料理の記憶 22 「焼鳥編」 登場人物
この「焼鳥編」には多くの人物が登場する。
最初に配属された一の店には先輩となる方々が沢山いるが、すでに退職されている方も多い。
もちろん実名の表記は避ける。
避けるが、私自身が書くときにわかりやすくするため、ある程度の表現になることは予め承諾してもらいたい。
全てノンフィクションであるため、今更ながらぶっちゃける話も登場するだろう。
まぁ私も退職してから十数年経過している。色々とご迷惑をおかけした部分においては今のうちにごめんなさい。って言っておこうかな。
ごめんなさい
では、一の店登場人物を紹介する。
まずは面接のときから登場したあーあーと奇声を発する人物「ツチテン」さんである。
この人は一の店の店長であり、私を焼き鳥の世界へ導いてくれた大切な上司である。
ツチテンさんは接客サービスに優れていて、焼鳥屋のイメージを大きく覆した立役者でもある。会社の中でも評価が高く私が入社して数か月後にはマネージャーに昇進する。
よって実際一緒に働いた期間は短い。正直言って短くて良かった。
というのも私はどうもこのツチテンさんが苦手だったのだ。
多分ツチテンさんも私のことを好きじゃなかったと思うが、それでも採用していただいたのだから感謝としか言いようがない。
そして「ガミ」さんや「タックハーシー」さんなども登場する。
この二人も当時は主任という立場であり、店長のサポート役をこなしていた。
仕事の面でいえば当時の私にとってはスーパーマンに見えたほどテキパキと仕事をしていたのを覚えている。
さらに「ヤマ」さん「オカ」さん「サイ」さんなども登場する。
3人のうち2人は退職しているが、若い世代の筆頭役として大変な焼き場を担当していた。
そして忘れてはいけないのが「テーラー」さんである。
一の店では一緒に働いた期間が短いが、後々大変お世話になるため、焼鳥編にはなくてはならない存在である。
最後に「ドイ」ちゃんを登場させようと思う。
私の同期となり、一の店では愚痴も笑いも共感できた。大切な存在である。
まとめてみると
店長。のちのマネージャー「ツチテン」さん
主任。兄貴分的な存在「ガミ」さん
主任。一の店を支えた「タックハーシー」さん
元プロボクサー「オカ」さん
軍隊のような挨拶をする「サイ」さん
はだける制服は直さない「ヤマ」さん
一番お世話になった人「テーラー」さん
同期「ドイ」ちゃん
と、こんな感じである。
私が入社した時のメンバーであるが、後に各々転勤、転職などでバラバラになる。
さらに当時で数店舗のチェーン展開をしていた為、私自身も各店へのヘルプサポートや新店オープンのため転勤などがある。そこではさらに大きな出会いであったり、価値観をぶっ壊されたり、と色々なことが起きた場所であった。
その話はまだまだ先の話として。
次回はいよいよ焼き鳥を焼き始める話をしよう。
最初は大変であったがこの楽しさを教えてくれた関係者皆様には感謝したいと思う。
つづく