白馬でシーズンを通したスキースクールを開始したのは1994年だったように思います。
ですから、もう25年がすぎました。
人生でいちばん長く定住したところになります。そして、たぶんこのまま居続けるところになるように感じ、またそう願っているところにもなりました。
これまでの25年という間、クリスマスの自宅には必ず雪がありました。
だからこそ、「やはり白馬は凄い」といつも感じてきました。
25才からスキーで生活するようになって、いったいどれほど雪不足に悩まされたことでしょう。
特にリステルのスキー場を建設した時は、数年に渡って雪不足に苦しめられ、人生でもっとも辛い時期となりました。
群馬県のスキー場でスクールをやっていた時も、しばしば雪不足に悩まされました。豪雪に苦しめられ、孤立したこともありましたが・・・・・・。
縁あって白馬に住むようになってから、特に白馬五竜のアルプス平でレッスンをするようになってから、今年まで雪不足で悩んだことはありませんでした。春先のイベントでは、たまに雪不足に泣きますが、シーズン初めから必ずレッスンができていました。
ところが、今シーズンは12月6日に開校して以来、毎日が綱渡りです。
「明日はどうなるのだろう?」と心配しながら、かろうじてここまでレッスンを続けてきました。
昨夜(12月22日の夜)、久しぶりの降雪があり、自宅の庭が少し白くなりました。
積雪量はまだまだで、明日のクリスマスイブまで庭の雪が持つかどうかは分かりませんが、とりあえずスキー場上部の状態は、ずいぶんと改善されたのではないでしょうか?
よく地球温暖化と雪の関係が言われます。
しかし記憶では、1980年代の方が、ずっと雪不足だったように振り返ります。
よくお客様に話すように、スキー場やスキーインストラクターは究極の「水商売」です。たとえ十二分の降雪機を備えても、気温が下がらなければ雪は造れません。たとえアイスクラッシャーを備えても、気温が高ければ採算ペースに乗せることはできません。
昨シーズンの白馬五竜では、雪は降らなかったけれど、気温が下がりました。そこでスキー場の下部からオープンするという異例のスタートを切りました。
今年は降雪も少なく、気温も高いというダブルパンチです。
しかし貴重な雪を、スキー場スタッフのみなさまが人力で運び、貼り付け、ならしてくださっています。
ほんとうにありがとうございます。
わたしも過去、たくさんの雪付け作業の経験があるため、その大変さが身に染みて分かっています。
みなさまのおかげで、これまで例年通りにレッスンをさせていただいております。
この場を借りまして、心からの感謝を伝えさせてください。
「ありがとうございますm(_ _)m」
そうしたスキー場のみなさまの努力があり、レッスンは支障なくできています。
年末年始のキャンプも、すべて予定通りおこないます。
ご興味のあるスキーヤーのみなさま、まだお申込みいただけますので、ぜひご参加下さい。
雪不足の年は1980年代の方が多かったけれど、異常気象という意味では、やはり年々被害が増しているのではないでしょうか。
温帯にあるはずの日本が、あたかも亜熱帯になったかのような豪雨も増えているように感じます。
ビジネス化された地球温暖化ではなく、真実の地球温暖化や気候変動について、もう少し情報が欲しいと感じるのは、わたしだけではないでしょう。
地球と人類、そして動植物たちの未来が、少しでも良くなりますように・・・・・・。
心から祈っております。
早く雪が降りますように。
良きクリスマスを・・・・・・。
Merry Christmas to you all!
