね。
筆算にはルールはひとつしかない。
作業手順を暗記できれば、自分が今、何をやっているかわからないまま答えを出せます。
だから、混乱しない。
たしかに、学校や塾で混乱する子がいると授業になりません。できない子が一定数いると、この子たちの指導に時間をめちゃくわれてしまう。
教える側にとっては非効率です。
全体としての学習効率がすごく悪くなる。
文科省は小学生全体に必要項目をスケジュール通り教えましたという言い訳することだけ目的だし、中学受験塾は商売なのでコストパフォーマスだけが重要です。
だから、機械的な筆算で教えていたんですね。
学校や塾にとって考えることは悪。思考は、排除すべきことなんです。
いやぁーー。
今、初めて気がつきました。
世紀の大発見に大感動です!
ごめんなさい!
話がどんどん脱線していきます。
わり算は分数で計算すると簡単にできるという話だったのに、分数にするとかえって難しくなるという話になってしまった。
真反対の結論です。
さて、どうしようかな? (以下、続く)
今日の雑談
「チ。」を読んでから、天文学の歴史や科学史にハマり、万有引力⇒微積⇒ロケット打ち上げ⇒宇宙ビジネスへと興味が広がりました。
そして、これらがそのまま小中学生の英才教育で使えることがわかりました。
関連の本、読みまくっています。前回は、微積の本をご紹介しました。
今回は天文物理の本です。
数式も出てきますが、評伝的な要素が強い。ガリレオ、ケプラー、ニュートンのお話です。数学がわからなくても大丈夫。「チ。」の背景がよくわかります。
オンライン学習会
オンライン学習会は水曜日20時と日曜日16時です。
北海道から沖縄まで全国各地の、あらあゆる塾に通う中学受験生がオンラインで集まって勉強します。海外からの参加者もいます。
年齢は3才児から小6まで。塾に通わない普通のお子さんも、全国トップクラスもいっしょに勉強します。だから、偏差値も40台から70台まで。α1もα1を目指しているお子さんもいっしょ勉強しています。
SAPIX(サピックス)も四谷大塚も日能研も、広島の家庭学習研究社に通うお子さんも多数います。最近は算数オリンピック参加者が増えています。
最近、ピグマリンを学習していたお子さんも急増中。リミッターを外したような猛スピードで学力をつけています。
誰でも参加可能。無料です。
……というと怪しまれるのですが、本当に無料です。
参加してみて、本当に1、2年が小数や円周率の計算をすざまじいスピードで解いているのを確認してください。
で、書いてあることがすべて事実だったら、ぜひ、プリントを購入してください。
……という話です(^^) お申し込み、お問い合わせはLINEから。幼稚園低学年の参加者も増えてきました。
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