たっくのブログ -68ページ目

影響

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今年に入ってから、なんだかんだと本を読んでいる。
歩き人ふみさんの徒歩世界旅行2は面白かったなぁ。
ニュージーランドとオーストラリアを徒歩で横断している話なのだが、ちょうどこの時のふみさんの年齢と私の今の年齢が一緒だった。
 
 
歩きながら自分自身と葛藤している様子は読み応えがある。
普段、私も散歩などで歩いていると色々と考えていることがある。
黙って座っているよりも、歩いている方が頭の動きが活発になるような気がする。
悩むというより考えるという感じだ。
 
 
ふみさんはそれを何千キロも歩いているのだから、相当考えたのではないかと思う。
結果、ふみさんは歩き続けるという道を選んだ。
それは今も続いている。
 
 
歩き人ふみさんのブログ
 
 
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最近読んだ本の中で特に面白かったのが三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」「舟を編む」である。
 
「神去なあなあ日常」は三重県の林業を舞台にしていて、この本は映画にもなっている。映画は「ウッジョブ」という題名に変わっているが、内容はこの本と一緒で、撮影場所は三重県津市にある美杉というところだ。
 
 
私が三重県に来たばかりの時、知り合いの紹介で美杉の町を案内してもらったことがある。その時すでに映画の撮影が終わっていて、公開間近という感じだった。
美杉町役場の人たちは映画の聖地巡礼者たちを待っているが如く、町をあげて色々な準備をしていたのを思い出す。
 
 
私はこの頃、本のこと映画のことも全く知らなかったのだが、役場の人に案内された美杉町はとても綺麗な所でまさに神がかっている場所だったという記憶が残っている。
 
 
本を読むと、また行きたいなぁと思った。
 
 
そして「舟を編む」も面白かった。
私は影響されて辞書を買ってしまったくらいだ。
言葉の面白さがうまく書かれていて読むごとにどんどん引き込まれて行った。
 
 
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改めて辞書を読むと、これまた面白いものである。
辞書によって表現が違っていたり、得意不得意があるのも、今回初めてわかったことだった。
 
 
最近私はテレビなどで気になったワードをメモに残し、それを辞書で調べてみるというまさに「舟を編む」に影響された行動をしているのだが、今回買った「新明解」に載っていない言葉が世の中にはたくさんあることがわかった。
 
 
そうなってくると載っているような辞書を探したくなる。
もしかすると我が家はこれから辞書だらけになるのではないかと思ってしまった。
このご時世、インターネットで調べればほとんどわかるというのに、この辞書の洗練された紙質とめくるという行為がなんだか好きだということになってしまい、これもまた私が影響されているのだろうと思う。
 
 
まあ私は、影響されるというのはとても面白いことだと思っているで、問題はない。
影響されている時のワクワク感が好きなので、どんどん色々なものに出会って影響されていこうと思う今日この頃であった。