とても興味深い記事です。
蝶々夫人と二の腕
いっけんまったく関係のない指揮という芸術行為と水泳というスポーツの間にこれだけの接点や共通点を見つけられるのです。
同じスポーツと呼ばれる種目間や水泳の四泳法の間なら、いったいどれだけの共通点が見つけられるのでしょう?
近頃、二年ぶりに・・・・・・難病のため・・・・・・トランポリンを飛びました。
まだまだ本調子には戻っていませんが、大きな発見がありました。それは 「トランポリンほど体幹が大切なスポーツもなかなか見つからないだろう」 ということです。
ストレートに飛ぶだけで、少しでも高く飛びたいなら、強靱な体幹の筋力や支えが大切になります。
体幹が緩むと、即ジャンプが乱れます。
正しいレイアウト(伸び型)姿勢を作りたいなら、相当な体幹力が必要になります。四肢の筋力に比して、体幹に大きな負担が掛かってきます。
二年ぶりのトランポリンで・・・・・・まだダブルツイストくらいしか掛けていませんが・・・・・・こうした体幹の大切さを強烈に感じることができました。
いっぽう水泳で体幹の意識を持つのは、なかなか難しいことです。
理由の一つは水に浮いていること。水に浮き、負荷がかからないため、体幹そのものを意識しづらいのです。
もうひとつは、即ジャンプの乱れという現実に現れるトランポリンと異なり、具体的変化を泳者が感じづらいためです。
しかし、水泳も体幹が非常に重要なスポーツです。
じつは体幹の乱れや折れは、即 『減速』 というタイムロスにつながります。
水泳は水という空気の七百倍くらい抵抗のある物質のなかでおこなわれますから、少しの姿勢変化が、大きな抵抗につながってしまうのです。
水という特殊な性質のため、水泳には陸上スポーツと大きく異なる特色があります。
それは太ることのマイナスが 「脂肪がついて重くなる」 ことではなく、「体が太くなって抵抗が増してしまう」 ことだからです。
四泳法ともに体幹の意識には共通点があります。それは泳いでいるなかで、「どのようにして最善のストリームラインを維持するのか」 ということです。
このストリームラインに大きく絡んでくるのが、クロールと背泳ならローテーションと呼ばれる体軸の回転となります。平泳ぎとバタフライなら、ウエーヴィングと呼ばれるうねり動作となります。
つまり、ローテーションとウエーヴィングの意識を深め、より繊細なコントロールを可能にすることで、より速い泳ぎに変えることができるのです。
また、どの種目も推進力を得るために、手のかきと下半身のキックがありますから、それらの共通点を学ぶことも大切ですね。

こうした四泳法の共通点を、七月十三日の水泳クリニックで練習させていただきます。
四泳法の共通項を学ぶ