休み感 | freestyle-issyのブログ

freestyle-issyのブログ

なんてことない日々のなんてことないあれこれ

夏休みを覚えているだろうか。小学生の夏休み。

僕は低学年の頃の夏休みは、ほとんど覚えてない。そして、高学年の休みといえば、サッカーに明け暮れて、宿題は全く計画通りに進まず、お盆まではまだまだ余裕と思っているが、お盆が明けるといよいよ焦り出して、近くの何の変哲も無い田んぼと山と川が見える場所で写生をして、意味があるのか無いのか分からない本読みカードなどのノルマをひたすらこなしていた。

当時、特に興味のなかった甲子園の試合がテレビで流れていて、お昼ご飯は週に3日のペースで素麺。特に早起きをするでもなく、遅く起きるでもなく、なんとなくではあるが、楽しい夏休み。

楽しみのイベントと言えば、お盆に親戚の子どもたちが集まって、ゲームをしたり焼肉を食べたりすることと、祖父母の家を訪ねておもちゃを買ってもらうこと。それ以外は、サッカーか、素麺の毎日。

中学の休みは、部活と夏祭り。宿題はそこそこに興味があるのは、恋とスポーツ。というより完全に恋優勢の夏休み。この頃は、もはや甲子園など全く見ずに、お昼過ぎからやっているドラマの再放送を熱心に見ていた。

高校の休みも、中学とほぼ同じ。恋優勢の休み。そして、原チャリを手に入れた僕は、特に目的もなく、思いつきで岡山へ、明石へ、1人であちこち行くようになっていた。

大学の夏休み。
もう覚えてないくらいたくさんの事をした。大学生活そのものが人生の夏休みと言われるほどである。行動範囲も広がり友達も増えて、彼女もできた。青春を謳歌するとはこのことであると、なんの疑いもなく過ごした。正直、楽しい思い出しかない。


そして、現在。
定職につき、仕事を始めた人間にとって、夏休みとは、4、5日が精一杯のお盆休み。ほとんどの人がそうだと思う。事実僕もサラリーマンをしていた時は、夏休みの存在なんて忘れていたし、さて、今日は何をしようかな。なんて思う暇もなく、予定いっぱいの盆休みが終わって、またいそいそと働き出してた。

しかしながら今僕は、その休み感を感じている。すごく良い具合に。時間があると、したいことも増えるし、やりたいと思ってたこともできる。
高校生くらいまでは、時間の余裕とか、心の余裕みたいなことは考えたことも無かったけど、仕事を始めて、2年ほど経った時に、心の余裕が時間の余裕を作るし、時間の余裕が心の余裕を作るってこともよく分かった。

せっかくの休み感。大事にしようと思う。


硫黄とナトリウムとカルシウムの匂いで充満した浴室。狭い脱衣所。レトロとぼろぼろの境目をいくような外観。

そんなわけで僕は今
せっかくの休みを使って
すごく田舎の温泉に来ています。

(これが言いたいがためだけに、随分な駄文を書いてしまった。)
{825D1F33-1A1C-4F72-8149-9C0A779B36D7}